山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌75-vol.4(倉田記)

2020-03-21 23:59:59 | 練習日誌
 花さそふ 嵐の庭の 雪ならでふりゆくものは わが身なりけり(西園寺公經)

 それにしても風が強い日が続いています。春一番?なのか?嫌なことも吹き飛ばしてくれれば良いのに。

 さて、 第75回定期演奏会に向けてのリハーサル日です。

 施設が使用不可のため本日も茂木邸で。

 今回プログラムの最初〜・W.A.モーツァルト 6つの前奏曲(序奏)とフーガ K.404aより第4番 ヘ長調は、J.S.バッハの音楽からの編曲作品です。W.A.モーツァルトの作品かどうかは分からなくて、所謂偽作扱いなのですが、作品自体はとても素晴らしいものです。私達プロオーケストラの団員だとJ.S.バッハの作品は素晴らしい事は理解していても(なんて言ったって音楽の父ですもの)、演奏する機会が多いわけではありません。個人的にヴァイオリンやチェロの無伴奏作品・ソナタは練習したり、リサイタルにかけたりする事はあれど、合唱曲(宗教曲)以外は、編成の問題もあり、演奏頻度が高いとは言えないのです。それを専門的に行う団体もありますが、一般オーケストラでは行わない(行えない)のが現状です。ブランデンブルク協奏曲や管弦組曲も数年に1回程度でしょう。

 このW.A.モーツァルトの編曲作品は、その欲求を満たしてくれる素晴らしい作品です。特にフーガの技法もそうですが、弦楽器だけのアンサンブルでJ.S.バッハの作品を味わえるのです。

 短いですが、何度演奏しても好きにしかなれない、なんとも言えない魅力に満ちた作品なのです。

 他に、清瀬保二の弦楽三重奏曲も練習しました。上手くいかないところは個人的なハードルをクリア出来ていない場合も多々あるので、帰宅後しばらく考えながら宿題をこなしました。曲はだいぶ理解がすすんできましたので、後はひたすら演奏の幅を拡げて自分の物にするだけ。奮闘中。

 (追記)ちなみに本日3/21は、J.S.バッハの335回目の誕生日。

 次回へつづく。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま38箇所
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広報おおえ(令和2年2月号)

2020-03-14 23:59:59 | Topics
 大江町の中央公民館「ぷくらす」にて行われた、2020年2月2日(日)の演奏会の模様が、広報おおえ(令和2年2月号)で記事になりました。

 改めて感謝申し上げます。

 来年度は、より楽しい演奏会になるように精進して行きます。
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山形Q 練習日誌75-vol.3(倉田記)

2020-03-10 23:59:59 | 練習日誌
 世の中、望まれない自粛ブーム。

 私達の仕事でいえば、イベント不可のお達しのために大型連休中。今は大変な時期だから我慢しなさい!我慢はしているんですよ、でもそれには限界もあります。

 普段リハーサルで使用させていただいている施設も閉鎖中。

 リハーサルを飛ばすことも考えましたが、茂木氏のご厚意で茂木宅で行うことに。家を購入されてから、初めての訪問でしたが、想像していたより良い環境で、良い家庭を気づいているようです。プライベートなことは、あまり書かないでおきましょう。

 さて、W.A.モーツァルトの前奏曲とフーガから・・・・。J.S.バッハの作品から引用した曲なのですが、オルガンをイメージしているために、ダイナミクスの変化に乏しいのです。折角、弦楽三重奏編成で演奏しているので、多少の起伏が欲しいところ・・・。今後の検討課題に。

 そして、清瀬保二の弦楽三重奏曲は、前回の初合わせの時より少しずつ踏み込みはじめ、設定テンポやら、アーティキュレーションの話など少しだけ話し合って、後はひたすら通すのみ。まだまだ道半ばです。

 (写真)は、茂木氏の庭に積み上がっていた薪。一本ずつは色々な個性がありながら、上手く全体として積み上がっています。こういう音楽をメンバーと演奏するのが、目標です。

 次回につづく。
 
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま34箇所
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2019/20年度年度の演奏会全て終わりました。

2020-03-03 23:59:59 | 演奏活動
 今年度の山形Qの演奏会は、全て終わりました。

 今月末に依頼されていた仕事が、新型コロナの影響でキャンセルになりました。今の状況では、今年度に演奏する機会は無いと判断したのでこの記事を書いています。やっていた編曲作業も不要になりました。おそらくリハーサルは何回か出来ると思いますが、それも貸し出してくれる会場次第・・・・。いやはや。

 今年度の一番大きい話題としては、メンバーが一人抜けて、今まで弦楽四重奏曲中心で活動をしてきたものを、3人で活動した事です。定期演奏会や大きい依頼演奏会等は、山形響の小松崎恭子女史、川上一道氏、三崎屋義知氏、柴田祐太氏、田中知子女史、そしてピアニストの小林路子女史の助けを借りて、行うことが出来ました。

 3人だけで弦楽三重奏曲だけを演奏するというのも地味さがさらに地味押しになってしまうので(弦楽三重奏曲で有名な曲は少ないです)、今まで演奏したくともなかなか出来ない曲を選曲して挑戦してきました。

 弦楽四重奏から弦楽三重奏になるのは、ヴァイリンが一人少なくなるだけではなく、一人一人の役割が大きく変わるようです。ただ響を多くしてというだけでは無く、足りない和音・動きを3人で1.5人分位、常に演奏しているようなイメージでしょうか?休みは弦楽四重奏曲より極端に少ないのです。まだやり始めて1年足らずですから20年近くやってきた弦楽四重奏の感覚とずれるのは当たり前ですね。新しい世界を見せてもらっています。

 20年目を迎えている来年度は、既に定期演奏会などは、共演してもらうゲストは決定していて、プログラミングも少しずつ考えています。その他、紺野陽吉の弦楽二重奏曲(依頼演奏曲)は別にして、初めて団として弦楽二重奏曲にもチャレンジして行きます。休んでいる人は、ただの休みでは無くてアドバイザーとしての役割も大きいかもしれません。折角の機会!レヴェルアップにつなげないと。

 早く、新型〜終息すると良いですね。

 来年度に向けて、この大型連休を無駄にしないようにして行きたいと思います。

 また是非会場へいらしてください。

 応援よろしくお願いします!!
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