山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌83-vol.4(茂木記)

2022-03-31 23:40:18 | 練習日誌

 今回のリハーサルは、都合により多々無理をお願い致しまして、午前中から行ってもらいました。

 雪山が消えそうだったからできるだけ早い時間帯に・・・・、ではなく、練習後に私が妻の実家まで日帰りで娘を迎えに行くため。

 往復400キロ超、春休みの家族サービスでした。

 というわけで、普段より短い時間設定のなか、駆け足で打ち合わせ。

 作品の読み込みはほぼ完了して、三人による解釈もそれぞれの好みがはっきりと現れてきました。

 意見が自然と集合してきたところあり、平行線から乖離に向かいそうなところあり。

 次のリハーサルまでの数日、オーケストラ公演もない休みになりますので、その間に各自作戦タイムとなります。

 こうした休息の後にはだいたい折衷案がまとまり始めるので、大切な時間です。

 4月にはドヴィエンヌのゲストの上野さんが参加されてのリハーサルも始まりますし、さらなる変化が楽しみなところです。

 しっかり楽しんで行けるように、十分な準備を目指します。

 雪山も急速に消えつつあり、次の練習の時にはすっかり無くなる事でしょう。

 コミセンの事務局長さんが頑張ってツルハシでほぐし、アスファルトに広げておられましたので(笑)

 さぁ、仕上げましょう!!

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま14箇所

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山形Q 練習日誌83-vol.3(茂木記)

2022-03-21 21:17:49 | 練習日誌

 晩年にかけてのモーツァルトは、借金を繰り返し困窮を深めてゆきながら、三つの偉大な交響曲をはじめオペラや室内楽にも多くの名作を遺してました。

 返すあてのない借金を繰り返したわけですが、借りる事に必死になるなか、自身の作品を貸主へ贈った事もあったそうです。

 今回演奏する弦楽三重奏のためのディヴェルティメント変ホ長調K.563は、モーツァルトがフリーメイスンの盟友にして裕福な商人だったミヒャエル・プフベルクへ贈った作品。

 モーツァルトはプフベルクから多額の借金をしており、しかし返済が行われた形跡は見当たらないという。。

 作品は、さらなる支援を得るために贈ったのか、純粋にお礼の気持ちだったのか。

 その音色は、生活苦は全て現世に捨て置いて、音楽は闇も汚れも知らない別の世界で創造していたかのよう。

 音を出すたびに心が洗われます。

 本日のリハーサルも良い時間を過ごしました。

 コミセンの雪が解ける勢いと花粉のムズムズに春の訪れを感じます。

 今のうちにもうひと頑張り、しっかり譜面を読み込んで仕上げてまいります。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま5箇所

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2021/22年度 演奏会全て終わりました。

2022-03-20 23:59:59 | 演奏活動

 今年度の山形弦楽四重奏団の演奏会の予定全てが終了しました。

 今月、あと数回リハーサルが残っているのみです。

 今年度で、メンバー3人になって丸3年になりました。弦楽三重奏曲や他の楽器(特に木管楽器)を入れての四重奏曲など有名な曲は殆ど演奏してしまいました。

 弦楽三重奏曲は、作曲家の方でも弦楽四重奏曲とは違いよりソリスティックな方向で作曲されるか、ヴァイオリンの旋律に対して、後伴奏みたいな形で作曲されるので、弦楽四重奏曲のようなアンサンブルとは少し違う感覚が、3年経ってより理解が進みました。一概には言えませんが、弦楽四重奏という形式の方が演奏している方も聴いている方もやはり楽しいという事です。

 いつになるかわかりませんが、再び4人での活動に戻れるようにと考えています。

 今年度もコロナ禍での活動となりました。

 マニアックな選曲にも関わらず、いつも会場に来ていただいているお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。

 あっ今度の第83回で演奏するW.A.モーツァルトのデヴェルティメントは別格です。弦楽三重奏曲の中でも最高傑作と言って過言ではございません。是非!4/23は文飛翔館議場ホールへ。

 来年度もよろしくお願いします!

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山形Q 練習日誌83-vol.2(茂木記)

2022-03-17 22:42:32 | 練習日誌

 「ドレミのうた」の日本語歌詞で、♪「ド」は「ドーナツ」の「ド」♪(ド-レミ-ドミ-ド-ミ)と歌詞が「ド」なのに「ミ」の音を歌うのが大変気になる、と知り合いが申しておりました。

 ♪「ド」は「ドーナツ」の「実」♪でもあるということで。

 我が家のPCにおいて「ド」は「ドヴィエンヌ」の「ド」。

 ずいぶん入力が楽になりました。

 急に文字変換の話で申し訳ないです。

 というわけで本日はいよいよドヴィエンヌのファゴット四重奏曲を弦の三人だけで分奏。

 ファゴットの上野さんをお迎えする前に、弦楽器の都合をすり合わせておきました。(主に弓のこと)

 モーツァルトと同時期、今まであまり触れたことのないフランス古典派の作品は、素朴ながらとてもエレガントな音色がします。

 しかし今日のリハーサルで、楽譜を手直しする必要のある箇所が多々存在することが判明したので、各自持ち帰りの宿題となりました。

 残りの時間はモーツァルトのディヴェルティメントを各楽章何回かずつ音を出し、身体と耳に作品を染み込ませました。

 コミセンの駐車場の雪が解けきるまでに仕上げるぞ、と意気込んでみましたが、結構な勢いで減っています。。。

 のんびりしている暇は無し。

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山形Q 練習日誌83-vol.1(茂木記)

2022-03-14 22:51:47 | 練習日誌

 長い個人練習期間を終え、本日、山形Q再起動致しました。

 今月は弦楽器の三人による調整を優先し、いつもの様にコミセンへ集合。

 とりあえず、まずは、モーツァルトのディヴェルティメントから。

 意欲的に濃密な内容のうえ長大で、とても手強い。

 しかし、昨日までの大所帯でのマーラーとは真逆の三人でのモーツァルトは、神経を強力にほぐしてくれる上等なリラックスの時間にもなります。

 作品の心地よさと難しさの間に漂いながらそれぞれの楽章を何回かずつ演奏するうちに予定の時間を使いきり、本日のリハーサルは終了。

 次回からはドヴィエンヌも調整してゆきます。

 ところで、このドヴィエンヌさんの名前をキーボードで打ち込むのが苦手です。

 何回「n」を押したのかよくわからなくなり、「ドヴィエヌ」や「ドヴィエンウ」や「どゔぃえんんn」になります。

 単語登録をして「ど」だけで変換される様に調教することにします。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま3箇所

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