山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習52-Vol.5(倉田記)

2014-06-22 23:59:59 | 練習日誌
 前回の練習のお返しとばかり・・・・・
「今井さん、ここはスコアを読み込むとアクセントではなくて、このフレーズ全体がrin fじゃないですかね?」

「あら?それはどういう根拠からかしら・・・??」

「1stVnの同じようなところにrin fが存在するのだから、2nd Vnのここはアクセントだとおかしいじゃない?チェロだってその方が音楽的に付き合って上げられるし・・・・」

 なんて、今日も茂木&今井劇場は展開されるのでした。(半分冗談)

 クァルテットを長くやればやるほど、自分の譜面に責任を持つことは勿論、他のメンバーの譜面もスコア等から頭に入れて、細部まで知っておくことに損がないことを理解してきます。(言葉では理解してても、実践できるかは別の話)初歩の段階ではまず自分の譜面を熟知するところから始まるのですが、この14年もやってきたクァルテット活動の上では、他メンバーの譜面や演奏傾向、その場の表現したい方向を瞬時に想像、理解などやることが多くなります。ただ音が並んで、ぴたっと縦の線が合うだけではお互いに満足度が低く、良い演奏になる感じが最近はしません。

 長く続けてきたからこそ、踏み込み始めた感覚なのかもしれません。

 さて、本日は、F.メンデルスゾーンのOp.44-1の第4楽章から。弾き飛ばせば数分で終わるこの楽章に命を吹き込むのに時間を要しました。そして、アンコールの練習とF.J.ハイドン Op.33-6の練習。W.A.モーツァルトのハイドン・セットのように自分達の近いところで音楽がまだなりません。未だ他人行儀を崩さないOp.33-6。解消すべく何度も通して体に染みこませるところまでで練習終了。

 次回は、紺野陽吉 弦楽二重奏曲から練習して、F.メンデルスゾーンを第1楽章から。

~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
 ただいま6箇所及び山形市内公民館



 

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