夏休みラスト

自宅からお寺、お寺からスタミナ太郎の経路を二人でバス冒険。無事に終了して午後２時に道場に着いた。きょうは宮崎の大塚道場で子ども将棋大会（新設）が行われているので、三股道場は大人ばかり。大会は４０名くらい子どもたちが集まり、駒落ち戦の熱戦模様なんだそうだ。明日から学校で、何の準備もしていないが、TABOは大丈夫なんだろうか。間際に「そういえば○○を忘れていた」なんてことがないだろうね？　食べた帰りに寄った田中書店で、森先生の詰将棋の本が平積みでどんとおいてあった。初級から初段までで、何手で詰むかわからない本で、買おうとしたら「おかあさん、もううちにあるから」とEMI。平積みになってる将棋の本を見たのは、将棋世界が瀬川さんがプロになったときの号以来だ。珍しい。

プチ冒険

きょうは年１回の法事。お寺に家族で行かなくては。でもうちは全員車に乗れない。定員オーバーなのだ。それで夏休み最後のイベントとして、TABOとEMIはバスで行くことになった。TABOはきょうまでのフリーパス券がある。地図と時刻表と方位磁石を持って、さて無事に到着できるだろうか。午後から道場に行く予定。

夏休み最後の子どの教室と就職試験

きょうは２０人強の子どもたちが集まった。棋譜並べと同時に、先生とひとりひとり面談があり、９月の昇級試験の内容をそれぞれ決めた。それから有段者対級位者の早指し（駒落ち）、その後級位と段位に分かれて対局。新しい子も来て、活気がある。新しい子といえばきのううちに電話があり、３年前に教えた生徒が「来月就職試験があるので、作文をみてほしいんです」とのこと。さっそくきょう朝８時前からやってきた。試験でうちを思い出してくれるとはうれしい限り。びっちり４時間勉強して帰っていった。

福島聖天通りのカツとソテーとださん

※ちなみにこれは６００円のサラダ（ホテル阪神１階）

２日目の夕方、福島駅から徒歩数分の銭湯「延命湯」に行く予定だったので、カメラは湯気でだめになるかな、と持っていかなかった。銭湯に行く前に「おなかがすいた」とTABO。それで聖天通商店街を歩いていて見つけた。

カツとソテー　とだ


このHPの右一番下の「黄金ささみ焼き定食」６５０円を食べた。雨あがり決死隊の宮迫さんがよく通っていた店なんだそうだ。注文してからていねいに作り始めたので、満席だったらどんなことになるんだろう、と思ったりした。１粒残さず全部食べた！

延命湯はこんなところ。
延命湯

ルポなこんな感じ。
http://obc.em-lab.jp/blog/kayou/?p=389

文献を探していてわかった。この銭湯、とにかく全部が曲線なんだ。浴槽も洗い場もなぜか曲線。だから不思議な感じがしたのか・・。東京時代銭湯だったので、大田区の銭湯めぐりをした私も初体験の構造だった。大阪の銭湯には富士山がない。壁画がない。そして、ここだけかもしれないけど、TABOに「あがるよ」と声をかけようと男湯方向を見たら、上に隙間がない。しっかり壁。東京の銭湯は、男女の壁の上はあいていて、声が通るようになっているから、いつも夫に「上がるよ」と叫んでから出たんだけど・・。というわけで、TABOには声かけずに出た。番台のところから男湯をのぞいたら、TABOは椅子に座って首にタオルかけて新聞読んでた。男の方には新聞があるんだ。女湯はベビーベッド、だった。

きょうの指しかけ

※　きょうのうちの生徒の指しかけ

最終手は６６角。その前が６３金。竜を取りたい気持ちが先に立ち、金が自分の歩の前にきたのに気付かなかった。帰りがけで中３たちも見ていて、思わず「おいおい」と口走る。指していた小５（先手）と中１の女子（後手）が帰ったあとで、次にどう指すか「たぶん気づいたらあの子は竜逃げそうだけど、この際角で王手、もしくは金で歩をとって・・」という話に落ち着く。この二人、ちょっと目を離すと２歩どころか３歩くらいつながって並ぶ。逃げたいときはおかまいなく逃げるので、桂馬がななめ１つ前に動いてたりして、審判が大変。しかし楽しい。

一日道場で過ごす

※　ホテル阪神からの景色　将棋会館が見えた　右のくりぬかれたみたいなビルがすごい。

きょうは小林のI四段が朝から道場入りだったので、うちもおにぎりを自分たちで握って朝から夕方まで道場だった。帰ってからEMIはYOUの文化祭の小物作りをチョコで手伝わされていた。TABOは過去の将棋新聞の綴りを読みふけっている。家族全員、稲の穂が出る時期に鼻炎アレルギーが出る。今年も全員やられている。早くおさまってくれないと、YOUは校内合唱コンクールでセキができないし、EMIも休み明けはテスト。明日もI四段が朝から道場だったら朝から行く！ようだ。

朝いちばんの対局

朝いちばんにきのうの対局の続きをさせたら、やっぱり1手詰は見えなくて、延々続いた。性格がよく出るので、負けん気の強い女の子の方は、王手されても自玉が危なくなっても、攻めることしか考えてなくて、逃げられなくなって投了。勝ちたいあまりに、ちょっと目を離すと自分にいいように相手を誘導したり反則をするので、勉強を見るより注意が必要だった。「もう、いいんだからっ」と切れ気味。一方相手はいつもとってもおだやかでやさしい子なので、「まだこうしたら続くよ～」などど言って、負けた方を勝たせて終わらせようとしていた。児童クラブの2級の子、玉1枚からしてくれたそうだ。クラブの先生にもその子が教えたとのことで、初心者用に動き方がついている駒まで買ってくれたらしい。もう大会に出てこなくなったけれど、そんな風に続けていることがうれしい。将棋は一生ものだから、中学、高校と復活してくれるかもしれない。きょうは県統一模試で午後は夕方まで試験監督。体力温存に努める。

１字だけど

きょうは降ったりやんだりのお天気。教室の女の子たちは帰りの車を待っている間に将棋をして、「このままとっておいてくださいね」と残して帰って行った。何気なく見たら馬を使っての１手詰め。気づけば明日すぐ勉強に取り掛かれるけど、どうだろう。見てたら、いろんな駒を動かしてそれがとても楽しいみたい。使えそうな駒もとにかく使ってみる。きょうはただで駒をとられたら損だ、というのを覚えたようだ。女子は損得勘定がすぐれているように思う。勝ちに行くというより駒を取って儲ける発想？　ところで詰パラに宮崎の常連さんがいる。漢字で書くけど読みはやまもとたかしさんと言う。しかしいまだに実在のうわさを聞かない。ふと、１字変えれば宮崎のある有名な将棋の人と同じ！ことに気付いたのだが、同一人物じゃないですよね・・。

ニュース３つ

驚いたニュース３つ。１つは女優の深浦さんが亡くなった。あまりドラマは見ないけれど、見た中に多く出演されていた。歳もお若い。YOUも驚いていた。2つ目、朝起きたら解放されてなかった。速報を見ていたので、どこがどうなったのか。３つ目は明林堂の倒産。eブックでマイ書店に明林堂と指定していたのだが、きのうメールで「マイ書店契約解除になりましたので、ほかを登録してください」と連絡があった。うちのそばの明林堂はどうなるのだろう。本屋がない地区になってしまう。どこか入ってくれるといいのだが。

駒落ち

きのううちの生徒（小５女子）が「先生～～、児童クラブで将棋覚えたけどなかなか勝てない」という。うちに通っていて将棋勝てないとは、聞き捨てならない（本当は塾なので将棋と関係ないけど）。様子を聞いたら相手は居飛車なので、EMIを呼んで、とりあえず序盤だけ少しアドバイスした。きょう朝第一声。「先生～～、今度は２級の子がきて、勝てない」　それできょうはTABOを呼び、玉１枚から、それから駒をとるレッスンを金までして終了。よく考える子で、しかも負けず嫌いなので、これから楽しみだ。児童クラブの先生も指せるというので、駒落ちでお願いしてごらんね、言って送り出した。駒落ちといえば、奨励会受験では必須。TABOは左香落ちがあった。今回角落ちまであった。駒落ちは本当におもしろい。これから入ってくる子も増えるので、楽しみが増える！

灰が飛ぶ

先日霧島が噴火して、灰がとんでいるようだ。子どもたちが「のどが・・」と言うので、風邪かアレルギーか灰か。うちは桜島が噴火しても灰がくる。音や振動も聞える。桜島も先日噴火した。TABOは早起きしないと高校が始まったYOUに会えないので、6時には起床して顔を見に行く。EMIはきょう午前登校。きのう教室中に廊下でがらがら何かひきずっているような音がしていた。何かと思ったら、TABOが昇段戦の賞品の保冷キャスター付きバッグを引き回していたらしい。日曜の昇段戦は久し振りにTABOが全勝優勝。最後に一敗のEMIと決勝になり、序盤中盤EMIが必勝だった将棋を終盤で逆転。あまりの結末にEMIの方も久々のショックで感想戦が最後までできないくらい落ち込んだ。自分で気分を入れ替え戻ってきたのは成長。PC故障で写真が入れられないのが残念だが、2年前熊本に泊ったとき、I四段のキャスター付きバッグを喜んでころころ持たせてもらっていたTABO。あこがれのキャスターに、大喜びだった。

いろんなこと２

※　ホテルのプランに1人1000円の券がついていた。それで食べた1700円のカレー。「おかあさん、レトルト１７食分だ！」とTABO。レトルトだって割高なので、うちでは夏休みに1回しか食べない。

奨励会は関西将棋会館である。今回大阪往復は飛行機で、早割は使えなかったので親子で71100円かかった。ホテルは楽天トラベルで安いプランを探して、2泊２６０００円。受験費用は30000円。うちは大会費用は本人の貯めているお金（お年玉など）から出させている。（しかしそれでは減る一方なので、３位まで入ったらお金は貯金箱に戻してあげる）今回TABOの貯金箱に30000円があろうはずもない。それでまず3万円私が立て替えて払い、3日間の受験なので３で割り、1日残るごとに1万円、TABOの返還を免除することにした。「え～～厳しい」とTABO。何をいうか、プロになろうっていう受験費用くらい自分で払うのが当たり前だ。こうしてTABOは2万円の借金ができた。当然最初の給料のときに払ってもらう（楽しみ）。交通費まで加算されてないだけいいと思って！




※帰りの宮崎空港で出くわしたオリンピック選手

もう１つ。TABOには言わなかったけれど、今回対局中にもしTABOが泣いて立ち上がれなくなったら、その時点で受験はあきらめさせようと思っていた（たとえ勝ち残っても）。TABOは対局だけでなく、親の審査も同時に受けていたのだ。しかし今回に限って、負けても全く乱れなかった。悔しさはじっと奥にしまって、４局きちんと全力で指してきた。棋譜も帰りに盤なしでつけ（ただいま清書中）、次に向けて明るく臨んでいる。まだまだ幼くて甘えんぼだけれど、親の1次は通過したようだ。

いろんなこと

※　ホテル阪神のお風呂は温泉だった

奨励会受験は、試験以外にもいろいろおもしろいことがあった。行きの飛行機は満席で小さい子が多く、TABOまでおもちゃが回ってこなかった。伊丹空港は着陸のときに一回ふわっと浮くので、そのときにみんなで「ひゃあ～」と言い誰かが「おかあさん、飛行機落ちる」などと言ったのでTABOは大うけだった。受験に行ったら、全員ほとんど上は白の襟つきシャツ、下は黒長ズボンで久保田4級のアドバイス通りの服装にしてよかったと胸をなでおろした。対局時計は背が高くて、「あと5分です」としゃべるんだそうだ。1回でも勝つと勝ち組の席で、連敗組の駒よりいい駒で指せる、とTABO。福島駅近くに銭湯があり、2日目夜に行ってみたら総タイルとコンクリート作りで、ミストサウナに露天フロまでついていた。洗い場から露天フロまで歩く間に2度もよろけたので、相当疲れてると思ったら、どうやら床が微妙に傾いているようだ。コインランドリーも使ってみた。銭湯帰りにTABOに「福島に月２回通うの、想像できる？」と聞いたら、「できない」と言うので、今期は落ちると思った。何でも道がつくときはうまく運ぶものだ。どこかひっかかるときは、うまく止まる。

８月昇段戦

きょうは道場の昇段戦。２０人近い参加者があり、熱戦が繰り広げられている。受験後、また同じ日常が始まったわけだが、どういうわけか今までと同じ大会なのに私には全く別のものに見える。気持ちが変わるとこんなに変わって見えるものなのか。目の前の大会に一喜一憂しないように、とよく言われて来たけれど、本当の意味が今になってわかる。この気持ちで来期の大会もやっていけたら、私もかなりの成長。

夏休みの子ども教室盛況！

夏休みまっただ中の子ども教室。３０名近く集まった。まず有段者による棋譜並べ（１回並べたらそらで並べる）。それを見学していた級位者が次に棋譜並べ。その間、有段者は昇級試験の課題決め。おやつタイムのあとは級位者と段位者と分かれて対局という、メニューだった。課題決めは高校生のＵ四段（彼女募集は終了）がいてくれたので、TABOは詰めパラの中の４ページを選んでもらった。対局の課題は、先生にTABOが駒を落とすという大胆な提案をしたのだが、TABOは「そ、そんなことはだめでしょう」と却下になった。しかし一度でいいから、TABOが先生に駒を落として挑戦するのを見てみたいような気がする。手合いが厳しすぎて序盤から涙ものかも・・・。きょうＡ君が飛行機で帰っていった。久しぶりに会ったＡ君は変わっていなかった。今度はいつ来てくれるのかな。