YOUがいないのに、今朝はEMIの5時の目覚ましで叩き起こされる。棋譜並べの駒音を聞きながら、朝食の用意。ごはんを食べるテーブルの隅は、いつもYOUが勉強の本を置いていたのだが、今朝見たら盤に替わっていた。ぽっかり空いているよりはさみしくないのでよしとしよう。EMIはどうしても道場に行きたいと言って、きのうの夜道場に電話して、車で迎えに来てもらう約束を取り付けていた。今夜最終バスでTABOが帰宅する予定。
YOUがきょう大阪に旅立った。ついでに春休みのTABOもついていった。頼んだことは1回もないけれど、TABOたちの師匠のお宅に最も近い(たぶん)大学に決めてくれたのである。卒業以来ほとんど家にいたので、約1か月毎日ずっとYOUの顔を見て過ごした。準備が進んでいるようには見えなかったけれど、こうして行けたのだから知らないうちにちゃんとやっていたのだろう。YOUのことは心配がないが、YOUのいないこの家の生活は心配だ。買い物に行こうとしたときに、玄関に立ちからっぽになった靴箱を見たら、なぜか涙がいっぱいでた。
きのうは久留米王位戦宮崎県予選だった。おととしは代表になり、去年は次点だったが代表の方が都合で出られなくなったので、TABOに回ってきた。さて今年。TABOは辛くも2連勝で予選を通過。その後決勝リーグを勝ち抜け、今年は無事代表になった。決勝で久保田さんに負けて準優勝。帰宅後TABOが言うには、「先週の大会で反省して、今回は負けたら死ぬくらいの気持ちでいった」とのこと。また5月に久留米の方々にお世話になります。よろしくお願いします!
西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/161681
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きょうの子ども教室はまず詰め将棋を解き、そのあとに棋譜並べ、それから格言選手権。歩や桂馬などの駒の名前が入っている格言を言っていき、最後まで言えた人が王者。EMIは桂馬、TABOは歩の王者になったそうだ。最後に対局。来月からは昇級試験に入るとのこと。しっかり指せて充実していた日だったとEMI。あっという間に4月だ。
きょうからうちは全員春休み。遅かったTABOがやっと合流した。埼玉から有田奨励会6級が帰宮しているので、午前中に道場へ。「全然変わってなかったよ~」とEMI。子どもが全員あいているのがきょうだけなので、昼は観音池に行った。sakuraというお店ができていて、パンとパスタなどが食べ放題ランチ850円。人気らしくて1時間以上待ってやっと入れた。それから桜を見て、YOUの服を買いに行き、帰宅。EMIはまた道場に戻った。トリプル卒業入学で、新規の書類の山である。印鑑もつき放題・・・。家の地図をいくつ書かなくちゃいけなんだろう。
きょうは雨の中、小学校卒業式だった。「服はいつものでいい」というので、準備しないでいたら、きのうになって「奨励会試験の服で行く」とTABO。上ふたりのお姉ちゃんたちが一生懸命家にあるものでコーディネートして、作ってくれた。シャツをズボンにいれろ、いれるの? ネクタイはこの色より赤がいい・・でも赤は大人用で長い・・。寒いみたいだからベストもあった方がいいけど・・。やっと小学校卒業。長かった。校長先生があいさつで涙にくれた。新型インフルエンザでいろいろな行事中止を決定しなければならなくて、子どもの気持ちを考え、本当に大変な1年だったのだろう。EMI同様にTABOに涙はなく、うれしさいっぱいの卒業。すぐ道場に向かった。
YOUと入れ替わりに、今度はEMIが朝5時から勉強している。YOUが大阪に行くまであとちょっと。洋服を買うのはやはり何より難関。何もいらないというYOUは、どうやら超シンプルライフを目指しているようだ。食器も兼用できるものについては買わない、持っていかない。入学式だけに着るスーツもいらない。本以外は全部行ってから、本当に必要になったときになんとかするんだそうだ。その考え方は共感できる。通学路に図書館が2つもある、と楽しみにしていた。先日、改めて学校案内の冊子を読み「おかあさん、知ってる?うちの大学にプロ棋士がいるんだって」と言っていた。忘れそうだが、明日はTABOの卒業式。
これから宮崎は大会シーズンに入る。宮日王位戦が始まると、春。昨年ベスト4だったTABO。しかし今年は先日奨励会を退会した久保田さんがアマの大会に復帰。たぶんとばされて帰ってくるだろうなあと思いつつ送り出したら、案の定決勝リーグ2回(久保田さんに行きつく前に)で敗退。優勝は本命の久保田さんだった! 今後宮崎でこうして活躍してくれるのが、うれしい。うちの子たちにとって、これからの半年の大会シーズンはまたとないいい機会になるだろう。負けるつらさに耐えられる力も大切。
いつもだったら3月のこの時期はやや暇になるのだが、予想に反してきょうはうちの教室は普段通りの忙しさ。4月に大学で宮崎を離れる生徒があいさつに来てくれた。びっちり12時まで仕事をしてから、珍しくTABOとYOUが留守番をしてくれたので、EMIと制服の採寸に行った。大丸の特設売り場は、3年前より進化していて、銀行みたいに番号札をとるようになっていた。9人くらい待ってから予約。170cmサイズのブラウスがちょうどだったのには驚いた。いつこんなに大きくなったんだろう。1時から西武の試合だったので、テレビの前で応援していたTABO。帰ったら「勝ったよ」とごきげんだった。
きょうは県立高校の合格発表日。
朝9時ちょっと過ぎに貼り出されたそうだ。
近くの公衆電話から家に報告。
生徒の連絡とEMIの連絡を待って家に待機していた私は、絶対合格と思ってはいたが、やっぱりとってもうれしかった。これまでのいろいろなことが思い出される。結局最後まで道場に行き、大会にも出て、毎日棋譜並べ、詰め将棋をやり続けて、受験したEMI。よくがんばったと思う。
高校ではもう桜が咲いていた。
生徒は、毎年のことながら1名不明であとは全員合格!! 今年は高校からの宿題が出なかったので、入学式まで今の学力を保つのが難しいだろう。EMIはYOUと同じ進学校なので、さっそく勉強。
朝9時ちょっと過ぎに貼り出されたそうだ。
近くの公衆電話から家に報告。
生徒の連絡とEMIの連絡を待って家に待機していた私は、絶対合格と思ってはいたが、やっぱりとってもうれしかった。これまでのいろいろなことが思い出される。結局最後まで道場に行き、大会にも出て、毎日棋譜並べ、詰め将棋をやり続けて、受験したEMI。よくがんばったと思う。
高校ではもう桜が咲いていた。
生徒は、毎年のことながら1名不明であとは全員合格!! 今年は高校からの宿題が出なかったので、入学式まで今の学力を保つのが難しいだろう。EMIはYOUと同じ進学校なので、さっそく勉強。
きょうはEMIの卒業式だった。うちは先のことだけに目がいっているせいか、もともとの性格なのか、涙はなく、うれしいの一言に尽きる卒業式だった。式の間、本当ならこれまでのいろいろを思い出すのかもしれないが、そういうことが一切なくて、これからの将棋のこと、勉強のこと、生活のことがずっと頭の中を回って、感慨にふける暇がないのであった。それはEMIも同じだったようで、今を精一杯前に進むことしか考えられないようだ。出てくる言葉は、「これから・・。明日から・・」ばかり。午後はYOUと洋服を見に出かけた。YOUは制服と部屋着しかないので、これからどれだけ服を用意しなくちゃいけないのか、見当もつかない。
懸賞詰め将棋 正解者の中から抽選で色紙が当たった。
次の一手クイズは3択。賞品は熊須さんの盤だった!
朝から働いて疲れたのか、三股道場に到着しても爆睡中~。
県内の将棋愛好家のみなさんが集まった今回のイベント。初めてお会いする方も多くて、大人の方がほとんどだった。TABOは詰め将棋早解きのスタッフで、マイクを持って盤作りの仕事をした。EMIのvs目隠し将棋は人前で将棋を指し、しかも解説するという願ってもない経験をさせてもらえた。EMIは四段昇段したてだったこともあるのか、とても多くのみなさんから声をかけていただいた。なぜみなさんEMIをご存じなのだろう。とっても不思議だ。名誉会長から(たぶん四段昇段祝いで)脇息をプレゼントされた。また、会場のみなさんからEMIに激励の言葉やおみやげなどもたくさんいただいた。「私、強くなりたい、もっと強くなるから、強くならなくちゃね」とEMI。その夜の詰め将棋、棋譜並べに熱が入ったのは言うまでもない。
やっとEMIの生まれて初めての入試が終わった。2日間の試験で、あんなに盛り上がれるなんて・・。かなり疲労しつつもすぐ道場へ。採点が気になるようなので、今朝新聞の正解例を見ながらだいたいの得点を出してやった。きょうは遠足で観音池まで歩くそうだ。来週はもう卒業式。EMIも滑り止めなしの一本入試だったので、さぞ気が張ったことだろう。生徒はひとり前期を落ちて後期にもつれこみ、明日の受験で最終となる。さすがに生徒たちに一本入試は勧められず、私立は合格しているので浪人はいない予定。
きょうは県内大学志望の生徒たちの合格発表なので、10時に電話の前で待っていたが一向に鳴らない。だめだったのか、とかなり落ち込みつつ買い物に行き、YOUたちと昼ごはん。のんびりテレビを見ながら食べていたら、NHKの地域ニュースで発表の模様が映り、なんとうちの生徒がうれしそうに携帯で掲示を撮っているところがアップで流れたではないか。「いやあ、撮っているくらいだから合格したんだろう?」と話していたら本人から「受かりました」の電話がはいった。大学受験で残るはあと3人だ・・。なんとか第一志望に受かってほしい。EMIはきょうから高校入試なので、朝からにこにこで出かけて行った。「やっと入試!」なんだそうだ。
今朝9時にYOUの大学の合格発表があった。大学掲示はなくて、ネットと郵送の発表だった。意外にもすぐ接続ができて、番号を確認。よかった。きょうまで後期試験の授業があり、そのまますぐ登校していった(もう後期試験は受けないのだが)。きのう、「もし落ちたら・・」とYOUに聞いたら即座に「先生に申し訳ない」と言ったので、ちょっと驚いた。どの教科も宿題、授業以外に相当な束の課題を出してもらっていて、添削を受けていた。それなのに落ちたら申し訳ない・・。滑り止めなしの一本受験。しかも通常は落ちた時のために後期試験の飛行機をおさえておくものなのだが、「予備はいらない」とYOUが言ったので何も準備しなかった。YOU曰く、がけっぷちに立った方がいいんだそうだ。この決断力と賭ける気持ちがTABOにも遺伝していることを願う。