京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

医療「無保険」という事態(下)

2010年06月08日 | 貧困・格差問題
5月26日に、共産党京都府委員会・同府会議員団で行った
「医療保険・無保険」アンケートの主な内容・結果は
以下のようなものです。

1、どんな保険に入っているか
①、国民健康保険
②、その他の健康保険
③、入っていない
2、入っていない方に、その理由と未加入になった時期
3、国民健康保険加入者の方に
・保険証の保持
・滞納について
・病院に行けなくて困ったこと、など
4、現行の保険制度や医療について不安に思っていること、政治への思いなど(自由記入を)

9時から10時半までの時間帯で、一緒にアンケート活動をしました。
10人ほどで行いましたが、
対話は途切れることなく続きました。
1時間半でアンケートに答えてくれた方は48人(自筆で記入・聞き取りも含め)、
うち10人が「保険には入っていない」と意思表示し、
以下のBさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさんは
はっきり「無保険」でした。

Aさん:48歳のホームレスの人で、梅小路公園に寝泊りしている。土木の日雇いをしながら、国保には入ったり出たりの状態だった。100万円ほどの滞納となり、いつ切れたかわからない。尿道結石を患い、治療は点滴と薬でお終い。いまの所、何とかやっている。
Bさん:59歳。会社に勤めているときも「国保」にさせられていたが、会社は倒産。その後は「保険なし」
Cさん:20代。「保険なんか知らん!」と言い捨てて去る
Dさん:60代、「事情があって入っていない」
Eさん:35才。保険には入っていない。仕事についたら入る。
Fさん:任意継続をするつもりだったが、一ヶ月過ぎてしまって、そのまま。国保は高いので加入していない。53歳
Gさん:41歳。リストラ後1年でお金がないので、入ってない。
Hさん:ホームレス状態で、「入っていない」

資格証明書で、滞納があり役所に行けていない、
国保に入っていたが「高くて払えないのでやめた」など
国保に加入しているが大変という声は多くありました。
また、任意継続にしたが一年以上仕事がなく、
今後の生活や医療に展望が持てないと
不安に押しつぶされそうになっている若者とも話しました。
「友人で、無保険の人もいる」「みんな病気の時には薬局に行っている」という話も出ました。

府会議員団は、今日も伏見ハローワーク前で
2回目の対話アンケート活動を行っています。


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