京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

3日付毎日新聞、一面で「大文字山のナラ枯れ」

2010年08月05日 | ナラ枯れ



3日付毎日新聞で
「大文字山のナラ枯れ」が大きく一面写真で報道されていた。
「夏なのに紅葉?」「東山襲うナラ枯れ」
今年の枯死の勢いはすさまじく、山が燃えているよう。
府林務課は
「『カシナガがターゲットとする樹種が豊富なためと思うが詳しくは分からない』と困惑」
とのことだが、
これは、コメントになっていないなぁー

吉田山でも、瓜生山から大文字山にかけての林域でも、
量的な”爆発ー全面占領期”に入っているのは確かで
これが感染木の多さに直結しているのだが、
それでも、7月の枯死のスピードは昨年以上に感じてしまう。
(あくまでも感覚的なもの)
本来、吉田山で言えば、
毎年4倍化してきた「生被害木」の出現
今年は、十分なコナラ・アラカシなどがあれば1920本に広がる勢いだ。
その場合、枯死木は数百本(全てコナラなら700本?)にのぼるだろう。
その”勢い”が今年の枯死木の急速な広がりに反映しているはずで
私自身、いま吉田山や北白川、大文字山で感じる枯死のスピードは
この時点での”勢い”と思っている。

吉田山では、7月の一ヶ月で約100本のコナラが死んでおり、
爪楊枝打ち込みの作業は追いつきませんが、
作業は続行しています。
これまでご参加の皆さん、暑い中ありがとうございます。
一度、現場を見てみようという方も
下記の日程でナラ枯れの現場を見ながら作業を行いますので、
関心ある方、
お気軽にお越し下さい。

作業日は、
8月8日(日)、21日(土)、29日(日)
いづれも、午前10時半、
京都市左京区の吉田山山頂公園(吉田神社の東ー登ったところにあります)トイレ前に集合です。
カナヅチは持ってきてください。暑いので、飲料水も必需品
蚊・虫よけの長袖で

榊原義道



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