京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

アオサギ

2008年02月29日 | 京都
桂坂野鳥園でのズームアップです。
最近ここを初めて訪れました。
以前、この野鳥遊園内に
「時代の要請に応える新しい児童厚生施設」を建設する計画があったそうです。
驚き!ですね。

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吉田山でアラカシにアタック 08年2月29日

2008年02月29日 | ナラ枯れ
久しぶりの吉田山チェック
根元の粉フラスは、何本かの被害木で排出。
写真は、新しいアラカシへのアタックです。
たぶん、カシナガ
穴は浅かったが、4つ、
新穴が開けられていた。

吉田山観察記を「ねっとわーく京都」4月号に掲載。
昨年の“爪楊枝駆除”での観察の一端を
書かせていただきました。
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京都市内高速道路についてー私たちの見解

2008年02月16日 | 地球温暖化

高速道路について 私たちの見解
――市長選挙立候補者からの回答を検討して――
2008年2月7日 
京都の環境を考える会

 2008年2月の京都市長選挙にあたり、長年環境問題に関わってこられた26氏は連名で、立候補を予定されている四氏に「もう終わりにしませんか?京都高速道路」と題する質問状を提出されました。◆財政負担の問題から ◆京都市の環境・まちづくりの立場から ◆地球温暖化防止の立場から という三つの方向から各位のご見解を求めたものです。
これには、立候補予定の総ての方から回答がよせられ、1月20日その全文が公表されました。

一方、「京都の環境を考える会」は、2月1日その回答を検討する市民集会を持ち、参加者からの要望をうけ、改めて私たちの見解を発表することといたしました。以下、私たちの見解です。

◆財政負担の問題から
「これ以上の高速道路建設は莫大な財政負担となり、市民生活を圧迫することは明らか、計画の撤回以外にない。」これは集会参加者の総意です。
すでに建設された2路線(油小路線・新十条通 計10.1㎞)関連についてみると、総事業費は2000億円であり、うち716億円を京都市が負担します。
これに加えて、計画中の3路線(堀川線・西大路線・久世橋線 計10.8㎞)とその関連事業費です。これは、現在2900億円とも3250億円とも言われており、京都市の負担する金額は、事業主体が未定のため、いくらになるのかわからないと言います。この状況には、現在の桝本市長の与党からも「市の財政基盤を崩壊させる可能性が高い」と言われています。
京都市の高速道路計画は財政的にも破綻しているのです。この計画は市民負担を絶望的なまでに増大させ、市民生活をさらなる窮地に追い込みます。もうこれ以上の市内高速道路は作らない、計画は廃棄すると決断するべきです。

◆京都市の環境・まちづくりの立場から
 今から30年あまり前、世界の多くの都市が、都市交通システムとして市街電車を見直し、その公共交通機関としての優位性を生かそうと考えはじめたときに、京都市は市電を全廃しました。1978年の秋です。
いま、世界が都市高速道路を廃止し、都市に潤いと賑わいを回復しようとしているときに、京都では高速道路を都市に入れ、大量の自動車を市の中心部に招き入れようとしています。
お隣の韓国では、首都ソウルの中心部にあった幹線自動車道路を撤去して、道路に覆われていた川を復活、清流と緑地を回復しました。これを実行した市長が今度の大統領です。
また、フランスの大統領はLRT(軽快電車)の3倍化(計1500㎞)を表明し、パリのレンタサイクルは2万台に達し、さらに自転車専用道の整備をすすめています。
環境問題が大きなテーマになっているいま、京都の在り方を見直し、都市交通体系を作り直し、まちづくりを考える――都市高速道路のような時代遅れの施策は捨て、創造的に今日の生活を改善し、将来に向けての施策を打ち出す必要があります。
市民集会でも「京都は文化と景観に生きるまち、優れた文化と景観が経済を創る。」との発言がありました。いま京都のまちは、山は荒れ、川は排水路となり、構造物だけが聳え立っています。市民の笑顔は消え、無気力にさえ見えます。経済の活性化と言えば、「公共」土木工事しか思いつかない貧しい発想から脱却しましょう。昔から京都の美しい景観は、市民の美意識を育ててきました。その土台があるから、知の力を刻んできた歴史が次代を拓いてきたのです。それは京都発の文化となって経済を潤しました。京都経済の資本は美しい景観であり、市民力です。
また、「京都の在り方として大切なのは、外国人が訪れてホッとするところ、それが京都の値打ちである」との発言がありました。そういうまちの在り方と都市高速道路が象徴するクルマ社会とは両立しません。観光シーズンのクルマ公害は、住民はもちろん、観光客にも大迷惑です。まちに溢れるクルマ、観光地の駐車場は折角の景観を貧しくしています。「こころ」を大切にする、そういう積極的な方向でまちづくりを考えたいものです。
なお、大気汚染・渋滞の解消という面からも高速道路は京都にとって有害です。クルマの増加はCO2・NOx・SPMの増大と結びついています。高速道路により渋滞を解消し排出ガスを減少させるといいますが、その算出方法は不明です。加えて、クルマの数の増加です。油小路線を例にとるなら、現在の交通量2~3万台が10万台(計画交通量)になるといわれます。これで排出ガスの減少になるのでしょうか。渋滞の解消は高速道路ではありません。渋滞は四条通であり、東山、嵐山の問題です。市内高速道路は、これら、まちの渋滞を助長することはあっても軽減はしません。

◆地球温暖化防止の立場から
 そもそも地球温暖化の問題を、個人の生活に発するものとして考えることは大きな誤りです。地球温暖化の問題は、現在の社会、世界の在り方が人々におしつけている生産と生活様式の問題です。温室効果ガスの削減は、現在の社会的システムを改革するものとしてとり組む必要があります。これを京都市にみると、大きな課題の一つが都市交通の在り方です。
市内自動車交通の総量抑制をはじめとするクルマ使用の抑制と、LRT導入など公共交通機関を充実させて、市民の便益の増進を図り、交通弱者への対策を完成させることです。そして、緑地・緑道などの快適な歩行者空間を拡充することであり、自転車専用道・駐輪場・都市レンタサイクルなどの自転車の利用環境を整備することです。このような方向は「歩いて楽しいまち」や「新しい景観政策」の中にも見えます。しかし、現在の市行政はこれらを標榜しながら、実際には高速道路の建設をすすめてきました。高速道路油小路線と堀川通を直結して都心部へ大量のクルマを流入させる――この施策は温暖化防止にとっても、まちづくりにとっても大きな誤りです。「三路線は、その必要性を含めて検討する」というのには、これまでのしがらみを感じます。
京都議定書にその名を冠された都市として明快な方向を打ち出す必要があります。次に記すのは、環境省の検討会が発表したものです。「路面電車を廃止した都市は、一部でも残した都市に比べて運輸旅客部門のCO2排出量が15%増になっている。そして、路面電車は都市のまとまりを維持し、徒歩、自転車の利用も大きい。」
創造性と先進的施策をもって、京都の在り方そのものに踏み込んでください。

                              連絡先(略)
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「カシノナガキクイムシ、向日のコナラ被害」の記事ー京都新聞

2008年02月14日 | ナラ枯れ
2月13日付の京都新聞に上記の記事が載った。
1月29日の芝山ナラ枯れウォッチングの時の取材がやっと記事になったもの
ここのカシナガ被害は、
地元の自然保護グループ「乙訓の自然を守る会」のメンバーが昨年末に発見
29日は、「カシナガの被害のようだが、一度、調査に来てほしい」との連絡が入って
伺ったもの。
ウォッチング前の説明会での話。
1月、被害のことを聞いた共産党の向日市議、丹野直次さんが
市当局に「ナラ枯れの被害が出ているようだ」と告げたが
「松枯れではないですか?」と言われたそうだ。
「北山の自然と文化をまもる会のHPでも、まず調べてみたらどうか(本当はもっときつく言ったそうだが)」と話して、京都府も来たとのこと

記事に、「やや大きめの穴が見られることから、別の種のキクイムシが侵入している可能性が高い」との(私の)コメントがあるが、これは
「別の種のキクイムシ・・・」が正確。
いつの穴かはわからないが、カシナガの穴が見られる。

昨日など、この冬最高の寒さ!
だが、カシナガの新しい穴が吉田山でも見られる。
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雪、珍しく、本降りの京都

2008年02月09日 | 地球温暖化


高野川御蔭橋での信号待ち
開けっ放しの助手席の窓から北を望むと
北山も隠れるほどでした。
今日は、雪に降られながら「地球温暖化防止の先頭に立つ京都市長を!」と
訴えて回りました。
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“弱肉強食”への疑問

2008年02月05日 | 世界ウォッチ
最近、この言葉の収まりの悪さが気になる。
広辞苑:(弱いものが強いもののえじきとなる意)
「弱者の犠牲の上に強者が栄えること」
だそうだ。
別に「格差社会」の論評ではないがーー

気になることの①・・弱いものは肉となり、強い者がこれを食うという、
言葉の並び方
弱者=meet、強者-eat-them 
ふーん、収まりが悪い。
気になることの②・・いかにも当たり前そう

これって、ほんとは
弱肉食強でなかった?
“弱き者、肉を欲し、こぞって強者を食む”


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「地球温暖化防止」街頭宣伝ー新交通政策の転換を!

2008年02月02日 | 地球温暖化

2月2日、京都市内各地で、
京都の環境・まちづくり市民グループが、
「地球温暖化防止!」「ゴミ・環境」問題などで、
市政の転換を訴えました。
 午後2時から始まった宣伝は、
北区の主要交差点やターミナル・商店街や生協店舗前で行なわれ、
けっこう注目を集めました。

題して、『地球温暖化防止、京都の環境とまちづくりを考える街頭宣伝』
「小倉山を見つめる会」や「京都・水と緑を守る連絡会」
「北山の自然と文化をまもる会」「京の景観・まちづくりネットワーク」
「京の道と交通を考えるネットワーク」「消費者の会」の代表などが、訴えました。

新高速道路建設問題で、京の道ネット代表は、
「もうアカン!さらに2900億円の無駄遣い」という財政問題とともに、
LRTの導入や公共交通の重視、自転車専用道路の設置などを進め、
クルマ社会の大転換を!と訴え、
消費者の会のメンバーは、「ゴミ問題」や「食の安全」、
自然保護団体メンバーは「地球温暖化」と結び付け
「京都の交通行政の転換」を訴えました。
京都ではこれまで、大文字山ゴルフ場反対運動や鴨川ダム建設問題などが
選挙の大きな争点になり、選挙結果がその推移に大きな影響を与えました。
自然保護団体代表らは、
今度は、新市長の実現で、
地球温暖化防止と環境行政を積極的に推進する京都を作ろうと訴えました。
ゴミ問題については、家庭ごみ有料化の影響が感じられ、
出町枡形商店街でも立ち止まって聞く人の姿が多く見られました。
どこでも「地球温暖化防止宣言」や「中止・撤回、新京都高速道路計画」のプラスターに注目が集まっていました。
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