のり巻き のりのり

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歴史を刻む岐阜

2017年10月05日 | つれづれ日記
昨日は岐阜の図書館に行ったついでに、叔母の旅館を見てきました。
かつては高松宮様の常宿であり、将棋の名人戦が行われた由緒ある旅館です。

あまたの著名人が宿泊し、映画のロケ地にもなった場所でもあります。
けれど、叔母亡きあと、手入れもされずさびれ、ただの古家になってしまいました。



土地建物を市に寄贈し、結果、6000万円をかけて改修し、外国人向けの日本旅館として再利用されることになりました。
来年度から着工されるということなので、もう見納めかな。

子どもの頃から出入りした建物は、荒れ果てていました。
頭上をトンビが低く大きく回旋し、あんれまあ、私が見ている目の前で白いものを、ぽたっとたらし、ゆうゆうと去っていきました。

無人と知って、安心の場としているのか。汚してくれるな、トンビにカラス。
昭和の歴史がつまった場所なんだよ。


市内にそびえる金華山。ロープウェーで山頂まで行けます。
ふもとにあったといわれる信長の壮大な屋敷跡が発見され、今話題を呼んでいます。



3年ほど前から発掘が始まって、毎年新しい発見があるそうです。
金の瓦、広大な庭園、滝の流れていたあと、千畳敷の間、ルイスフロイスの記録をもとに今も発掘が続いています。





ボランティアガイドさんに案内してもらい、現場に足を運びました。
現場に立ち周囲を見渡すと、変わらない山々の連なり、悠久の川の流れが目に入ります。

ここにも歴史があった、人々の生きた証があった。
薄っぺらな歴女ではありますが、しばし過去へ思いを馳せました。

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