うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#14 【ディフェンスの穴】

2008-11-26 | #01 陵南 選抜編
湘北 42
陵南 49




第3Q開始早々、陵南は、福田、仙道、越野と連続6得点をあげた。

三井は、越野の激しいフェイスガードに合い、思うように仕事が出来ない。

一方、福田も盛り返した潮崎のフェイスガードにより、ボールがもらえない。



『ピィーー!!!』


「ファウル!白#6 ハッキング!ツースロー!」


流川が、菅平にひっかけながら、シュートを放ち、ファウルをもらった。



「菅平、ファウル抑えていこう!」

「はい。」

越野が声をかける。




『ピィーーー!』


「メンバーチェンジです。赤#6チェンジ!」

潮崎に代わり、安田が入る。



「ナイッシュ!!」

流川は手堅く、2本のフリースローを沈めた。



陵南のオフェンス。

安田が、福田にフェイスガード。




「あくまでも福田をつぶしにきますか、安西先生?」

田岡が、安西に視線を向けた。




「潮崎君、いいディフェンスでしたよ。3分経ったら、またいきます。
ゲームから、気持ちが離れないようにしてください。」

「はっはい。ぜぇぜぇ・・・。」

(たった3分しか出てないのに・・・。)




左45°、仙道にボールが渡る。

シュートフェイクから、右へワンドリ、右足を軸に、後方へ体をそらし、シュートモーション。


(フェイダウェイ!)


一瞬動きの遅れた流川であるが、素早くシュートチェックに飛ぶ。


『キュッ!』


だが、仙道は打たない。左足で踏み込み、そらした体を前方に押しやる。

そして、流川をかわしながら、右足で勢いよく、コートを蹴った。



『シュ!』



ジャンプシュートを決めた。




「仙道ナイッシューー!」




「流川、お前はそんなもんかい?」

「てめー。」




(パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!)


流川から宮城にボールが渡る。



『ザシュ!』


0°深い位置から、仙道の位置を確かめ、ミドルシュートを決める。




「絶妙な位置だわ。あの位置なら、仙道君は出て来れない。」

と弥生。




「湘北の#5じゃ、福田とはミスマッチだろ、ほら。」




弧を描いたパスは、福田のもとへ入る。

身長さ20cm、福田の縦の動きを封じることはできない。

すかさず、福田はミドルシュートを放つ。



『ガン!!』




「外したーー!」




安田に、プッシング気味にマークされることにより、調子が狂い始めている。


リバウンドは角田。

ボールは、安田、流川と続き、速攻から宮城がレイアップシュートを決めた。


「よし!」



再び、福田へ高いパスが入る。



『キュッ!』


ワンドリから、ジャンプシュート。



『ガーーン!』




「また、外した!」




元々、ミドルシュートは苦手意識が高かったため、一度調子が狂い始めると、
簡単にリズムを取り戻すことができない。



「うぅ。」

(はいらない・・・。)


「福田、大丈夫だ。自信を持て!」

仙道が、励ます。



流川が、0°から、ジャンプシュート。



『ザシュ!』




「1点差!」

「ル・カ・ワ!!ル・カ・ワ!!」




「陵南は、早く手を打たないと、流川君にやられるわよ。」

相田が言う。








続く。