湘北 42
陵南 49
第3Q開始早々、陵南は、福田、仙道、越野と連続6得点をあげた。
三井は、越野の激しいフェイスガードに合い、思うように仕事が出来ない。
一方、福田も盛り返した潮崎のフェイスガードにより、ボールがもらえない。
『ピィーー!!!』
「ファウル!白#6 ハッキング!ツースロー!」
流川が、菅平にひっかけながら、シュートを放ち、ファウルをもらった。
「菅平、ファウル抑えていこう!」
「はい。」
越野が声をかける。
『ピィーーー!』
「メンバーチェンジです。赤#6チェンジ!」
潮崎に代わり、安田が入る。
「ナイッシュ!!」
流川は手堅く、2本のフリースローを沈めた。
陵南のオフェンス。
安田が、福田にフェイスガード。
「あくまでも福田をつぶしにきますか、安西先生?」
田岡が、安西に視線を向けた。
「潮崎君、いいディフェンスでしたよ。3分経ったら、またいきます。
ゲームから、気持ちが離れないようにしてください。」
「はっはい。ぜぇぜぇ・・・。」
(たった3分しか出てないのに・・・。)
左45°、仙道にボールが渡る。
シュートフェイクから、右へワンドリ、右足を軸に、後方へ体をそらし、シュートモーション。
(フェイダウェイ!)
一瞬動きの遅れた流川であるが、素早くシュートチェックに飛ぶ。
『キュッ!』
だが、仙道は打たない。左足で踏み込み、そらした体を前方に押しやる。
そして、流川をかわしながら、右足で勢いよく、コートを蹴った。
『シュ!』
ジャンプシュートを決めた。
「仙道ナイッシューー!」
「流川、お前はそんなもんかい?」
「てめー。」
(パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!)
流川から宮城にボールが渡る。
『ザシュ!』
0°深い位置から、仙道の位置を確かめ、ミドルシュートを決める。
「絶妙な位置だわ。あの位置なら、仙道君は出て来れない。」
と弥生。
「湘北の#5じゃ、福田とはミスマッチだろ、ほら。」
弧を描いたパスは、福田のもとへ入る。
身長さ20cm、福田の縦の動きを封じることはできない。
すかさず、福田はミドルシュートを放つ。
『ガン!!』
「外したーー!」
安田に、プッシング気味にマークされることにより、調子が狂い始めている。
リバウンドは角田。
ボールは、安田、流川と続き、速攻から宮城がレイアップシュートを決めた。
「よし!」
再び、福田へ高いパスが入る。
『キュッ!』
ワンドリから、ジャンプシュート。
『ガーーン!』
「また、外した!」
元々、ミドルシュートは苦手意識が高かったため、一度調子が狂い始めると、
簡単にリズムを取り戻すことができない。
「うぅ。」
(はいらない・・・。)
「福田、大丈夫だ。自信を持て!」
仙道が、励ます。
流川が、0°から、ジャンプシュート。
『ザシュ!』
「1点差!」
「ル・カ・ワ!!ル・カ・ワ!!」
「陵南は、早く手を打たないと、流川君にやられるわよ。」
相田が言う。
続く。
陵南 49
第3Q開始早々、陵南は、福田、仙道、越野と連続6得点をあげた。
三井は、越野の激しいフェイスガードに合い、思うように仕事が出来ない。
一方、福田も盛り返した潮崎のフェイスガードにより、ボールがもらえない。
『ピィーー!!!』
「ファウル!白#6 ハッキング!ツースロー!」
流川が、菅平にひっかけながら、シュートを放ち、ファウルをもらった。
「菅平、ファウル抑えていこう!」
「はい。」
越野が声をかける。
『ピィーーー!』
「メンバーチェンジです。赤#6チェンジ!」
潮崎に代わり、安田が入る。
「ナイッシュ!!」
流川は手堅く、2本のフリースローを沈めた。
陵南のオフェンス。
安田が、福田にフェイスガード。
「あくまでも福田をつぶしにきますか、安西先生?」
田岡が、安西に視線を向けた。
「潮崎君、いいディフェンスでしたよ。3分経ったら、またいきます。
ゲームから、気持ちが離れないようにしてください。」
「はっはい。ぜぇぜぇ・・・。」
(たった3分しか出てないのに・・・。)
左45°、仙道にボールが渡る。
シュートフェイクから、右へワンドリ、右足を軸に、後方へ体をそらし、シュートモーション。
(フェイダウェイ!)
一瞬動きの遅れた流川であるが、素早くシュートチェックに飛ぶ。
『キュッ!』
だが、仙道は打たない。左足で踏み込み、そらした体を前方に押しやる。
そして、流川をかわしながら、右足で勢いよく、コートを蹴った。
『シュ!』
ジャンプシュートを決めた。
「仙道ナイッシューー!」
「流川、お前はそんなもんかい?」
「てめー。」
(パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!)
流川から宮城にボールが渡る。
『ザシュ!』
0°深い位置から、仙道の位置を確かめ、ミドルシュートを決める。
「絶妙な位置だわ。あの位置なら、仙道君は出て来れない。」
と弥生。
「湘北の#5じゃ、福田とはミスマッチだろ、ほら。」
弧を描いたパスは、福田のもとへ入る。
身長さ20cm、福田の縦の動きを封じることはできない。
すかさず、福田はミドルシュートを放つ。
『ガン!!』
「外したーー!」
安田に、プッシング気味にマークされることにより、調子が狂い始めている。
リバウンドは角田。
ボールは、安田、流川と続き、速攻から宮城がレイアップシュートを決めた。
「よし!」
再び、福田へ高いパスが入る。
『キュッ!』
ワンドリから、ジャンプシュート。
『ガーーン!』
「また、外した!」
元々、ミドルシュートは苦手意識が高かったため、一度調子が狂い始めると、
簡単にリズムを取り戻すことができない。
「うぅ。」
(はいらない・・・。)
「福田、大丈夫だ。自信を持て!」
仙道が、励ます。
流川が、0°から、ジャンプシュート。
『ザシュ!』
「1点差!」
「ル・カ・ワ!!ル・カ・ワ!!」
「陵南は、早く手を打たないと、流川君にやられるわよ。」
相田が言う。
続く。