うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#18 【三井と福田】

2008-12-08 | #01 陵南 選抜編
残り2分

湘北 83
陵南 82




陵南のオフェンス。

植草から福田にパスがはいる。

福田をマークしている潮崎の足は限界に近い。

体力はあっても、脚力が不足している。



「ぐっ!」

(つりそうだっ。)



福田は、潮崎を抜き、レイアップシュート。



だが。



『バシィ!!』




「流川のブロックだーー!!」




陵南が福田で攻めることを読んでいた流川は、仙道をフリーにする危険を顧みず、ブロックに跳んだ。


「!!!」


「!!」

(ボールは!)


流川が弾いたボールは、仙道の下へ、転がった。



「・・・。」


(!!)




「運がねぇ。」

「流れは、陵南か。」




「ぜってー勝つ!!」


湘北の嫌な流れを払拭する強い一言を流川が放つ。

そして、流川は、仙道に間合いをつめたが、仙道は、1度冷静に植草にボールを戻した。



「・・・。」

(確実に1本。)



再び、陵南のオフェンス。

三井が福田に、潮崎は越野についている。



『ダムダム・・・。』


越野が動く。



『ガシ!』


三井にスクリーン。



「くそっ!潮崎スイッチ!」

ボールは、福田に渡る。




「福田だ!」




『ダム!』


ドリブルから、右足を軸にバックロールで、潮崎を抜きにかかる。



だが。



『ドン!!』



「ん!?」


潮崎を抑え、福田が振り向いたその前で、三井が倒れている。




「チャージ?」

「福田のオフェンスファール!?」




『ピィーー!』


「ディフェーーンス!赤#9 ブロッキング!」




「うわー、惜しいー!」

「チャージングだろ!!」




「くそっ!最高のディフェンスだったのによ!」

「ナイスディフェンス!ただ、三井サン、今ので4つ目のファールですから、
残り時間少ないですけど、気をつけて下さいよ。」

「先輩、おしかったっす。」

宮城、流川が称える。


「次、抑えるぞ!!」

(膝、やっちまったか・・・。)

三井が叫ぶ。




「おしかったな。」

(三井・・・。)

「あぁ。チャージングを取られてもおかしくないきわどいプレーだ。
審判によっては、チャージングを取っていただろう。だが、潮崎は、完全に抜かれていた。
結果的には、点は取られなかった。三井のナイスディフェンスだ。」

(三井・・・、正念場だぞ。)

観客席の小暮、赤木も三井のプレーを称えた。




「湘北ーー!守れーーー!!」

「湘北、頑張れーー!!」

流川のブロック、三井の攻めるディフェンスは、会場を味方につけていた。




残り1分36秒。

植草のスローインは、仙道へ。

トップで、コートにいる9人の動きを見ている。



「・・・。」



『ダムダムダム・・・。』


『キュン!』


「!!!」


仙道は、突いたボールが手に戻るか戻らないかのところで、ビハインドパスを出した。


「あっ!!」


パスの先には福田がノーマークでかまえている。




「三井!」

小暮が叫ぶ。




先ほどのディフェンスの際に、左脚の古傷を強打していた三井は、膝の踏ん張りが利かなくなっていた。



『バシィ!』



パスを受けた福田は、静かにボールを放つ。



『シュ!』



『スポッ!』



福田は、足元を見る。

3Pラインの外。




「福田のスリーだーーー!!」

「ここでキターー!!」

「逆転だーー!!」

「フ・ク・ダ!フ・ク・ダ!」




福田を称える声が、会場を包む。


「・・・。」ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷる。




「いいぞ!福田!!」

田岡が、ベンチから立ち上がって叫んだ。




残り 1分18秒

湘北 83
陵南 85







続く。


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (?)
2010-01-16 16:10:02
ほしいじゃなくおしいじゃないですか?