ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎！」その１

秋恒例、ドラフトマニアうえぽんの、受け売りと知ったかぶりと独断と偏見によるドラフト「怪」説でございます。
※年齢は、学年をわかりやすくするため、2010年４月１日現在で表します。

★オリックスバファローズ
１位
古川 秀一 (ふるかわ・しゅういち)投手 22歳
左投左打 175cm80kg
長崎・清峰高－日本文理大
小柄ながら、ずば抜けたパワーでMAX151キロを叩き出す。しかし、速球だけに頼らず、状況に応じて攻めたりかわしたり「大人のピッチング」ができる即戦力候補。

２位
比嘉 幹貴 (ひが・もとき)投手 27歳
右投右打 177cm77kg
沖縄・コザ高－国際武道大－日立製作所
躍動感あふれるサイドハンド。常時140キロ台の速球に加え、シンカー、スローカーブ、スライダーなど変化球にも定評あり。牽制やクイックがうまいのも心強い。

３位
山田 修義 (やまだ・のぶよし)投手 18歳
左投左打 180cm80kg
福井・敦賀気比高
高校の先輩・内海哲也(巨人)を彷彿とさせる本格派左腕。腕の振りが柔らかく、速球やカーブ、スライダーはいずれもキレがあって打ちづらい。将来性抜群の逸材！

４位
前田 祐二 (まえだ・ゆうじ)投手 24歳
左投左打 180cm67kg
大阪・富田林高－龍谷大－(BCリーグ・北陸)福井ミラクルエレファンツ
BCリーグ初のドラフト指名選手。速球と多彩な変化球のコンビネーションが持ち味で、今季は160回2/3を投げてリーグトップの152奪三振。制球の良さも評価が高い。

５位
阿南 徹 (あなん・とおる)投手 25歳
左投両打 182cm74kg
大阪・柏原高(現・東大阪大柏原高)－城西大－日本通運
低めへの制球と球のキレで勝負する技巧派左腕。特に右打者の内角いっぱいに決まるクロスファイアは攻略が難しい。また、不規則な変化を見せるフォークも面白い。

解説
菊池雄星投手(花巻東高)の指名と思わせておいて、いざふたを開けたら、まんまと古川の一本釣りに成功しました。古川は菊池ほどの知名度はありませんが、今年のドラフト候補の中ではトップランクの左腕投手。「菊池をくじ引きで外したら、彼で行こう」と考えていた球団は多かったはずで、このあたりは作戦勝ちですね。２位以下も即戦力を中心に投手で固めましたが、岡田彰布新監督が投手(特にリリーフ)の補強を強く要望しており、その意向が反映されているようです。
この内容においてさらに欲を言わせていただければ、比嘉以下を繰り下げ、２位で西田哲朗内野手(関西大第一高・楽天２位)あたりを指名して、高齢化が進んでいる野手陣に若さを加えて欲しかったのですが、そうすると比嘉か山田のどちらかは他球団に先に指名されていた可能性が強いですし、そのあたりは何とも言えないところですね。