霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

紫陽花の喫茶店

2018-07-23 16:13:45 | 趣味(詞作り)

爽やかな頬に 六月の風
彼の待つ次の バス停留所
明日君に会いたいと 昨夜の電話
ときめき歩く 紫陽花の道


りんりんと鈴鳴る ドアの喫茶店
コーヒーを飲む彼  嬉しそう
君へのプレゼントと 採用通知
窓の外鮮やか 紫陽花の花


よかったね 紅茶見つめ応えたの
でもあなた遠くに 行ってしまうのね
木綿のハンカチーフ 聴こえてきたの
こみ上げる涙に 紫陽花の花
"「紫陽花の喫茶店」 (オリジナル曲)緑咲香澄" を YouTube で見る

物理的に距離が離れてしまえば、心もいつしか離れてしまうものでしょうか。
太田裕美の「木綿のハンカチーフ」は、そんな切ない物語を歌っています。遠い昔を辿ってみると頷けることもありました。
この詞では、偶然に曲が聞こえてきたというよりも、この歌のようになってしまうのではとの不安で心に浮かんだというイメージで作りました。
初めて作った曲に合わせて後から作った詞ですが、まあまあマッチングしたかなと思っています。

初めての作曲

2018-07-20 20:17:29 | 趣味(詞作り)
作曲もしてみたらと言われ、じゃあ挑戦してみようかと思い立ち、あれこれ考えたのですがメロディーなど全然浮かんできませんでした。作曲家とかシンガーソングライターと言われる人は大したものだと思います。
ギターでAmとかDmとかのコードをポロンポロン弾いていたら、心地好く不自然でない旋律が出来たので、これをkamemaro氏は編曲し曲にしてくれました。旋律がアコーディオンなのでシャンソンのようにも聴こえます。
"紫陽花の喫茶店 インスト (オリジナル曲)" を YouTube で見る

メロディーだけでもいいと思うのですが、詞を作れと言われてちょうど紫陽花が綺麗に咲いていたので、それにキーワードに詞を考えることにしました。このようにメロディーが先で詞が後というのもよくあるようです。
それにしても、五線と音符の組み合わせは限られており、よく使われるコードなんかでは入る余地など無いように思うのですが、次々と新しい曲が誕生していくのがとても不思議です。

おいく//青春

2018-07-15 17:24:03 | 趣味(詞作り)

ゴホゴホゴホ ゴホゴホゴホ
苦しいのおとっつぁん いま薬を買って来るからね
おいく薬買う銭なんて どこにもねえのにどうするだ
箕輪の旦那貸して下さった 返すのいつでもいいってね
そりゃあとてもありがてえ 旦那は仏のようなお人だね
良かったねおっとつぁん ああおいくのおかげだよ


ガヤガヤガヤ ドヤドヤドヤ
おい爺い貸した銭をば 今すぐ返して貰らおうか
あらまいつでもいいって 旦那言ってくれたじゃない
ええいピィーピィー喚くでねえ 返せねえならおいくを貰うぜ
そりゃあご無体なまだ子供 旦那それだけはやめとくれ
あれぇ助けておっとつぁん ああおいく許してくれ


メソメソメソ メソメソメソ
いつまで泣くんじゃないよ 今日からお客を取るからね
そうだよおいくお前には あれこれ銭がかかってるんだ
たんと奉公して借金を 早く返して国へ帰りな
そりゃあとても辛いけども 恨むなら貧乏に生まれたことを
どうしてるのおっとつぁん ああおいくは可哀想


ウソウソウソ ウソウソウソ
約束の2年が過ぎたのに ちゃんと借金返してきたのに
バカ言ってるんじゃねえ 利子っていうものがつくんだよ
そんなの余りに酷すぎる それじゃあいつまでたっても蟻地獄
そりゃあおいくだけじゃねえ 身売りされたら出られねえだ
帰りたいよおっとつぁん あたいら行く先浄閑寺


ヤダヤダヤダ ヤダヤダヤダ
悔しいのただ悔しいの 神や仏がいるならば
こんな不条理何故許す なんでお救いしてくれぬ
偉そうにしてる男ほど 根は傲慢で嫌らしい
そりゃあ金のためだけど あたいの若さ貪りつくす
死にたいよおっとつぁん ああおいくは救われぬ
"「おいく//青春」(オリジナル曲) ハルオロイド&緑咲香澄" を YouTube で見る


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8分間も聴かされたあげく救われない結末など歌と言えないかも知れません。
昨年8月16日のブログ(つぶやき)で浄閑寺のことを書きました。この詞は穴蔵に吉原遊女の骨壺が山と積まれているのを目にした時の思いです。
夢や希望とは無縁の青春、何のために生まれたのか…人間の性(さが)と人の世を怨み合掌するしかありません。

PG//青春

2018-07-09 14:36:34 | 趣味(詞作り)

見渡す限りの草原に
静かに朝霧立ち込める
小鳥のさえずり 爽やかに
デッキで向き合い
おいしい牛乳飲みましょう
あの山なあにと 聞く君の
あどけない横顔は
まるで絵本の少女のよう
僕の手を取り 駆け出す霧の中


連なる尾根から青空に
もくもく湧き出す白い雲
遠くのカッコウ 澄んだ声
小川のほとりに一緒に座り
冷たいせせらぎ飲みましょう
あの湖なあにと 聞く君の
汗で滲んだ横顔は
まるで高原のお嬢さん
僕の隣に 寝転ぶ目を閉じて


夕映え山並みシルエット
夜空に降るよな星の海
いつしか山鳩 泣き止んで
暖炉で向き合い
グラスのワインを飲みましょう
明日はお別れねと いう君の
涙が溢れた横顔は
いつの間に大人の女性
僕に伝わる 君の鼓動と時の音
"「PG//青春」 (オリジナル曲)赤咲 湊&黄咲愛里" を YouTube で見る

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青春シリーズです。PGはパパゲーノ※1の略で同級生です。信州の高原に住んでるので、こんな青春の思い出があるのではと想像して作ったものです。
とは言え、私の憧れ物語でもあり、浮かんだ高原は1番は菅平高原や斑尾高原、2番は開田高原や志賀高原、3番は舟木一夫の「高原のお嬢さん」で蓼科高原や霧ヶ峰高原です。1番2番3番ともそれぞれのフレーズを対応させています。
同級生曰く、3番は合ってると言うので、少々羨ましく思いました。
※1
http://kuuki.iinaa.net/newpage5.htm