ガレージ「とんぼ玉」

愛機「TDM900A:千早」「TDR125:千波」「LTS125-C:千束」と共に歩むブログです。

2年振りの二輪部合宿ツー(1日目)

2015-02-28 23:39:37 | 遠乗り道中記(「千早」編)
 前々勤務先の二輪乗りで年1回程度集まり、定例で宿泊ツーへと出掛けていましたが、昨年度はこれまで幹事役を務めてきた管理人の異動に伴う混乱の余波と、何より管理人自身の腰部と頚部の整備のため、開催を見合わせました。管理人は今年度も異動があり、多忙な時期もありましたが、年が明けて漸く一段落の兆しが見えたため、幹事役を前々職場の後輩K君に押し付けることで(笑)、実に2年振りに二輪部合宿ツーを開催する運びとなりました。

 参加する面子よりも先に宿泊先だけは決まっていて(笑)、2年前にも合宿で訪れた某民宿を再訪することにしました。その後、参加できる二輪部員が次々と名乗りを上げます。管理人の他、元同僚H氏とE氏、二輪免許は無いが(笑)二輪部部長のK君、元後輩のI君が参加する予定です。今回は二輪部員の他にも参加者がおり、この某民宿を教えてくれた前々勤務先の先輩A氏と、同じく同僚のM氏も参加の予定で、総勢7名の大所帯です。しかし、開催の直前になり、H氏とA氏、更にM氏までもが自身や家族の体調不良により、まさかの脱落…。その代わり、E氏の知人の二輪乗り3名と、I君の知人の二輪乗り1名が参加することになり、差し引き8名となりました。

 前回は道中のコンビニ集合としましたが、今回は初見の参加者が多いこともあり、近くに目印となるような建物のある広い場所が良いとK君に助言し、金谷港フェリーターミナル近くのFISHへ集合することになりました。また、二輪部合宿では毎回のように遅刻者が出るため(笑)、集合時間も移動時間もかなり余裕を持って計画をさせましたが、管理人はほぼ定刻に到着はしたものの、最後の方でした…(汗)。厠で(笑)E氏の知人2人(それぞれCB1300SF、FZ1 FAZER乗り)と、駐車場でI君の知人(GPZ900R乗り)とそれぞれ簡単に自己紹介を済ませ、それぞれの愛車を前に暫し談話をしたら、頃合いを見て、集合場所から程近い、最初の目的地へと出発です。

 最初の目的地は喫茶店「岬」です。最近、吉永小百合主演の映画の舞台にもなりました。映画は見ていませんが、管理人が行きたいと要望したものです。開店時間とほぼ同時刻に到着しました。


<こんなところに喫茶店があるなんて、今まで知りませんでした>

<その店名の通り、岬の突端にある店の前から、この日は富士山がはっきりと見えました♪>

<愛車と海を眺め、珈琲を啜りながら駄弁る至福の一時>

 次の目的地は今回残念ながら不参加となってしまった先輩A氏の要望でもある、セント・シュヴァインです。自家製のハムやソーセージの販売や、それを食べさせてくれるリストランテ、ペンションも併設されており、ここで昼食にします。これまた、開店時間とほぼ同時刻に到着しました。


<ハム工房の店構え>

<工房の裏手にリストランテがあります>

<ランチセットに付いてくるサラダも侮れない美味しさ♪>

<管理人は自家製ソーセージと野菜が沢山入った、ポトフを注文しました。これがまた実に美味しかったです♪>

 それぞれが自家製ハムやソーセージに舌鼓を打ったところで、次の目的地へと向けて出発です。実は、セント・シュヴァインからものの100mも走れば、快走路である安房グリーンラインへと合流できます。安房グリーンラインを暫く快走したら県道を右へ折れ、程無く管理人のお気に入りの木村ピーナッツへと到着です。ピーナッツソフトクリームを味わい(甘味は別腹 笑)、銘々が土産を購入します(すみません、画像はありません)。

 個人的に大満足(笑)して、来た道を戻り、安房グリーンラインの残りを走破したら、向かった先は前回の合宿でも訪れた野島埼灯台です。今度は帽子を飛ばされないようにしないといけませんね(笑)。しかし、灯台近くの駐車場が予想外に混雑していて停められず、その先の円形道路へと愛車を並べます。


<愛車を整列させて、いざ野島崎灯台へ>

 ここで、もう1つの想定外の事態が判明します。この日は灯台内部が工事中ということで、登ることができませんでした…。残念ですが、仕方がありませんね。


<この青空、灯台の上はさぞかし気持ち良かったことでしょう>

 せっかくなので、海辺まで散策することにしましょう。


<房総半島最南端の碑と野島崎灯台>

<野島崎の突端付近(笑)から、海を望みます>

 ここで、GPZ900Rに乗るI君の知人T氏が勤務の都合から、涙を呑んでの離脱です。是非、またご一緒しましょう。ここからは本日の宿へと向けて針路を取りますが、途中で一寸寄り道。天津小湊にある吉夢で絶景の露天風呂を堪能するためです。ここもA氏のお薦め、A氏の無念さは如何ばかりでしょう…。


<愛車は吉夢の玄関の直ぐ横の特等席へ♪>

 この日の日の入りは17時20分頃とのこと。17時少し前に到着したので、丁度良い感じですね♪逸る気持ちを抑えて、昇降機にて最上階へ。皆が日の入りを目当てにしているのでしょう、かなり混雑していましたが、露天風呂の最高所を何とか確保。


<沈んでいく、美しい夕日>

<露天風呂からの眺めはご覧の通り、最高でした♪>

 さあ、後は宿を目指すばかり。実は、E氏の知人の1人、I氏のご子息も朝から参加予定だったのですが、愛車(F800GS)の蓄電池の不調で出遅れ、先に宿で待つことになりました。無事に合流を果たし、皆が待ち兼ねた、舟盛りでの宴会へと突入です♪


<前回よりも人数が多いせいでしょうか、舟盛りは驚きの2艘体制(画像には1艘しか写っていませんが)>

 それでも乗り切らない鯵と甘海老は別皿に乗っていました。更に、金目鯛の煮付け1尾と栄螺の壺焼き1個が各人に付いてくる大盤振る舞い♪当然、食べ切れる筈も無く、部屋へ持ち込んでの二次会で豪華な酒の肴になりました♪それにしても、流石は二輪乗り(部長を除く笑)、今日初めて会ったとは思えない程、二輪談義に花が咲き、楽しい一時を過ごせました♪

 本日の走行距離:198km
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YSPチャレンジ3000kmツーリング2014達成!(「千早」編)

2015-02-22 22:44:11 | 二輪雑記帳(2011~2015)
 2014年のYSPチャレンジ3000kmツーリングはいつものように「千早」「千波」「千草」の3台体制で臨みましたが、4月の異動によって暦通りの規則正しい勤務となったため、休日は家族サービスに充てる時間も増え、今までのようにおいそれと出掛けることができなくなりました。また、慣れない業務のための多忙さも手伝って、このままでは2014年は1台も達成できない公算が高い状況でした。

 せめて、ここまで4年連続での達成を果たしている「千早」だけでも達成したいと考え、昨年11月頃より、休日の夜中や早朝、偶に午前中だけ家族から時間を貰って走行し、距離を稼ぎました。昨年末の時点で、達成まで1,900km余りを残していましたが、少しずつではあったものの着実に距離を伸ばし、2月中旬の2年振りの二輪部合宿(後日、改めて報告したいと思います)にて残り約50kmとなり、そして、つい先日、見事達成することができました♪


<今年の3000km達成記念ピンズは黒色でした>

 そうそう、2015年のYSPチャレンジ3000kmツーリングの登録がもう直ぐ始まりますが、今年は例年までと少々趣向を変えての開催となるようで、どのように変わるのか、とても楽しみです♪

 さて、達成の報告で訪れた某YSP店に、気になる1台がありました。その名も「XTZ125」です。以前、プレストコーポレーションにて「XTZ125E」を取り扱っていましたが、機種名からEの一文字が取れた以外に何が変わったのでしょうか。


<XTZ125>

<XTZ125E>

 一見して分かるのが、前照灯周りの意匠の変化ですね。標準で荷台も装備しています。諸元を見ると、寸法的には全幅が20mm増、全高が10mm減と余り大きくは変わらないようです。重量は114kgから119kgへと増加しており、気になる馬力は7.1kw(≒9.6PS)、トルクは9.9Nm(≒1.01kgf・m)で、それぞれ低下していますね。燃料タンク容量は10Lと僅かに0.6Lの減です。そして、一番大きな違いはこれまでの伯(ブラジル)生産から中国生産に変わった並行輸入車であること。価格が36万円余り(当時)から29万8千円(税込)へと下がったのはその影響であろうと推測されます。訊くと、部品の供給に関しても特に問題は無いとのことでしたが、YBR125等のそれと同様ということでしょうか。とても魅力的な機体なのですが、管理人の中の位置付けでは「千草」の後継機に相当するものの、如何せん、集合住宅の駐輪場の規定外の寸法になってしまうため、「千草」からの乗り換えはできません。次に考えたのは「千波」からの乗り換えですが、もう暫くは「千波」に乗り続ける心算なので、XTZ125を購入することは無さそうです(笑)。オフ車が欲しいのは山々なのですが、まあ、先立つものもありませんし、仕方が無いですね。

 もう1つ、MT‐09 TRACER用の純正オプション部品として、サイドケース(City)も展示されていました。ワイズギアのHPには未だ「COMING SOON」となっているのみですが、紙の純正装飾品型録はもう刷り上がっていて、1部貰ってきました。そこへ書かれていたサイドケース(City)の価格は何と片側74,520円(!)、車体へ装着する下側の取付架は別売りで、こちらも2万円近くします。先日の記事で、「サイドケース(City)の購入を早まったかも知れない」と書きましたが、この点に於いては一応管理人に先見の明があったということにしておきましょう(笑)。しかし、看過できない問題点も判明しました。それは、純正装飾品型録に「(サイドケースは)トップケースとの同時装着はできない」との但し書きがあったこと。情報を手繰っていくと、或るYSP店のブログに「高速安定性が損なわれる」「(重心が後方に移動することで、)簡単にウィリーしてしまい、転倒の恐れがある」らしいことが書かれていました。以前のLewinさんの予想が的中してしまいましたね。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大義無き増税

2015-02-19 23:42:29 | 二輪雑記帳(2011~2015)
 少し前のことになりますが、軽自動車税の増税案が話題となりましたね。事の発端は消費増税に伴う自動車販売の落ち込みを防止するための自動車取得税の廃止です。しかし、自動車取得税を廃止すると地方税収が少なくなるため、別の財源を確保しなくてはいけない、そこで目を付けられたのが軽自動車税という訳です。この軽自動車税の増税というのが、その内容を吟味していけばいく程、大義や道理等何も無い、特に二輪車にとって、如何に不条理で理不尽な代物であるかが明確になってきます。

 軽自動車(四輪車)は消費税に加えて軽自動車税も増税されますが、これに対する軽減措置として、自動車取得税の廃止とエコカー減税の2つがあり、そして、四輪車の軽自動車税は新車だけが増税の対象となります。これに対し、二輪車は軽自動車税の増税のみ(然も、増税の幅は軽自動車よりも遥かに大きい)で、エコカー減税の対象からも外されているため、軽減措置や緩和措置が一切ありません。更には、新車と中古車とを問わず、全ての二輪車が増税の対象となります。税制改正の御旗の下、二輪車だけに不公正に重い税負担を強いていることは明らかです。しかし、このことに対する納得のいく説明はこれまで全くなされていません。

 如何にも尤もらしく聞こえる増税の理由として、「(原付自転車の)軽自動車税を1000円徴収するのに、800円から900円も掛かる」から増税するとか、また、「軽二輪や原付自転車は登録年が分からない」から、新車と中古車とを問わずに増税するとか、反論にもならない反論がされていますが、これっておかしいと思いませんか?二輪の軽自動車税(抑、この言い回しからして妙ですが)の徴収システムの不備に原因があるのなら、その不備を改善することが先決ではないでしょうか。また、自動車税と軽自動車税との不均衡を指摘する声もあるようですが、これも自動車取得税の廃止と切り離して考えなければならない問題ですし、二輪車だけに税の軽減措置が無く、全ての二輪車が増税対象となることへの説明になっていないことはもうお分かりですね。これらの税制上の不備を改善しようとすら考えず、二輪乗りを煙に巻くように(いや、これはもう意図的に騙していると言っても良いかも知れませんが)安易に増税する――これこそ論理の掏り替え、二輪乗りを莫迦にしていると思います。

 我々二輪乗りにできることは問題の本質を正しく理解することです。管理人は単に増税が嫌だから反対するのではありません。しかし、巷間の増税反対の論調は「増税されると負担が増す」という手前勝手なものが多いようにも思えます。でも、考えてもみて下さい。誰しも増税は嫌なものですが、こういった道義の存在しない増税を許してしまったが最後、法改正がなされるまで恒久的に続いてしまうのです。今こそ、二輪乗りは「大義や道理の存在しない、不公正な増税」に反対の声を上げなければいけないと思います。

 余談ですが、スズキの鈴木社長が会見で「(軽自動車税の増税は)弱い者苛めだ」と発言しましたね。しかし、これは的外れであるばかりか、二輪車も含めた軽自動車税の増税問題の本質を見誤ってしまう可能性があることを申し添えておきたいと思います。

 追記:軽自動車税の増税が1年延期されることになりましたが、これでは単に先送りをしただけのその場凌ぎで、何の解決にもなっていません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

邂逅と試乗

2015-02-12 23:58:56 | 二輪雑記帳(2011~2015)
 週末、行き付けの某レッドバロン店から呼び出しを食らい(笑)、訪問したところ、敷地内の片隅にあのMT-09 TRACERが佇んでいることに気付きました。用事を済ませたら、気になる件の機体について営業氏に訊くと、売約済みの車輌ではなく、店頭の在庫となる予定とのこと。跨っても良いとの許可を得た上で、逸る気持ちを抑えて(笑)、機体の許へ。

 先ずは、全体を穴が開く程(笑)、観察します。


<両側の前照灯間と…>

<燃料タンク横は向こう側へと貫通しておらず、単なる意匠の一部のようです>

 上記の蜂の巣構造になっている部分は空気導入口だと思っていたので、意外でした。特に、燃料タンク横のそれは機能部品でないなら廃止して、その分、燃料タンク容量を増やして欲しいところです。

 意外と言えば、燃料タンク本体(覆い?)と純正サイドケース取付架、ハンドガード本体が金属製だったのは意外でしたね。中でも、純正サイドケース取付架はTDM用のそれが樹脂製なので、全く思いも寄りませんでした。


<燃料タンクはTDM900/Aと比較すると横幅があり、前後長は短いですね>

<純正サイドケース取付架には片側4箇所の荷掛け鉤もあります>

<ハンドガードはハンドルバーエンド貫通型、上部の覆いは樹脂製で、大型化等の拡張性が期待できそうです>

 スクリーンは3段階に調整ができるとの情報を予め掴んでいたので、実際に可動させてみようと思い、あらゆる方向から覗いてみました。すると、スクリーン本体を留めている螺子は固定式のようですが、スクリーンからはやや離れた場所にある、計器類の左右にある抓みを回すとスクリーンが上下することが分かり、思わず感嘆の声を上げてしまいました(笑)。


<画像中央の抓みでスクリーンの高さを調整できます>

 MT-09 TRACERには96万円余りの値札が付けられていました。「千早」を購入した当時の価格(然も、安売りで値引き後の価格)と比較しても買い得感がありますね。更に、何かと利点の多い国内仕様であり、管理人の考える次期主力攻撃機としては最有力候補ですね。まあ、「千早」は後10年は乗り続ける予定(笑)なので、近く乗り換えることはないでしょうが…。

 さて、続いてはYZF-R25に試乗します。試乗車があったことは認識していたのですが、試乗のためだけに来店するのもどうかと思い、先延ばしにしていました。この日は時間的にも余裕があったので、漸く試乗ができます。

 発動機を始動すると、聞き慣れた並列二気筒の排気音が心地良く響きます。跨ってみると、想像通りのきつめの前傾姿勢、車重は排気量なりに軽いですね。そして、いつもの試乗経路(笑)へ。走りも軽やかなのですが、回転数の上がり方も非常に軽いですね。回転数の限界域は1万4千回転から!?「千早」の常用域は3~6千回転、「千波」では「千早」よりも高回転ですが、それでも5~8千回転といったところ。計器類の中央上に備えているシフトタイミングインジケーターを点灯させようと、ギアの切り替えを引っ張ってみたのですが、終ぞ点灯させることができませんでした…。そのまま、これまたいつもの撮影場所へと移動します。









<様々な角度から>

<この角度で見ると、前額部の尖り具合と前照灯の配置とが、TDM900を彷彿とさせますね>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薄型荷箱装着

2015-02-05 22:22:50 | 整備・小改造覚書(「千早」編)
 諸事情により、ヨーロッパヤマハ純正サイドケース(Touring)を手放してから約2年半。暮れの大散財(笑)で購入した、ヨーロッパヤマハ純正サイドケース(City)の鍵を「千早」の主鍵と統一し、装着の準備が整いました。早速、「千早」へと装着して、以前のサイドケース(Touring)を装着した状態と比較してみることにしましょう。以下の3組の画像は何れも上側がヨーロッパヤマハ純正サイドケース(City)、下側が以前のヨーロッパヤマハ純正サイドケース(Touring)です。



<新旧サイドケース比較①>


<新旧サイドケース比較②>


<新旧サイドケース比較③>

 こうして比較してみると、一番の相違点であり、最も気になる横幅は両側で12cmという数字以上に小さく感じられますね。それでは改めて、全ての荷箱を装着した状態で、前後左右の4方向から眺めてみましょう。


<前方からだと、サイドケースの存在が殆ど目立ちません>

<幾ら横幅が小さくなったとは言え、後方から見ると威圧感があるのは否めませんね>


<TDM900/Aの横姿はサイドケースを装着した方が均衡が取れている気がします>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする