埼玉は秩父に、町を挙げて二輪を歓迎している、そんな町があるのをご存知ですか?町の名前は、小鹿野(おがの)と言います。その存在を知ってから、是非一度訪れたいと願っていましたが、先日漸く実現することができました。
今回は友人Kとの2人旅。数日前の週間天気予報では前日が雨、当日は天気が回復する筈だったのですが、日程が近付くに連れて雲行きが怪しくなって来ました。実は、日が変わってツー当日を迎えても、決行か中止かの決断が出せずにいました。出発直前まで迷いに迷いましたが、午後から日差しが戻るとの予報で開催を決意。管理人の自宅前でKと合流し、我々としては遅い出発です。
首都高を湾岸線から中央環状線、外環と繋いで関越道へと入ります。渋滞は殆ど無く、心配していた雨も途中で降られはしたものの、程無く上がりました。花園ICで降り、国道140号から途中で県道82号へ入りますが、ここがまた快走路!気持ち良く流し、県道37号へと繋いだら愈々小鹿野町へと入ります。
最初に目指すのは、
以前秩父を訪れた時に行けなかった安田屋です。狭い路地裏にあるので、中々見付けられませんでした…。
<元祖わらじかつ丼の店>
<駐車場は割と広いです>
わらじかつ丼を注文して、待つこと数分。来ました!
<正に草鞋、丼から食み出しています>
揚げたてカツと甘く濃厚な垂れとが絶妙に調和して、とにかく旨いです!但し、店員の愛想はお世辞にも良いとは言えません。元祖ということでどうしても食べてみたかったのですが、次回は別の店でも良いかも知れません…。
腹拵えが済んだら、管理人的に外せなかったカトウヤ洋品店へと向かいます。ここは色々な小鹿野オリジナルグッズを取り扱っていて、管理人は「OGANO」のロゴマークが入った帽子が欲しかったのです。店の一角に陳列されているオリジナルグッズの中から、念願だった帽子と手拭いキャップを購入♪また、ここの店主は気さくな人柄で、しかも二輪乗り。店舗のすぐ脇に停められていた店主の愛車や管理人・Kの愛車を前に、暫し二輪談義に花が咲きます。出発前には、店舗前で愛車との記念写真を撮ってくれました♪運が良ければ、店頭に貼り出されるかも知れませんね。
続いて向かったのは、二輪の安全祈願をやっているという小鹿神社。カトウヤ洋品店の斜向かいから真っ直ぐ伸びる参道を走行して行くと、大きな鳥居が視界に飛び込んで来ました。
<この鳥居の先に、小鹿神社の社殿があります>
愛車を停めたら、早速拝殿へ。
<駐車場には、こんな憎い看板が…>
<鳥居から、境内の拝殿方向を望みます>
交通安全を祈願したら、初穂料を納めて交通安全ステッカー(一寸大きめ&橙色なので、車体に貼るのは憚られますが… 苦笑)を入手しました。
さあ、次なる目的地は、5月2日に開館したばかりの「バイクの森おがの」。ここは、温泉施設に二輪博物館も併設されているとのことで、非常に楽しみにしていました。
<町を見下ろす小高い丘の上に建つ真新しい建物は中々立派>
駐輪場から続く玄関から館内へと入ると、そこは2階で二輪博物館の入口になっています。勿論、行くしかないでしょう!入館料1000円を払って入場すると、中にはDUCATIやbimota、LAVERDA等の欧州車を中心とした、マニア(管理人は違いますよ、念のため 笑)垂涎物のビンテージバイクがずらり!
<陸王:和製ハーレー陸王のサイドカー>
<tesi1D ForgoreBianca:名車「刀」のような、水牛のような(笑)>
<FZ750:これは一寸欲しいかも♪>
<TZ250:とても良い状態が保たれています>
<機種名不明:Husqvarnaの軍用車(?)。この博物館にある二輪を1台あげると言われたら、管理人はこれを貰います(笑)>
<125Navarro:とても125ccには見えない車格です>
二輪博物館を出たら、1階へと下りてそのまま温泉へ。料金は600円、露天風呂もあり、及第点と言えるでしょう。しかし、残念なのは無料休憩所が無いこと。食事や休憩が取れる畳敷きの広間があるにはあるのですが、温泉とは経営している会社が異なるとのことで、広間を利用するには何か注文しないといけないようです。この辺りは改善して欲しい点ですね。
これで、今回のツーで訪れようと思っていた箇所は一通り廻りました。しかし、まだ時間が早いので、このまま帰っては勿体無いですね。駐輪場で地図を広げ、次なる目的地を決めます。道の駅「両神温泉薬師の湯」へ寄ってから、日本の滝百選の1つである丸神の滝を目指すことにしましょう。
国道299号へと戻り、県道37号を快走していると道の駅「両神温泉薬師の湯」が見えて来ました。
<ここには、屋根付きの二輪専用駐輪場があります。この厚遇具合が何だか嬉しいですね♪>
この道の駅は、規模としては決して大きくないのですが、温泉が併設されています。今回は入湯しなかったので、また次の機会に…。
道の駅を出発して直ぐ、県道37号から県道367号へと入ると、道の様相が一変します。道幅が狭くなる上、途中に採石場がある関係で大型車ばかりになり、かなり埃っぽいです。大型車同士の擦れ違いも度々あって、相当ストレスが溜まります…。採石場を過ぎて暫く行くと、丸神の滝の看板が現れました。案内によれば、駐車場からは徒歩で片道20分程掛かるようですね。
初めこそ元気に歩き出しますが、管理人もKも日頃の運動不足が祟り、更には急勾配な箇所もあって息も絶え絶えに…(汗)。しかし、それだけに滝へ到達した時の感動も一入です!
<岩肌を滑らかに流れ落ちる、優美な滝です>
歩いて来た遊歩道を戻り、「千早」へと跨ったら県道367号と県道37号を再び辿ります。国道140号を走行して、途中給油をしたら花園ICから帰路に就き、さしたる渋滞にも遭遇すること無く、無事に帰宅しました。
<今回の戦利品。左から小鹿野オリジナルの手拭いキャップと帽子、そして小鹿神社の交通安全ステッカー>
追伸:帰宅後(当日2回目)の給油で、今までの最高燃費26.7km/lを記録しました!(満タンの度合いが少々甘かった疑念も残りますが…)
本日の走行距離:382km