レンタルDVDで『氷の上のふたり』を観賞しました。この映画はカナダ北部の町に住む少年ルークが自宅の納屋に迷い込んだ小熊を母熊の元に返そうと奮闘する物語でした。北極圏の厳しい自然の中で小熊と少年ルークの友情と絆が描かれていました。小熊を母熊の元に必ず返してあげるんだという強い信念を絶えず持って、ルークが徐々に成長していく姿が自然に優しく描かれていた映画でした。北極圏に住む動物たちのありのままに生きている姿やどこまでも続く真っ白な氷の世界の映像は非常に美しく、魅せられます。寒くて凍えてしまいそうな一面氷の世界が舞台ですが、小熊とルークを助けるために奔走する大人たちの真剣さときっと大人たちが小熊とルークを助けに来てくれると信じようとするルークのけなげな姿が氷の世界の冷たさに反して、より温かく、より熱く、感じることができる映画になっていました。また、この映画を観ていたら、写真家・星野道夫さんのナヌークの写真を思い出しました。
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