浄土平

あくる日は福島市内は曇りだった。
山に登っても景色が見えないと想像できたが、
予定を組んでいたので福島駅よりバスに乗った。
途中の土湯温泉辺りから濃霧だった。
山頂近くなると霧が晴れていて視界良好だった。
浄土平はうす雲があるものの天気がよかった。
福島市内が曇っていても山頂が晴れていることがよくあるらしい。
逆もあるそうだ。この辺の天気は福島市内とは違うらしい。
１０分ほどかけて吾妻富士に登った。何度目だろうか。
修学旅行でも訪れたがそのときはぐるっと1周したなあ。
この日はバスの時間もあるので登っただけですぐに降りて
ビジターセンターや天文台などを見学した。
浄土平レストハウスの２階で昼食にうどんをいただいた。
この前来たときはバスが遅れて吾妻小富士に登る登山道が
渋滞していたがこの日はすいていたため時間が十分あった。
このため昼食をゆっくりいただくことができたのだ。
欲を言えばきりがないがバスの到着から出発まで１時間１０分ほどしか
ないので結構忙しいのだ。もう少しゆっくりと鎌沼付近とかを散策しようと
思えばもっと時間がいるのだが、次のバスまでいると帰りの新幹線に
間に合わないのでしょうがなかった。

吾妻小富士

吾妻小富士の山頂での１枚。
何度来てもなぜかこの吾妻小富士に魅せられるのは
なぜだろう。

一切経山

吾妻小富士山頂から向かいに見える一切経山。
中腹は火山性ガスが出ていた。

飯坂温泉

最後のお宿飯坂温泉の聚楽に向かう。
福島駅から電車で約２３分ほどのところにある飯坂温泉。
駅前には芭蕉の像があった。
飯坂温泉に着いたら雨が降ってきた。
今回の旅行は雨にたたられている。
梅雨が明けていないうっとおしい天気だ。
送迎なしと勘違いして合羽を着て傘をさして徒歩で
ホテルに向かった。
着くとホテルの方曰く、駅からお電話いただきましたら
お迎えにまいりましたのにとおっしゃった。
迎えに来てもらったらよかったのにと家族にブーイングをもらう。
歩かないとわからないこともあるのだと雨の中を歩かせた
家族をなだめたが雨が結構降っていたのでびしょびしょになった。
だめもとで電話したらよかったなと後悔した。
飯坂温泉は２２年ほど前に訪れたので今回２回目だった。
かみなり風呂やゆらりというお風呂に浸かった。
かみなり風呂は昔のままだったような気がした。
ゆらりというお風呂は前はなかったな。
ゆらりはこの日は女性専用で朝は男性用に変わる。
ラジウム卵の試食をもらえた。
この他に露天風呂もあった。
夕食はバイキングだった。
バイキングのデザートのフルーツは甘くないところが多いのだが、
ここのスイカやメロンは甘かった。アイスクリームもたくさんあった。

白布温泉

米沢駅からバスで約50分。白布温泉に着いた。
この日のお宿は東屋旅館。秘湯のポスターが掲示されていたが、
お湯がとてもいい温泉旅館だった。
お風呂は全部かけ流しだそうで、
白い湯の花がたくさん湯船に浮いていた。
お風呂の浴槽から洗い場までお湯が常時あふれていた。
夕食はしゃぶしゃぶ付の会席だった。
このしゃぶしゃぶは食べきれないくらいたくさんあった。
お肉も柔らかくおいしかった。
直江兼続がここ白布の地で１０年間鉄砲を製造させたそうだ。
旅館の近くには鉄砲鍛造の碑が建っていた。

天元台高原

次の日は朝の明るくなる頃から雨が時々降っていた。
白布温泉からホテルのバスでロープウェイの駅まで送ってもらった。
ロープウェイとリフトを乗り継いで天元台高原へ向かった。
山頂は雨はまだ降っていなかったが、天気があまりよくなかった。
ウグイスが時々鳴いていた。リフトに乗っている間中は結構寒かった。
合羽をきていたので幾分寒さは和らいだ。
本当は最終のリフトまで行きたかったが、
天候が悪そうなので途中で引き返した。

天元台高原のニッコウキスゲ

天元台高原のロープウェイの
山上にぽっとニッコウキスゲが秘かに
咲いていた。

天地人博

予定より早めのバスで米沢まで出て、
時間があるので上杉神社を見学した。
ＮＨＫの大河ドラマ天地人が放映中なので
博物館では天地人博をしていた。
タレントさんのサインや衣装などの他に
狩野永徳筆の上杉本洛中洛外図屏風という
貴重な屏風絵も展示されていた。
織田信長が上杉謙信に贈ったと伝えられているそうだ。

東山温泉

東山温泉の御宿東鳳に宿泊した。
２２年ほど前に訪れたホテルだった。
そのときはまだ若かったのでバス停から歩いて
ホテルまでの坂を登っていたら
外国人のホテルの方が迎えて下さったのを思い出した。
ホテルの概観はそれほど変わっていなかったけれど、
高い別棟のタワー館というところが出来ていた。
お風呂は２つあって朝晩で男女が入れ替わるようになっていた。
東鳳は高台に建っているため景色がいいところだった。
鶴ヶ城も見えた。タワー館の３階にある露天風呂からも
会津若松市内がよく見えた。
夕食は部屋食だった。部屋食もたまにはゆっくりできていいものだった。
１度にある程度の料理を運んでもらえるので好きなものを
選んでいただけるのがいいと我が家では部屋食大歓迎だった。
あくる日は会津武家屋敷までホテルのバスで送ってもらえた。

御薬園

会津武家屋敷から赤べこ号という
周遊バスで御薬園に向かった。
御薬園にはきれいな庭園や池があった。
いろいろな植物が植えられていた。
ハスがきれいに咲いていた。