心とほんとの会話屋さん

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日本人が忘れたもの(道徳心)by 稲盛和夫さん

2014-02-09 19:39:20 | 本のネタ
 遅ればせながら、稲盛和夫さんの”生き方”を拝読しました。
 97刷と、途方もない数字の増刷がかかった良書に記述されていたのは、日本人が失ってはいけない大事なものを失ってから日本はおかしくなったと記載されていました。
 失ったものは、”道徳心”

 確かに、小学校の道徳で学んだ、嘘をつかない、正直であれ!、素直であれ!、間違ったら謝る!ということを実践できない大人が多いことに気づかされます。
 会社の中に限らず、有名企業における数々の不祥事を振り返ると、道徳心を失った大人が事件を起こし、道徳心を失った企業のリーダーが謝罪会見をする世の中になっています。
 すべての大人が、道徳心を失っているわけではないでしょうが、テレビでの報道や、通勤電車での振る舞いを見ていると、かなり高確率で道徳心を失った大人が存在することは明らかです。

 そういう大人たちの言動を見て、子どもたちは成長しているので、大人たちを尊敬できないまま育っているのでしょうね。
 そう考えると、新入社員の言動について、納得できる気分になるとともに、未来の日本を作る若者への影響を与えている大人の一人として反省せざるを得ません。

 自分ひとりが見直したところで、社会が改善されるわけはないといって諦めるのではなく、自分に出来ることからやっていくしかないのです。
 大人たち、一人ひとりが、未来の日本を作っているという自覚を持って言動してくれることを切に祈ります。
 奇しくも、缶コーヒー(ジョージアだったかな?)のCMで、5歳くらいの少年が
  『この世の中は誰が作っているの?』
 と父親に問いかけている場面があります。
 胸を張って
  『俺が(わたしが)作っているんだよ!』
 って、言える大人でありたいですね。

 みなさんは、子どもたちの問いかけに胸を張って答えられる生き方をしていますか?



 本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。