totoroの小道

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大造じいさんとガン まとめ 「最初○○だった△△が、~を通して、□□になったお話」

2017-11-15 23:28:04 | 5年 国語

大造じいさんとガンのまとめの学習を行った。

物語には、主題がある。
作者は、登場人物の変化や成長を通して、その主題を表現している。
(ただ、それは作者の側の考えであり、読み手は読み手なりの主題を感じることになる。)

だから、子供たちなりに登場人物の変容を感じてほしいし、そこから何らかの学びをさせたい。
ただし、なかなか十分な時間は取れない。

そこで、「最初○○だった△△が、~を通して、□□になったお話」を考えさせる。
実は、初発の感想の時に、一度行っている。
本時は、そのときの記録を皆で読み会うところから始まった。
「最初........~を通して、優しい人間に変わった話」
S:今となると、おかしいね。
S:職業として狩りをしているのだから、優しいという見方はおかしいよ。
「最初ずるかった大造じいさんが、~を通して、正々堂々とした人になったお話」
S:最初から正々堂々と戦ってたよね。
....
という具合に。

T:最初は、まだ読み込んでいないから、内容が分からずに書いていたね。
S:今となっては、なんでこんな浅い読みだったのか笑えてくるね。
T:では、今の気持ちをまとめてみよう!!

 

Kさん
最初たかが鳥のことだと思っていた大造じいさんが、せめて頭領らしくと努力する残雪に心を打たれることを通して、気持ちが変わり、堂々と戦おうと言いながらも、敵か仲間かよく分からない気持ちになったお話。

Hさん
ガン狩りをしていた大造じいさんが、残雪がいなければやる気が出ないことが分かり、本当の戦いの相手が分かっていくお話。

Mさん
たかが鳥だと思っていた大造じいさんが、最後の時を感じてせめて頭領としての威厳を保とうと努力する残雪を見ることを通して、残雪がいなければだめだと、自分と互角に戦える残雪といつまでもいつまでも戦っていたいと思うようになる話。

Eさん
残雪のことをいまいましく思っていた大造じいさんが、残雪との正々堂々戸の戦いをすることを通して、自分の相手は残雪じゃなきゃだめなんだと思うようになった話。
最初は狩りの対象だった残雪のことをライバルと感じるようになったのだと思います。それから、最後の時を感じて頭領らしい威厳を傷つけまいと努力することで、残雪も本当の頭領になっていったのだと感じました。

Gさん
最初残雪のせいで一羽のガンも獲れなくなりいまいましく思っていた大造じいさんが、何が何でも獲ろうとする自分の作戦でライバルの残雪と真剣勝負をすることを通して、残雪の力を見直し、来年こそは真剣勝負で残雪を倒したいと改めて思ったお話。

Yさん
最初は、残雪をなんとしてでも獲ろうとしていた大造じいさんが、最後に残雪を逃がすことを通して、何としてでも獲ろうという気持ちが消えていくお話。大造じいさんは、残雪のことを仲間にしたいと思ったと思います。残雪は大造じいさんのことを信じ、大造じいさんは残雪のことを信じたのだと思います。大造じいさんは、残雪のことを信じられるぐらいになったのだと思います。

Rさん
 最初は残雪をただの鳥としてしか見ていなかった大造じいさんが、最後まで頭領としての威厳を傷つけまいと努力している姿に感動して、ただの鳥に対しているような気がしなくなったお話だと思います。
 最初大造じいさんは、すぐに猟銃で撃たれて死んでしまうような普通の鳥だと思っていました。けれど、最後は、残雪の姿が大造じいさんを認めさせることになりました。残雪は本当にすごいと思いました。
 だからこそ、残雪は仲間から認められて頭領になって仲間を引っ張っているのだと思うと、すごく残雪にあこがれます。
 私は、あまり発表できるわけでもないし、ずば抜けて頭がいいわけでもないけれど、残雪みたいに利口でもないけれど、残雪のように人を引っ張っていける力を持ちたいと思いました。残雪のように、最後まであきらめないで努力して、これから自信をもって、学校でも家でも最後まで努力して見たいと思います。

Kさん
 私は、この物語は、最初自分の作戦を残雪に見破られる度に残雪のすごさに感心して何度も何度も見破られないように作戦を立ててきた大造じいさんが、ハヤブサにやられて弱っているのにもかかわらず頭領としての威厳を傷つけまいと努力する残雪を見たことを通して、その姿に心を打たれて残雪とまた堂々と戦いたくなって、残雪が居なくなってはいけないという気持ちに変わったお話だと思います。
 この物語を読んで、最後まであきらめないで残雪を捕まえようとした大造じいさんと、最後まで仲間を守り頭領としての威厳を傷つけまいと努力していた残雪、どちらもすごいいなと思いました。
 最後まで努力して、努力し抜いた二人、すごいと思います。人も鳥も、仲間や家族を思う気持ちは同じなんだと思うことができ、勉強になりました。
 来年こそは、絶対に大造じいさんは残雪を獲るのだと私は信じています。

 

浜松授業研究の会次回予定    

77回 11月18日  土  9:00  12:00 天竜壬生ホール 第1会議室
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