茨城・取手市が舞台 小説「レミングスの夏」映画化

2016年10月12日 11時13分26秒 | 社会・文化・政治・経済
公明新聞:2016年10月7日(金)付

2日に行われた試写会で懇談する(左から)染谷、斉藤の両市議と五藤監督、城之内景子さん


子ども時代の友情伝える
五藤監督らが出席し試写会 市内でロケ、市民が協力


茨城県取手市を舞台に撮影された映画「レミングスの夏」(五藤利弘監督)の公開を前に2日、市内で試写会が開催された。市民ら有志でつくる「映画『レミングスの夏』を応援する会」が主催した。映画は、同市出身の作家・竹吉優輔氏が2014年に発表した小説を実写化した作品。同会のメンバーとして、映画化に向けた企画・製作や広報活動を積極的に後押しした市議会公明党の斉藤久代幹事長と染谷和博議員が試写会に参加し、五藤監督や出演俳優と懇談した。

「普段通る道が映画で使われていて新鮮だった」「主人公たちの子ども時代の純粋な気持ちに感動した」―。招待された観客は、試写会場で映画を見終えたばかりの感想を口々に。

「レミングスの夏」は、幼い頃に仲間を失った男女6人が架空の街「富手市」を舞台にして友情とは何かを探る物語。原作に登場する学校や施設は取手市内に実在するものばかりで、小説を読んで感銘を受けた五藤監督が原作者の竹吉氏に申し出て映画化に至った。

撮影には、エキストラとして約100人の市民が協力。市出身の俳優も出演し、刑事役を演じた城之内正明さんは「母校で撮影が行われ、さらにそのシーンが上映されて本当にうれしい」と語っていた。

公明、製作や広報をサポート

映画の製作については、五藤監督の知人を介して知り合った公明党の元取手市議、城之内景子さんがゼネラルプロデューサーを務めるなどして協力。その後、同市を舞台に撮影されることを知った市民が中心となって「応援する会」を結成し、斉藤、染谷の両議員も事務局員として加わり、県内の企業や市民らに協賛の募集を呼び掛けたり、広報活動を展開するなど全面的にサポートしてきた。

五藤監督は「公明党の皆さんが陰で支えてくれた。本当に感謝している。この映画を通して、若者が大人になるにつれて忘れてしまう純粋な気持ちを取り戻してほしい」と話していた。

8日には市民会館で、一般客に向けた完成披露試写会が午前10時半、午後2時半、同6時半開演の3回行われる。応援する会によると、来年夏に東京都内の劇場で公開した後、全国展開をめざす予定。海外の国際映画祭への出品も計画しているという。

城之内景子さんは「多くの人の支えで上映に至った」と語り、斉藤、染谷の両議員は「この映画を多くの人に見てもらえるようPRを応援し、今後も芸術を通じた街の活性化に取り組んでいきたい」と力を込めていた。

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