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明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(145) 611・京都では640人がウォーク、300人が講演会に参加、その他にも・・・。

2011年06月12日 23時00分00秒 | 明日に向けて6月1~30日
守田です。(20110612 23:00)

6月11日、12日と全国で本当にたくさんの脱原発行動・企画等々が行われました。
さっそくネットに続々と報告が出て来ていますが、今夜、企画を行っているところもあり、
まだ全体を網羅したものはでていません。
(ついさっき、秋田のデモから帰ってきた方から報告のメールが入ったばかりです!)

ともあれ海外を含めると176件の行動が同時に開催されたようです。
いや、これに数えられていない行動もあるようす。一番数の多そうな新宿では
2万人が参加とも伝えられています。とにかく本当に全国各地、世界各地で
行動がありました。画期的ですね!

みなさん。それぞれ集会準備で大変だったでしょうから、もう少し詳しい全体像は
これからだんだんに見えてくるでしょう。それを楽しみにしつつ、今宵は、京都で
僕自身が参加したウォークの報告をします。


すでにお知らせしたように、僕は午後2時集合、2時半開始の「京都ピースウォーク」
に参加しました。予定の2時前から京都市役所前にたくさんの方が集まってきて
いい感じで集会をスタートできました。

共同呼びかけ2団体のあいさつにつづいて、リレートーク。子どもたちもマイクを
握ってくれて、「核のゴミを私たちに残さないで!」とアピールしてくれました。

その後、ウォークに出発。コースは御池通り⇒烏丸通り⇒四条通り⇒河原町通りと
京都の目抜き通りをぐるっと回るコース。ちなみに祇園祭の山鉾巡航と同じ
コースです・・・。

歩き始めて暫くして、僕は数をかぞえるためもあって、前から後ろまでずっと見て
まわりました。数は、デモに出始めた時は580人。一番人通りの多い河原町通りで
640人でしたが、本当に色々な方が参加して下さっていました。

今までになかった例としては、サーフボードを抱えたサーファーの方たちの参加。
この方たちは、リレートークでも「いい波に乗り続けたい」と一言、アピール
してくださった。かっこよかったのなんの。

他に非常に目立ったのは、ベビーカーを押したお母さんたち。これが何十台・
何十人もいました。いやいやすごい。思わず笑みがこぼれてしまう光景です。
雨が止んで良かったなあと心から思った場面でした。

太鼓をたたき、ギターを弾き、踊り・・・というグループも二つぐらいありました。
片方のグループは「みんなウソだったんだぜ・・・」と歌って歩いていました。
もう一つのグループは、リズミカルに踊りながら歩いていたのですが、途中で
主催者の持っていたマイクをお貸ししたら、凄いシンガーの女性がでてきた!

そのまま即興で、迫力満点のメッセージソングを歌い出した。これ、本当にもう
なんといってよいか分からないぐらいの迫力。和製ビョークの出現だ・・・
と僕は思ってしまった。彼女には、最後の市役所前でみんなの前でも歌って
もらいました。

それやこれやの光景の一部を、ウォークの中から撮った方が、さっそく編集して
ネットにアップしてくださったので紹介します。
冒頭のシーンで流れているのが、僕の言う和製ビョークの女性の歌声です。
もう1本、最後の市役所前でのライブ?のシーンもアップされていたので
貼り付けておきます。どうかご覧下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=4t5EVDq6zI4
http://www.youtube.com/watch?v=nYWHZfBV9og&feature=related

なおこの日、京都では他にも色々とイベントがありました。一つは石橋克彦さん
講演会。ウォークと時間がかぶってしまいましたが、300人が集まって大盛況だった
ようです。気候ネットワークの方の講演会も行われ、ここにも100人が集まった
そうです。そして私たちのウォークが640人でしたが、実はその少し前、12時からも
ウォークがあり、200人が歩いたそうです。

この他、夕方から関西電力京都支社前での抗議のビラまきが行われるとともに、
観光地・嵐山の渡月橋のたもとでも、15人が集まって、メッセージボードとキャンドル
を持って「ビジル」が行われました。(僕もウォークのあとにかけつけて参加しました)
この行動を、直前に100万人行動に登録したのだそうですが、それをネットでみた
地元の方が参加してくださった。観光客を乗せて人力車を引いている方たちも、
「僕らのもとで人力車を引いていた若者が、今、上関でカヤックにのって工事を
とめるために頑張っているんです」と興奮気味に話をしにきてくださいました。

それやこれや、京都での活動が紹介されている報道記事、テレビ映像なども下に
貼り付けておきます。テレビでは、12時と2時からのウォーク、石橋さん講演会の
様子も映っています。ただウォークの中での圧巻のシーンの一つだった、
ベビーカーが何台もがーっと行進している姿を撮った映像がないのがちょっと
残念だなあ・・・。
京都ではないですが、滋賀県高島市で行動の様子を伝える記事も貼り付けて
おきます。高島市で(たぶん)初の脱原発行動も、大成功だったようです!

今宵はとりあえずこれぐらいを報告としておきます。まだまだ続報が出てくると
思います。僕もネットでもリサーチしますが、みなさんが参加された地域での
行動について、可能でしたら、メールなどでお知らせをください。この場で暫時
紹介させていただきます。


みなさま。611、12全国行動は大成功でした。
脱原発への大きな一歩です。
さらに前へ。
一緒に歩んでいきましょう!


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東日本大震災:発生から3カ月 京都市内各地で反原発イベント /京都

毎日新聞 2011年6月12日 地方版
 東日本大震災から3カ月となった11日、京都市の各地で福島第1原発事故を
考えるイベントが開かれた。研究者は原発事故が人災だと指摘し、NPO関係者は
自然エネルギーへの転換を主張。福井県の原発に近い京都府民に警鐘を鳴らす
デモ行進もあり、参加者はそれぞれの立場から被災地に思いをはせた。
【堀智行、花澤茂人、成田有佳】

◇南区で講演会 「ないことが国民に安全」--石橋・神戸大名誉教授
 京都市南区のホールでは、震災が原発事故を引き起こす「原発震災」の危険性を
早くから指摘してきた石橋克彦・神戸大名誉教授(地震学)が約300人を前に
講演した。石橋名誉教授は、多くの原発が立地する福井県で大地震が起きた場合の
影響を説明し、「地震列島では、原発がないことが国民にとって本質的な安全に
つながる」と訴えた。

 石橋名誉教授は福島第1原発事故が起きた背景について「多くが大地震の
起こりやすい場所に立地している上、地震に対する想定も甘い。07年7月の新潟
中越沖地震で柏崎刈羽原発が停止した際に対策をとるべきだったのに、今もその
場しのぎの対応をしている」と批判した。

 また、若狭湾でマグニチュード7・6の地震が起きた場合、4メートル以上の津波が
発生する可能性があるとの試算を提示。「若狭湾で原発震災が起きれば、琵琶湖の
水が汚染され、京阪神に住む人は水が飲めなくなる。また、どこに避難したらいいか
分からない状況に陥る可能性もある」と訴えた。【堀智行】

◇持続可能な都市へ、自然エネルギー転換を--上京、NPO講演
 上京区の京都社会福祉会館では、新日本婦人の会府本部(下京区)が原発推進
政策の見直しを考えるイベントを開催。地球温暖化防止の活動をしているNPO法人
「気候ネットワーク」(中京区)の田浦健朗事務局長が「原発はいらない。自然
エネルギーへの転換を!」と題して講演し、約100人が聴き入った。

 田浦事務局長は、政府は温暖化対策で原発を推進してきたが、バックアップ電源は
石炭火力発電だと指摘。「原発はコストが安いとされるが、高レベル放射性廃棄物の
処理費の見積もりが過小など疑問があり、火力や水力発電よりも高いという計算も
ある」と話した。そして、「風力と水力、波力をベースとして、日中に太陽光発電で賄う
方向への転換を」と呼び掛けた。

 一方、震災復興に関して「被災地に自然エネルギーの集中投資をすることで、
世界に誇れる持続可能な都市を作ることができる」と提案した。

◇ピースウオーク 中京、下京で640人デモ
 中京、下京両区の繁華街では、平和や脱原発を説くデモ行進「ピースウオーク」が
あり、約640人(主催者発表)が「原発いらない」「今こそ再生可能エネルギーを」など
と訴えながら四条通や河原町通などを1時間半かけて練り歩いた。

 NPO法人「環境市民」などの呼び掛けで、市役所前広場に集合。メンバーが全国
100カ所以上で、脱原発や平和を訴える行事が同時開催されたことを説明した後、
参加者はプラカードや横断幕を持ち、「一緒に歩きましょう」と沿道に声を掛けながら
行進した。

 協力団体「ピースウォーク京都」の守田敏也さん(51)は「関西電力の(福井県の)
原発から近く、当事者性が高い京都から、原発を止める声を上げてきたい」と
話していた。
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110612ddlk26040275000c.html

***

「脱原発」訴えパレード 京の中心部

京都新聞 2011年06月11日 19時00分
 脱原発を目指すパレードが11日、京都市中心部であった。東日本大震災から
3カ月たっても福島第1原発事故が収束せず、関西でも電力供給不安が強まる中、
市民ら約600人がエネルギー政策の転換を訴えた。

 全国140カ所以上で開かれた原発問題に関するデモや集会の一環。NPO法人
「環境市民」や市民団体「LIFE FOR LOVE」が呼び掛け、自然エネルギー普及や
環境問題に取り組む団体が協力した。

 京都市役所(中京区)を出発した参加者は「脱原発 地球に原発はいらない」と
書かれた横断幕を先頭に、「子どもたちを被曝(ばく)から救え」「エネルギー政策を
CHANGE」などと記したメッセージボードを手に繁華街を練り歩き、原発に頼らない
安全な未来の実現を街行く人に呼び掛けていた。
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20110611000101

***

テレビニュース
12時からのウォーク(200人?)と、石橋さん講演会、
2時からのウォーク(640人)の映像があります。
http://www.youtube.com/watch?v=38FT22gdJQM

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脱原発訴え市民らデモ 滋賀各地で

2011年6月12日 朝日新聞
 東日本大震災から3カ月の11日、「脱原発」を訴えるデモやイベントが各地であり、
滋賀県内でも大津、高島の両市でデモ行進があった。

 原発が多く稼働する福井県と接する高島市では、100人近い市民が参加。「子供
の未来を守りたい」「高島の自然を守りたい」などのプラカードを掲げ、JR近江今津
駅前から今津町の商店街などを約1時間かけて行進した。

 同市マキノ町で農業を営む福井朝登さん(38)ら市内の若者数人が、全国各地で
デモなどが計画されたのに合わせて「さよなら原発、高島の会」を結成し、参加を
呼びかけた。

 大津市から夫と中1、小5の娘と参加した岩崎美智子さん(48)は「25年ほど前に
福井県の美浜原発を見学したが、こんなに身近な生活に影響するものとは思わ
なかった」と話した。

 福井さんの友人で、福島県から駆けつけた安藤英寿さん(35)は「私の住んでいる
中通り地方は福島第一原発から離れているが、土壌汚染されていないか、秋の
収穫が心配です」と顔を曇らせた。

 大津市であった「脱原発 市民ウォーク」には約100人が参加。JR大津駅前から
琵琶湖岸まで約3キロを、「琵琶湖の水を放射能で汚すな」などと訴えながら歩いた。
途中、関西電力滋賀支店に立ち寄り、「これ以上原発に依存するのはやめて
ください」などとシュプレヒコールをあげた。(成田康広、飯竹恒一)
http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201106110150.html


コメント (2)
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