本日の余談(９戦目)

これが今年の初戦となる。用水路の様子は事あるたびに
確認はしていた。まず第一に、流れはいつもどおりだけど、水が
少なくてキレイに透き通っている。そして、水草は綿の様な藻に
覆われ固まりになっている。見た目は全く生命感が感じられない。

とは言え今日は実戦あるのみ。そんな決意と覚悟で水辺に立った。

結論からいうと、完敗だった。

水草の中には小魚たちがじっと潜んでいるに違いないと信じての
出撃だが、とにかく何の反応も無い。そして視覚的にもそれが明らか
なので、どうしようもない。浮が流れ、その下をエサの付いた針が
流れる。針から取れたエサが水草の葉っぱの上にポツンとのり、
それがずっとそのままなのも、ハッキリと見える。

直ぐに釣具屋に行って、柄の長い網を買ってきて水草の中を
ザブンとすくってやろうという衝動にかられたが、止めた。
そこまで自分を追い込む必要はない。

４～５人の自転車に乗った少年たちが、好奇の目で振り返りながら
走り去っていった。純粋な共感からの目線なのか、「　今どき
あんな場所で釣れるわけないじゃん　」　という、上から目線なのか、
どちらにしても、もはやこれまで。　本日の予定修了。

まあ、この時期はもっと自然に近い深い場所でないと、ダメなの
かもしれない。暖かくなるまでに時間を見つけてポイント探しでも
してみようか・・　ボチボチとね。

そんなお話でした。