今日の朝日新聞の1面の天声人語の隣に掲載されている「折々の言葉」というコーナーに大江千里さんの言葉が掲載されていました。
それは私がブログにも書いた「ヒットして最大公約数のファンを得ることは、本当に好きな人を減らすんだな。」
詳しいことはここに掲載されています。
前にも書いたようにサザンや桑田佳祐さんのライブチケットをめぐるマウンティングやカーストで悩んでいたときにこの言葉に出会い心が楽になりました。
この話はアミューズの偉いさん(特に中西某氏)に聞かせてやりたいと思いました。
前のブログの重複的な意見になりますが、大きい会場でライブをやるというのは沢山のファンが呼べる反面席の格差などの問題もある。
現実にサザンの30周年ライブである10年前の「真夏の大感謝祭」の時も転売がひどくて、最終日のアリーナ1列目は高級車1台並みの価格で、グループでチケットを買って、悪い席は転売ということも。そういったこともあり、11年の年越しライブから身分証の提示とライブ当日まで席は解らないというシステムになりました。
今年はサザンのデビュー40周年で、夏にサッカースタジアムで大きなライブをやると思います。ファンも高齢化したし、ドームのほうが無難と思っても、野外で見たいのが本音。5年前の「胸熱」の時は全国ツアーだったけど、真夏の大感謝祭の時みたいに「1公演4人まで」ではなく、全公演エントリー可能だったため落選する人も出ました。
「胸熱」のときは発表1か月前に原因不明の高熱で大学病院で検査するくらい体調が悪く、発表時も体調が芳しくなかったので「日産スタジアムは無理」「豊田スタジアム公演があってよかった」とほっとしましたが、その後のチケット抽選も精神的にきつかったです。
特に一昨年の桑田さんの年越しライブが外れたときはお金もためてホテルも確保したのにチケットが外れて心が折れてしまい、今年を最後にファンクラブをやめようかとまで考えていました。
千里さんの言葉を見てから「これは避けては通れない問題だし、アーティストにとっては大きなジレンマでもある」と感じるようになりました。
私は大江千里さんのライブで女性ばかり、布袋寅泰さんのライブで男性ばかりというのを経験しています。
千里さんのライブも平成11年のアコースティック(またろうさんがサポートだった。)以来見にいっていません。
彼のバックコーラスをしていた濱田美和子さん(彼女の父親は偉大なる野球選手阪神の元監督)は浜崎あゆみさんのバックコーラスをしていましたが、今の彼女の状態を見るとバックコーラスをやめざるを得ない事情があったのかもしれません。(あとバービーボーイズのエンリケさんも。)
千里さんの話の影響もあり「人間関係がぎすぎすしてもきちんと勉強すべき」自分が結婚後にパート先を見つけるのに苦労した経験から「資格は取るべき」介護の仕事を通じて「空気ではなく周囲を見て行動」と感じるようになりました。
「ヒットして最大公約数のファンを得ることは、本当に好きな人を減らすんだな。」と言う言葉以上に「運命を変えることは難しいかもしれないが、自分がどう生きるかは自分自身が決めることだ。」というのは中森明菜さんの件やSMAPの解散や最近ではウルフルズとしての活動を休止したウルフルケイスケさんにも言える。
行きづらい世の中で生き抜くには自分が不幸なのを周囲や親や学校や環境のせいにするのではなく、その中で自分の目標を持って生きることなのかもしれない。
それは30年前の自分自身に一番言いたいです。
最後に女子パシュートの金メダルおめでとうございます&大杉漣さんのご冥福をお祈りします。(たけしさんとのからみが面白かったです。)