ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

依存症

2024年03月23日 | 精神障害

 大谷選手の専属通訳の水原氏が解雇されました。
 ギャンブル依存症で、使ってはいけない大金を使ってしまったようです。

 依存症というのは種類がたくさんあって、アルコール依存症、薬物依存症(合法薬も含む)、ギャンブル依存症、買い物依存症、セックス依存症、などなど。
 私は良くお酒を呑むし、抗精神病薬、抗不安薬を飲み続けているので、アルコール依存症や薬物依存症(ただし合法薬)になるリスクを常に持っています。
 いや、あるいはすでにどちらかもしくは両方の依存症になっているのかもしれません。
 抗精神病薬や抗不安薬を飲まないとまともに働けませんし、毎晩の晩酌はすっかり習慣になっています。
 自分は酒と薬で死ぬんだろうなと、ぼんやり思ったりします。

 3つ上の先輩で、肝臓がんで亡くなった人がいます。
 48歳でした。
 アルコール性肝炎から肝硬変になり、肝臓がんになるという、酒で死ぬ典型のような推移をたどりました。

 この人、20代の頃から破滅的な酒飲みでした。
 毎晩ウィスキーのボトルを1本開け、泥酔して眠り、出勤しても頭がぼうっとするらしく、トイレでこっそりウィスキーを呷る、いわゆる迎え酒を毎朝していたようです。
 本人いわく、迎え酒をすると二日酔いが治るのだとか。
 一瞬脳をごまかしているだけだとは思いますが、私は特に注意することもなく聞き流していました。
 迎え酒をしないと脂汗がだらだら流れ、手が震えるのだそうです。

 この先輩とは何度か痛飲しましたがとにかく飲み始めたら終わらないのが苦痛でした。
 20代半ばの頃から「俺は酒が原因で50歳までは生きられないと思う。だけどやめられない」と言っていました。
 結果は予言どおりになってしまいました。

 しかし先輩の呑みっぷりを知っている身としては、よく48歳まで生きたな、というのが偽らざる心境です。
 アルコール性肝炎というのは進行が遅いんでしょうか。

 アルコールはもちろんですが、精神病薬の中では特に抗不安薬が依存性が高いと言われています。
 しかし私は抗不安薬を36歳でうつ病を発症した時からずうっと飲んでいます。
 根が真面目なので処方された薬は必ず飲んでいます。

 最近厚生労働省から抗不安薬を漫然と処方することはリスクが高いので止めるようにとのお達しが出たと精神科医が言っていました。
 しかし今更抗不安薬を飲むなと言われても困ります。
 きっと離脱症状が出ると思います。

 推測ですが、厚生労働省の偉い医務官が代わったのではないかと思います。
 組織というもの、上が代わるとガラリと変化していきますから。

 他の薬はともかく、抗不安薬は適量を続けたいと思っています。
 もちろん、酒はほどほどにして。


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