ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

消えない月

2024年03月16日 | 文学

 昨日、人事異動の内示がありました。
 私は動きませんでしたが、私が信頼する部下が異動することになり、ショックを受けています。
 東大卒で記憶力が良く、気が利く人でした。
 そろそろ30歳になろうかという女性です。
 後任はなんと54歳で、職場でも有名なヒステリックなおばさんです。
 ヒステリックなだけではなく、仕事が杜撰でミスが多い人です。
 私と同期で、大ベテランですが、就職したばかりの頃とあまり変わっていません。
 年度末はただでさえ憂鬱なのに、優秀な部下が去り、ミスだらけのおばさんが来ると言うことで、立ち直れません。

 午前中は憂鬱を吹き飛ばそうと近所をひたすら歩き回りました。
 少しは気が晴れたかというとそうでもなくて、来年度一緒に働いてみなければ何とも言えません。

 午後は気楽に読めるミステリを読みました。
 「消えない月」という本を読みました。
 ストーカーを扱った小説で、ストーリーはそこそこ面白いのですが、文章が稚拙です。
 ラノベみたいな感じです。

 世の中にはおよそ面白くない内容なのに、うっとりして生理的快感を覚えるほどの名文を書く人がいます。
 そうかと思えば物語を作ることには長けているのにイライラするほど文章が下手な人もいます。
 この小説の作者は後者でした。
 それでもストーリーの面白さで読了しました。
 この作家の作品はもう読むことは無い気がします。

 


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