電話にて。

相棒「もしもし」
ムスメ「もしもし」
「ふーちゃん？元気？」
「げんき」
「夕ご飯、何食べたの？」
「…ねばねば(納豆)」
「そうかぁ。おいしかった？」
「おいしかた」
「かーちゃんいる？」
「いる」
「代わって～、…って、ずいぶんフツウに会話できたなぁ!!びっくりしたよ!!」
そばで聞いていて、私もびっくりいたしました。

ありさん。

暖かくなり、虫の活動も活発になってきた。我が家にも蚊や蟻や蜘蛛やゴキブリが出没して下さる。あまりありがたくない。
ムスメが台所の床を指差して「ありしゃん、いた～」。「あ、ほんとだ～」とありしゃんを指差すふりをしてさりげなくプチッと殺害する私。「ありしゃん、どこかな～。あれぇ」と探すムスメに「どっか行っちゃったね～」と白々しく応えるわたし。だってありしゃんは砂糖やハチミツを見つけて行列で家の中にやって来るから、困るんだよ～。でも、「あり」って歌や絵本でもよく出てきて、ムスメにとっては人格が与えられている虫だから殺りにくいのよね。ま、ムスメも「ありしゃん♪」と言いながら、棒でつつきまくったり、ジョウロで水をかけまくったりして、無意識(?!)に殺害しているんだけど。
相棒にその話をしたら「いっそのこと、ありを発見したら潰すようにムスメに教えちゃえば？」って。いや。それはどうなの?!

赤ちゃんごっこ。

最近のムスメはごっこ遊びがお好き。
お食事ごっこ、お料理ごっこ、おでかけごっこ、お客さんごっこ、電車ごっこ、などなど。お食事ごっこでは、「あちち！」「から～い！」「お茶ちゃチョーダイ！」「あ！こぼりた～！」「ゴシゴシ」…と、凝った演出でお送りしてくれて、なかなか面白い。
そして、“赤ちゃんごっこ”。「赤ちゃ～ん♪」と言って、抱っこするとしなだれかかって甘えてくる。「“赤ちゃん”でオムツ替えますよ～」と言うと、いつもは立ってパンツオムツを替えるんだけど、おとなしくころんと床に転がって、テープ式のオムツを替えさせてくれる(←これをさせてくれなくなったから、コストの高いパンツオムツにしていたんだけど…)。しかも、その間「ふぇっ、ふぇっ、ふぇっ…」と、赤ちゃんらしき無意味な泣きマネまでしてくれる。「赤ちゃん返り」でもないし、不思議な遊びだなぁと思う今日この頃。

カワイイ？

前の日記で語彙を数えてから、日に日に数字を伸ばしているムスメ。昨日は「シツレ～イ」と言いながら、私の周りを邪魔しながら移動していた。キミは本当に１歳児なんだろうか。

さて。話は変わり。ムスメは初めて履いて歩いた靴１足をずっと愛用してきたんだけど、靴底は磨り減ったし、きつくなってきたので、新しい靴を買うことにした。ところが、靴を試着して買う段階から大泣き。色や形、柄、色々試してもみんなイヤイヤで泣き続ける。愛用靴に執着があるのかと思って、最終的に似ていた靴を買ったものの、やっぱりだめだった。
その場だけかと思いきや。あれから１２日が過ぎ、毎日のように「新しいくっく、履いてみようか」と誘ってみたが、毎回泣いてお断りされる。ついには「アタラシイ、くっく、コワイ～！」と３語文まで出して泣く始末。スゴイじゃないか、ムスメ。
しかし困った。ぬいぐるみに履かせて見せたり、ミッフィーのシールをはってあげたり、ムスメお気に入り人形を靴に入れたり、試行錯誤。みんな「アタラシイ、くっく、バイバイ」と退けられた。うーん…。黒く塗ったシールを切り抜いて、くっくにおめめとお口をつけてムスメに見せてみた。
「アタラシイ、くっく、カワイイ～♪」と言って、購入して１３日目、ようやく履いてくれたのだった。歩きながらくっくのお顔を見て「うふふ～♪うふふ～♪」と言っていた。
気に入ってくれてよかったけど、今後ずっとこの顔はつけておかないとダメなんだろうね…。水に弱い紙のシールなんだけどな…。

２１８個。

もうすぐムスメは１歳半健診。事前に記入する問診票に「意味のわかる言葉をいくつ話すか」と個数を答える問いがあったので、ムスメのつかえる言葉を羅列してみた。

【名詞・動物】２３個
ねこ　わんわん　ぴょんぴょん　もーも　ぶぅぶ　こっこ　ぴよぴよ　ありさん　かいじゅうさん　ぞうさん　はとぽっぽ　カメしゃん　クマふぁん　ぺんぺん(ペンギン)　くわっくわ(蛙)　ぴーぴ(鳥)　がぁが(アヒル)　ちゅんちゅん(スズメ)　しゃかな(魚)　ほーほー(ミミズク、フクロウ)　かぁかぁ(カラス)　こんこん(狐)　ぱんふぁん(パンダさん)

【名詞・自然】９個
ちゅーりっぷ たんぽぽ はっぱ うみ ほし すな いし おはな　ざぶ～ん(波)

【名詞・食べ物】２４個
にんじんさん ぴーまん だいこん おまめ ごはん トマト きゅうり いちご りんご バナナ おせんべ のり　いくら　はくさい　おりょうり かれー　じゅす(ジュース) もくず(もずく) ぱんぱん(パン)　い～かん(みかん) ねばねば(納豆)　おちゃちゃ(お茶) めんめん、ちゅるちゅる(麺類)

【名詞・物】２５個
あな すぷーん はし こっぷ くつ すりっぱ ひこーき でんわ けーたい クーピー ティッシュ マイク　あかちゃん ボール　がたんごとん(電車)　おすくり(お薬) ふぉくー(フォーク) おしゃら(お皿) にかい(階段の類い)　くりよん(クレヨン) しゃかしゃか(歯ブラシ) えぴろん(エプロン)　おいしゅ(イス)　しゅ～ん(滑り台)　ぶーらん(ブランコ)

【名詞・その他】３７個
とーしゃん かーしゃん ふーちゃん ぐぅまま ぐぅぱぱ おじいちゃん おばあちゃん おうた さんかく もうふ おうち しっこっこ うんちっち　おんぶ だっこ　くつした　ぼうし　たおる　ごみ くち あし つめ おしり おなか おっぱい　あたま みみ はな めんめ(目) はぁは(歯) てって(手)　ぴあ(ピアノ) あめあめ(雨、傘)　おしゅぼん(おズボン) ちょっきん(はさみ) ぴーぽーぴーぽー(救急車) くいんて(♪マークのこと)　

【名詞・キャラクター】１１個
みっふぃちゃん ぷーしゃん きてぃちゃん ぴんぐー あんぱんまん ワンワン うーたん ずず くーぴーちゃん(キューピー)　ぜんまい(ぜんまいざむらい)　もん(ドラえもん)

【動詞】２６個
みてみて みててね～　まっててね～　ちゃんこ(すわる) ちょうだい　ありく(あるく)　てって(手をつなぐ)　たっち(立つ) か(お絵描き) あけて とる(取って) ちゃ～(注ぐ) みえない ねんねしちゃった おきた～ ついた(着いた、付いた、点いた) きえた ぺいっ(捨てる、投げる) おそうじ(掃除する) ふきふき(拭く)　こぼりた～(こぼれた) おった～(落ちた)　ぬんない(～できない)　え～ん、ないてる～　まてまて～

【形容詞】３３個
あぶな～い　から～い　おいしい　おいしそう　あちち　つめた～い　さむ～い　あったか～い　ちっさ～い　おっき～　おも～い　こっち　あっち　なが～い　たか～い　ちょっと　きらきら　きれいね～　もっと　こわい　かわい～　あか　きいろ　だいじ　いっぱい　いたいいたい　おしまいまい　まっくら　いーこいーこ(なでる)　かいかい(痒い)　はんたい(反対→取り替える)　ばっちい(汚い)　ないない(無い)　

【その他】３０個
いないいないばあ　は～い　そうだ！ ねんね　た～(ごちそうさまでした) あれ～？　ないねぇ　どこだ～？　あった～ がんば～れ　ごみすて　ばいばい だいじょうぶ　ごめんね　あんと～(ありがとう) こんこん(ノック)　おしゃんぽ(さんぽ)　やった～　わ～い　いぇ～い　なあに？　もっかい　いいよ　こんにちゃわ～(こんにちは)　ま～す(いってきます)　お～い　あれ　これ　いにゃない(いらない)　いや

…２１８個あった…。書きもらしていたり、昨日は言わなかったことを今日言い出したりするので、２１８個以上、なんだと思う。問診票の問いは、そんなビッグな数を期待したものではないはず。
１歳半で２語文も話す我がムスメは天才っ！…とは別に思っていない。１歳半だからこそスゴイ気がするけど、『はたちを過ぎればただの人』です。言葉の習得が早いムスメのおかげで、育児が楽しかったり楽だったりと助けられてはいます。ありがたや、ありがたや。

誕生日＆入籍記念日。

昨日は私の３３の誕生日で、入籍して３年の記念日だった。
親子３人でおでかけをして、買い物や食事を楽しんできた。ムスメがいると笑いが絶えない。

会話。

相棒「夕ご飯、何食べたの？」
ムスメ「しゃかな(魚。しらすを食べた)」
相棒「何をたくさん食べたの？」
ムスメ「ごはん」
相棒「何が好き？」
ムスメ「…しゅぷ～ん！」
話の流れから、“好きな食べ物”を連想していたら「え?!スプーン?!」だけど、ムスメは今日一日気に入っていた、お食事ごっこに使っていたおもちゃ用のスプーンを走って取りに行って相棒に見せていたので、ちゃんと“好きなモノ”を答えていたのだった。
深夜帰宅が続いて、久々に触れ合った父娘。「すごい、会話できるようになってる!!」。毎日毎時間一緒だと、改めては気付かないんだけど、ホントだ、会話になってる！

１歳６ヶ月のムスメ。

歌って踊るのが大好きで、メロディーだけはだいたい合ってて歌詞はアヤシイ歌はたくさんあるが、「こいのぼり」「ちゅーりっぷ」「ちょうちょ」「ぞうさん」「かえるのうた」は、歌詞も８割は歌えるようになった。
毎日お風呂で数えていたら、１から１０まで言えるようになっていた。
物を「ひとつ、ふたつ、みっつ」(３つまで)と数えられるようになった。
食べる真似だけだった「おままごと」が、お料理もするようになった。
なぐり描きだったお絵描きが、歪んでいながら「○」が描けるようになった。
うんちをした時はたいてい「うんちっち！」と教えてくれるようになった。

ムスメがするようになった数々のことは、特に教えたわけではない。何気ない日常の中でムスメが自然に吸収したんだなぁと痛感している。ムスメにして欲しくないことはムスメの前ではしない。ムスメにして欲しいことは大人が進んでやる。私と相棒が心掛けていること。

ＧＷ後半。

相棒の実家に、普段はバラバラに生活している相棒兄妹も揃って、まったりと休日を過ごす。ムスメは先日の“黒人さん事件”から見知らぬ人への警戒心が高まり、お正月ぶりの相棒妹を見て最初だけ泣き、相棒兄を見て何度も何度も号泣していた。
みんなが色々な物をプレゼントしてくれるので、この連休でムスメの物がまた一気に増えた。ありがたいことです。物もさることながら、とーちゃんかーちゃんに加えておじいちゃん、おばあちゃん、オバちゃん、オジちゃん、ムスメが家のどこに行っても誰かしらがいて、誰かしらがかまってくれて、いつもどこかで笑い声が聞こえる…こんな素敵なことってないな、と思う。

悲鳴。

連休の谷間の平日、親子３人で(主に私の)買い物に出かけた。
街中で「Hi、ナイスパパさん」とHIP HOPな黒人さん(男性)にチラシを渡され声をかけられた相棒。黒人さんは、HIP HOP & street系の服を売るお店の客引きだった。興味本位で話をしながら店をひやかしに行く途中、黒人さんはサービス精神でか、相棒と手をつないでキョトンとしていたムスメをいきなり抱き上げた。途端にサイレンのように辺りに響き渡るムスメの悲鳴。慌ててムスメを降ろして肩をすぼめる黒人さん、キャンディをムスメに差し出して立ち去った。その後、相棒が抱っこしても泣きやまず、私が抱っこしてもしばらく悲鳴は後を引き、ムスメは私に子ザルのように四肢を絡ませて抱き付いて離れなかった。
ムスメにとって初めての外国人。見た目も強烈にインパクトのある黒人さん。その上、会ったばかりで人間関係もできていない相手で、とーちゃんよりも大きな“男性”にいきなり抱えられたんだもん…ものすご～～～～く恐かったんだろうなぁ。
ムスメの心中を察すると、「きっと夢に見るくらいの恐怖だったね」という私の言葉どおり、ムスメは夜中に火がついたように悲鳴をあげながら泣き出した。おっぱいあげて、抱っこしてゆらゆらして、話しかけたり歌を歌ったり、トントン背中をたたいたり…落ち着いたかと思えば、また火がつき泣き叫ぶ。その繰り返し。いやあ、絶対あの恐怖を夢に見てるね！コワイね！コワイよね！
というわけで、今夜はムスメとお腹同士をくっつけて久々の“ラッコねんね”。なんとか眠ってくれたので一安心。重いけど(自分の腹上に１１キロ以上のこびと)、ムスメの安眠のために頑張るわ、私。