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Singer テツモトミキのページ

DIVAS ~続編

2007-11-28 17:56:11 | ライブレポート

「3Great American Voices」 初日の大阪公演。

                                                            

さてさて、感動的なキャロル・キングの後は、今、ノリに乗っているファーギー。HIPHOPグループ「BLACK EYED PEAS」の紅一点ヴォーカル、ソロ名義で大ヒットした「ロンドン・ブリッジ」・・ぐらいの予備知識しかなく、今回の3人の中で、個人的にはほとんどノーマークでした。

いきなり10人ほどのダンサーを従えて、ド派手に登場。スピーカーからの重低音が、客席までビリビリ伝わる。先ほどまでの雰囲気から一変、まるでクラブイベントのような場内。やはり耐えられないのか、キャロル・キングのファンと思われる中高年のお客さんは、立ち去って行く人も・・。

                                                            ライヴのほうは、一曲目から大盛り上がり。今回が世界初の単独ライヴとのことですが、そうは思えないほどの存在感で、客席を引っ張っていく。それに、ダンスも歌も相当上手い。バラードの曲では、個人的には高音が少し耳ざわりな所もありましたが、かなりの熱唱でした。勝手にHIPHOPのイメージを持っていたので、こんな言い方は失礼ですが、思ったより歌が上手くて驚きました。

それにしても、一番感心したのは、彼女のプロ魂。小一時間のステージで、2回も衣装変えしたり、ある曲では、マイクを持って歌いながら、片手で倒立前転を4回も!ジャニーズもビックリです(笑) 勿論、今回のメンバーの中で一番の若手、初めてのソロ・パフォーマンス、ということで、かなり気合いは入っていたと思いますが、お客さんを楽しませようという、その徹底したサービス精神には脱帽です。とにかく、パワフルで勢いのある、楽しいステージでした。

                                                            

そして、トリに現れたメアリー・J・ブライジ。圧倒的な存在感と貫禄、抜群の安定感。まさに「女王」という感じ。でも実は、私より1歳上なだけなんですよ。意外と若くてビックリですが、何でしょう、この違い・・(笑)

聴く人の心を捉える、有無を言わせない彼女の歌の力は、体感して、改めて素晴らしいと思いましたが、その彼女を支えるバックバンドの演奏が、またカッコいい。個人的に気になる、ということもありますが、特にドラムがカッコ良かったです。ほとんどが打ち込みで作られている曲を、そのまま再現しているようなタイトさも持ちつつ、グルーヴとかノリがガッチリあって、当たり前ですが、さすが世界のトップだなぁと思いました。

一番印象的だったのは、U2のカヴァー曲「One」。“世界は一つ”というメッセージを込めて歌われたのですが、個人的に聴きたかった曲でもあり、ボブ・マーリーの「One Love」を思い出したり・・いろんな思いがあって、心に残りました。

                                                               

短い時間ではあったけれど、3人それぞれの魅力を、十分に堪能した後、いよいよ待ちに待ったアンコール。期待通り、メアリー・J・ブライジの紹介で、全員がステージへ。しかもファーギーは、また違う衣装で登場。スゴい。

                                                          選曲にも興味がありましたが、まず最初はマーサ&バンデラス「Dancin' in the street」。この曲はまた意外でした。ツアー初日ということもあり、床に歌詞カードを並べて、3人ともまだ不慣れな感じで歌っているのが、何だか微笑ましかったです。

そして最後は、私も大好きなキャロル・キングの曲「(You make me feel like) A natural woman」。彼女のステージで、この曲は歌わなかったので、エンディングはこれだろうと楽しみにしていました。キャロル・キングもファーギーも、かなりソウルフルに歌っていましたが、元々アレサ・フランクリンに書いた曲ということもあって、やっぱりメアリー・J・ブライジが圧巻でした。でも、この3人での熱唱は、本当に感動的な終演でした。

                                                            

初めにも書きましたが、ライヴを観るまでは、何だか異色の取り合わせだと思っていましたが、実際にライヴを観て、特にアンコールで3人が一緒に歌っている姿には、違和感など全然無く、先駆者から今の若い世代へと受け継がれている、何か相通じるものを私は感じました。と同時に、それは幅広い音楽性を持ち、今なお現役であり続ける、キャロル・キングの偉大さでもある、ということを改めて実感しました。

                                                            おそらく、もう二度と見る事の出来ない、まさに夢の競演。感無量でした。

                                                             

3Great American Voices http://www.hipjpn.co.jp/pc/04_art/236.html


本日OPEN♪

2007-11-23 17:06:28 | お店情報

以前、ここでも紹介した、Atelier3-1(http://blog.goo.ne.jp/tetsu-pee/d/20060918)

のパティシエ・ツヅキユウコが、本日11/23、自分のお店を出しました。友人である同級生が、身近で独り立ちしていくことは、とても嬉しくもあり、自分も頑張らねば、という刺激や励みにもなります。もちろん心から応援していますが、お店と一緒にどんな風に成長していくのか、今後の彼女自身も楽しみです。

3551309_3423285857 でも、同級生だから言う訳ではなくて、彼女の作り出すお菓子は本当に美味しくて、一パティシエとして、ファンであり尊敬しています。スコーン、タルトetc、気軽に食べられる焼き菓子のお店で、国産小麦粉、オーガニックシュガー、発酵バターetc、素材にもこだわっています。一度食べたら、必ずまた食べたくなりますよ。

ぜひ一度、お立ち寄りください♪♪

                                                           

「焼菓子 Le Roux (ルルー)」 

                                                              名古屋市瑞穂区洲雲町2丁目23-8

(地下鉄桜通線「桜山」駅 6番出口より徒歩5分)

http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35.13643083&lon=136.93272778&p=%CC%BE%B8%C5%B2%B0%BB%D4%BF%F0%CA%E6%B6%E8%BD%A7%B1%C0%C4%AE2%C3%FA%CC%DC23-8

                                                           TEL:052-842-5071

Open  12:00~18:30

定休日  火曜日・第1水曜日


DIVAS ~キャロル・キング編

2007-11-18 17:28:31 | ライブレポート

5日(月) 雨の大阪城ホール

この日、私はまた音楽史上の人物を、この目で見ることが出来ました。

                                                         3gav_070614醤油でおなじみの「キッコーマン」が、アメリカに進出して、今年でなんと50周年。その記念イベントとして行われた「KIKKOMAN presents 3Great  American Voices」 キャロル・キング、メアリー・J・ブライジ、ファーギー、という豪華な顔ぶれ。でも初めは、ちょっとごった煮的な感じがして、正直、どうかなぁと思っていましたが、キャロル・キングを生で聴けるのは、おそらく最初で最後だろうと思うと、やはり行かずにはいられませんでした。

                                                             

開演・・まず気になったのは出演順。今回のイベントは、大阪、埼玉、東京の三ヶ所で行われて、後から知ったのですが、出演順は各会場で違っていたとのこと。このメンバーであれば、何と言っても17年ぶりの来日となった、キャロル・キングが取りを飾るだろう、と私は思っていました。でも、この日最初に登場したのは、キャロル・キングでした。

まさかトップに出て来るとは思わなかったので、少し驚いたと同時に、その姿を見て、とにかく感激でした。驚きと期待の入り混じった歓声の中、彼女はたった一人でステージに現れました。そして、微笑みながらピアノの前へ。

まるで、クラシックのコンサートのような緊張感。17年ぶりの日本公演、初日のまさに一曲目は、イントロなしでいきなり始まる、代表作「Tapestry(つづれおり)」の一曲、「Beautiful」。意外な選曲で意表を付かれましたが、本人が目の前で歌っていることの実感が徐々に沸いてきて、何だかゾクゾクしました。その後は、ギター、ベースを加えてのトリオで、「Tapestry」の曲を中心に演奏されましたが、中でも印象的だったのは、「Smackwater Jack」。キャロル・キングもギターを弾き、トリプルギターで演奏。キャロル・キングが、ギターで弾き語っている姿は初めて見たので、とても新鮮でしたし、何しろ3人が本当に楽しそうで、ほのぼのとした雰囲気でした。

「You've Got A Friend」を始め、私も大好きで、レパートリーにもしている名曲の数々を、実際に聴くことが出来たのですが、30数年前の曲だなんて分からないほど、全く古さを感じず、温かくて美しい。シンプルな演奏だっただけに、尚更、言葉やメロディーが心に沁み入りました。しかも、彼女は現在、なんと65歳!そんな年齢だったことに驚きましたが、そうとは思えないくらい、ピアノも歌声も、優しくそして力強い演奏で、普段CD等で聴いているのと、私はそれほど変わらない印象でした。逆に、若い時の声がオバサンぽいのかもしれません。

                                                            4547366032468_2 今回、資料etcで初めて知ったことが多かったのですが、彼女は16歳で歌手デビューし、同じ年に、数々のヒット曲を彼女と生み出した、ジェリー・ゴフィンと結婚。18歳で母になり、その後、3度の結婚・・という、ずいぶんドラマティックな人生を送っている。私の勝手なイメージですが、彼女や彼女の作品からは、そんなこと想像もつかなかったけれど、実は内面的には激しい人なのかも。あの優しい笑顔の向こうには、たくさんの喜びや悲しみがあり、そういう人生の機微から、たくさんの曲が生まれているのだと知りました。彼女はアーティストとして、女性として、いろんな意味で先駆者であり、やはり選ばれた人なのだと思う。

わずか40分ほどでしたが、素晴らしいライヴでした。観に行って本当に良かったと思うし、日本でこうしてライヴが観れたことは、本当にラッキーだと思います。

                                                            

自分の思い入れも強くて、感動が大きかったので、また長くなってしまいました・・でも、あとの2人も素晴らしかったので、続きは次回に。

すっかり寒くなりました。冷えた身も心も、必ず温かくなるはずです。キャロル・キング、ぜひ聴いてみて下さい。


11月のスケジュール

2007-11-05 00:32:49 | ライブスケジュール

●新栄「BLST」 charge\1200- 1st 21:00頃~

     with 石河光也(Vo&g) 

  7日(水)  14日(水)  21日() 

23日()  26日(月)  28日(水)

                                                       

*Others

                                                         15日(木)21:00~ 栄・錦「PINO」 

            ソロ(Vo&Key)

料金については、お店にお問い合わせください。