TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

初めてのサツマイモの収穫

2019年10月31日 | 畑・園芸・工芸・片付け
先日、サツマイモの収穫を行いました。
畝の中の赤いまるまると太った芋を掘りあてたとき、何とも言えない感動を覚えました。
何を大げさな、今どきサツマイモの収穫など保育園児や小学生でもしているといわれそうですが、自分が手がけた初めての野良仕事だけにその収穫の喜びはひとしおです。




まず、堀たてのサツマイモの色に驚く。こんなにも赤いんだ、と。













いたって普通のサツマイモですが、自分がつくったのは何とも愛らしく感じます。
さっそく職場の同僚にお裾分けします。
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急きょ車中泊になりました

2019年10月30日 | 
ちょっと前になりますが、10/5に鹿児島に車で行きました。
急な用件が飛び込んできて、前日の4日に鹿児島行きが決まったのです。
あわてて宿の手配をしましたがどこも満室でした。
当日のキャンセルがあるだろうと高をくくっていたら当日も空きはありませんでした。
(鹿児島市内から20㎞離れた喜入にはありましたが…)
実はその5日、6日は桜島で大がかりなロックフェスがあっていて、その影響で市内のホテルはどこも満室だったようです。

でもあわてませんでした。宿がないならないで、その時は久しぶりに車中泊をすればいいと考えていたからです。

さて、その車中泊です。
はじめは鴨池海釣り公園あたりに車を停めて寝ていたのですが、車や人の通行が多く落ち着かなかったので移動しました。
なかなか適当な場所がなくかったので、ホテルに唯一空室があった喜入を目指すことにしました。ただ、宿泊の予約は入れず、その近くにある道の駅がダメだったらそのホテルにと考えたのです。

はたして喜入の道の駅。そこは国道から少し入ってところにあり、川と海に面したとても静かなところでした。しかも駐車場は広く他の車と十分離れて停めることができるので、ここで車中泊をすることにしました。(そういえばここは2012年に同期のTと開聞岳に登った後、温泉に入るために立ち寄ったところでもありました)

食事は済ませていたので後は寝るだけでした。狭い車の中でしたが、野宿をしているみたいで胸がわくわくしました。
はじめは興奮してか寝付かなかったのですが、ラジオを聞いていたらいつの間にか爆睡していました。5時前に目が覚め車から出てみました。


目が覚めると周囲は明るくなっていました。



駐車場の前は川



広い駐車場



車の中はこんな感じでした。



紙袋に衣類を詰めただけの即席枕 ラジオ ミネラルウォーター うちわ



一晩お世話になった道の駅喜入



この後、鹿児島市内に戻り、24時間営業の一本桜温泉センターに朝風呂に入りに行きました。(喜入の温泉は10時から営業だったので)


一本桜温泉センター 朝風呂につかりリフレッシュ



ホテルはホテルで快適なのですが、車中泊もなかなか捨てがたい魅力があります。ワンゲル時代のテント泊を思い出し、心が躍ります。




車:ホンダのストリーム



2列目と3列目シートを倒すと



以前この車で仮眠を取るときには、2列目シートを下げて2列目と3列目のすき間ができないようにしていたのですが、今は違います。



できるだけ2列目を前にやります。
そこに1枚の板を渡せば180㎝近くのフラットなベッドができあがります。










目隠しのカーテン 寒くなると窓にはさらに結露対策が必要になります。



私が目指す車中泊のスタイルは、ワンゲル時代の野宿のようなできるだけ簡素なものです。
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郡岳へ

2019年10月22日 | 山(県内)
令和元年10月22日は即位礼正殿の儀でお休みでした。
せっかくの休みでしたので有意義に使わねばと大村にある郡岳826mに登りました。
この山は多良山系の最西端にあたります。(郡岳から経ヶ岳までの縦走もできます)

山道に入る前に、お弁当を買おうと手作り弁当を売っているDヤマザキに寄りましたがまだできていませんでした。
それではと近くのJA系の「産直かやぜ」に寄ったらまだ温かい手作り弁当が並んでいました。
幸せな気分で国道444を萱瀬ダム方面に向かう車中、せっかくのできたて弁当だから温かいうちに食べようということで話がまとまり即実行することに。

途中の萱瀬ダム駐車場 紅葉はまだだが気持ちがいい



この景色を見ながら早弁(まだ9時40分…)



エビフライ風? お弁当を食べていたら近づいてきた変な毛虫



南登山口にて準備(10時40分)



登山道は緩やかな登りでファミリー向け

途中のベンチで休憩をしていた子ども連れの横を通過



ガサガサ! 音がしたところを見ると


ヤマカガシ?

あっさりと山頂に着きそうだったので、坊岩を見るため西登山口への迂回路にコース変更

途中1ヶ所 注意を要するガレ場あり



慎重に渡る



そしてお目当ての坊岩



展望は最高で先月登った虚空山がクッキリと



ジャスト12時 この景色を見ながらおやつタイム(ランチタイムは登る前に…)









ここからは10分ちょっとで山頂









2回目のおやつなどしばらく休憩してから下山開始



登りに子連れファミリーが休んでいたベンチはなんと豪華な1枚板でした



無事に下山 途中の林道には車がいっぱい


この近くにあるロッククライミングの岩場に集まった人達の車でした


突如目の前に飛び込んできた大パノラマ


経ヶ岳から五家原岳までの多良岳の主要稜線がズラリ!


萱瀬ダム なんとなく北欧風



穏やかな山登り
余力を残して帰宅
テレビでは即位礼正殿の儀の模様が繰り返し放映されていました。

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生命力

2019年10月10日 | 畑・園芸・工芸・片付け
9月22日の台風17号の風で倒されていた菊が復活していました。
「復活していました」と書いたのは、しばらく実家に帰ってなく久しぶりに見たからです。
支柱の支えで再び根づき、たくさん蕾をつけていました。





この菊は姉が植えていたものです。
2月に父が亡くなりましたが、その時にいただいていた菊を仏壇にお供えし、花が終わった後の茎を挿し木にしていました。
だから姉はもちろん、私も思い入れのある菊なのです。


挿し木



畑に移植






その後順調に育っていました。



ところが9月22日の台風で

ゴーヤ ほぼ全滅



菊 真横に… 根っ子から吹き飛ばされていたものも



ていねいに起こして支柱にくくりつけました。



2週間後







花が咲いたら父にお供えします。
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飲んでいる薬に発がん性物質?

2019年10月05日 | その他
今日のネットニュースに、発がん性物質が含まれている可能性がある薬の自主回収が始まったとあった。
人ごとのように見ていたら、添付されていたその薬の画像に見覚えがあった。まさかと思い自分の薬を調べてみたらまさにその薬だった。


「ラニチジン」という胃薬


今年になって胃の不調が続いた。胃カメラの検査で、びらん性胃炎並びに逆流性食道炎と診断され、投薬治療が始まった。その時処方されたのがこの「ラニチジン」だった。

これはショックだった。
記事には「重篤な健康被害が発生したとの報告はない」と書いてあったが疑問が残る。発がん性物質というのは時間をかけてじわっとからだを蝕んでいくものなのに、それだけの時間をかけて調査した上での「報告」なのだろうかと。そのことはさておき、自主回収するということは何らかの問題があるのだろう。

私の場合、服用期間が1か月くらいなので問題はなかろうが、これからは薬に頼らなくていいような生活をしなければと思ったところだ。
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作礼山2 懐かしいはずが実に新鮮だった

2019年10月04日 | 山(県外)
(前回の続き)
駐車場からバンガローのある池へと続く道



案内板があった


作礼といえばまずは池だろうと池を目指す

木立の間から池が見えてきた。あっという間だった。






池の間の道 懐かしいな…


よく草刈りがされていて安心した。
というのも、以前同期のI手から「作礼にヘビがウジャウジャいた」という話を聞いていたからだ。













きれいになっていたバンガロー 今は管理棟とのこと



そこからの眺め



水場






池のほとりの四阿 紅葉の頃にまた来たい…



池を後にして西峰へと向かう途中



ヘビの抜け殻


私はヘビが大の苦手である。どうか出くわしませんように…

バッタ? この状態で動かなくなっていた…



蝶 こちらは元気



つぎに東峰へと向かう。
古い鳥居が出迎えてくれたが…



この神社の記憶が全くない。
あの頃は神社仏閣には興味がなかったからか。
















長い年月で摩耗した狛犬



そこからの眺め









足下 ヤマボウシの実



この石積みは多良岳金泉寺と同じだ。



御手水鉢



別の道から池に戻る



ここは東展望岩という。あの頃は知らなかった。それとも、忘れただけかな…


先客がいた。
久留米の人で、この方も「雨と思っていたら天気が良くなったので、急きょおもいたって来ました」とのことだった。



大崩を彷彿とさせる岩



岩の間にもヘビの抜け殻が


どうか出くわしませんように…


白っぽいのが駐車場で、その向こうの小高い山を「奥作礼山」というらしい。
昔からそう言ってたのかな…


駐車場に戻り休憩


反対側の「奥作礼山」の登り口




9合目からの山歩きで登り足らなかったので奥作礼とやらに登ってみることにした。


指導標には「奥作礼山」ではなく「897ピーク」と書かれていた。












高い木がない分かなりのブッシュ。この時季、スズメバチが怖いので早々に引き上げる。



池やその周辺の記憶は残っていたが西峰の頂の様子はほとんど忘れていた。
東峰にある社にいたっては全く記憶にない。
古い石積み、鳥居、摩耗した狛犬や社などは趣深くとても新鮮に感じられた。
東展望岩にも驚いた。
想い出の作礼山のはずだったが、後半は初めて登る山のように発見や驚きの連続だった。
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懐かしの作礼山

2019年10月03日 | SUWV
実は… 宝満山に登る前日、9月28日に作礼山に登った。
正確には「登った」ではなく「行った」のだが。

9/28、29は天気予報では午後から雨だった。
できれば祖母山あたりの遠征を考えていたのだが天気が悪くてはと見合わせていたのだ。

今年はいろいろとあってまだ一度も県外に出ていない。
ふだん登らない県外の山を渇望していた。

はたして、その28日。
朝から青空が広がっていた。これでも午後からは雨なのかと天気予報を確認するもやはり雨。
ところが9時過ぎの予報からは雨マークが消えた。

何なんだあの予報はと腹立たしく渇きがピークに達した。
どこでもいいから山に登ることにした。
とりあえず車中泊もできる装備を積み込んで車を走らせた。

この時点で10時を回っていた。
運転しながらあれやこれや候補は浮かぶものの目的地が決まらない。

中山キャンプ場から経ヶ岳も頭によぎったが今ひとつ食指が動かない。
多良山系はいつでも行ける。

そうこうしているうちに鹿島を過ぎた。
天山か。天山もいいが、天山はこの天気では暑すぎる(9合目から樹林帯がないから)。

そうだ、久しぶりに作礼山に行こう。
あそこなら木もいっぱいあるし、しかも9合目まで車で行ける。
なんと軟弱なと思いながらも36年ぶりの作礼山を目指すことにした。

車中、作礼山の想い出が蘇ってくる。

作礼山は追い出し(「老い出し」とも書く)ワンデリングの山だった。
老い出しは、荷物をその年の卒業生に担がせ、池のほとりのバンガローに泊まり、酒を飲みながら夜遅くまで思い出話に花を咲かせるというそんなワンゲルの恒例行事だった。


老い出しのワンデリングの登り初めは厳木駅



部員みんなで記念撮影

(4年の時)



(3年の時)


凍った池でサッカー(?)



そういえば、ほぼ全員が二日酔いでレクどころではなかった年もあったな…


いろいろなことを思い出しながら車は作礼に向かった


途中の多久、「花祭」というバス停付近


畦道の彼岸花が満開







厳木手前から山道に入り9合目の駐車場




車には車中泊もできるほどの装備を積んでいたのだが、ウエストバッグにカメラ・携帯という超軽装備で懐かしの作礼に足を踏み入れる。





駐車場から池へと向かう道。
久しぶりの作礼に期待が高まる。

- 続く -





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宝満山奮登記2  羅漢道へ 

2019年10月02日 | 山(県外)
前回の続きである。

時刻は間もなく15時。
夕暮れまで2時間半。
もし、人気のない羅漢道で道に迷い日が暮れたら…
ヘッドライトがあるから大丈夫。

天気が怪しくなってきた。雨が降っていきたら…
小雨なら傘、ひどければ雨具で対応。大丈夫。

時期が時期、スズメバチがいたら…
大丈夫。スズメバチは基本的に自分からは人を襲わない…はず、たぶん。
耳を澄ませ、羽音がしたら襲われる前に逃げる。

いろいろな心配事を全て自分に良いように言い聞かせ、山頂直下の羅漢道入口を目指す。
何というプラス思考!


山頂の裏側



岩の壁



羅漢道に入ってすぐの所。この景色は多良岳の北壁に似ている



そんなことを思いながら下っていくと…ありました。



頭部が壊された石仏












天の岩戸?


























山頂から下るだけと思っていたらけっこうなアップダウンだった。
そして正規のルートと合流。
ここがその分岐点。右が山頂、左が羅漢道。



行きにも紹介した百段雁木。降る分には楽勝。



一の鳥居



ここからは遠回りになるが車道を下ることにした。
日はまだ落ちていなかったが、広い車道の方が神経を使わなくて良いからだ。
また、石段の連独でひざに痛みを覚えていたのも理由の一つである。
思わぬ発見もあった。


何だろう、これは?



六所宝塔という建物の跡だそうだ。



無料駐車場 他にも数カ所



有料駐車場 竈門神社と同じく400円



広い!



そこに咲いていたユリ



これはアートとも言うべきむき出しの木の根



道端の彼岸花



そして無事に車に戻ることができた。17時30分。予定通り。
汗まみれで着替えようかとも思ったが、近くに温泉があると言うことだったので、そのまま車に乗る。


一応シートが濡れないようにプチプチ(エアーキャップ)をシートにあてる。



駐車場から700m お目あての温泉、都久志の湯





料金は600円。平日は500円とのこと?
透明の温泉で湯上がりの肌はツルツル

温泉でリフレッシュし、一気に諫早まで帰る。


以上が2回に分けて綴った41年ぶりの宝満山奮登記だが、一つ書き落としていたことを思い出した。
それは、私が石段をフウフウいいながら登っていたときに上から降りてきた3人組の女性のことである。先頭はおばあちゃんだった。腰は45度に曲がりその両手には杖が握られていた。その後ろから二人、付き添いと思われた。おばあちゃんの恰好があまりにもインパクトが強かったので後ろの二人に声を掛けてみた。

「頂上まで登られたのですか?」
「はい」
「ところで、失礼ですが前を行かれているおばあちゃんはおいくつなんですか?」
「84歳です」
「えっ!」

さらに話をする中でいろいろなことが分かった。

おばちゃんは毎月登ってらっしゃるということ。
何より驚いたのは、私が話をした方も、おばあちゃんと同じ昭和10年生まれの84歳ということ。
歩きもお話もシャキシャキで、てっきりおばあちゃんの娘さんだとばかり思って話をしていたのでこれには驚いた。

健康寿命というのが何かと話題になる。
これまでは、私も70までは元気に山に登りたいと思っていたが、あのおばあちゃん達に会い、80まではと思うようになった。

41年目の宝満。
「宝満」は宝が満つると書くが、宝としての健康・体力・気力の充実に努めなければとの思いが強まった。
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宝満山奮登記 

2019年10月01日 | 山(県外)
9/29 天気予報が今日も外れた。雨の予報が一転して終日曇りに。濡れるのを覚悟で宝満に登ることにした。

今日は天気が悪く山行きはないと思っていたので出発が遅れる。さらに、ナビの案内がまずかったのか太宰府天満宮の渋滞に遭い、竈門神社の駐車場に着いたのは11時15分だった。

まずは竈門神社に参拝



これから向かう宝満は上半分が雲の中 しかし、登志は揺るがない。



山肌を穿ったような道





宝満って、こんな道だったけ? 全然記憶にない…

歴史を感じさせる石の参道 その両側にはシャクナゲが


雰囲気はいいのだが、宝満ってこんなに登りがきつかったけ?

等間隔で並ぶ石段に脚力が奪われていく…



前から来た人に「これが百段雁木ですか?」と尋ねたら、笑われてしまった。
「ここはまだ3合目にも来てませんよ」と。
T福が言っていたヒャクダンガンギはここじゃないのか…

きついが登山道の雰囲気はとてもよい


そして水場 ここが3合目


登りはまだまだ続く


ここもヒャクダンガンギではない…

ひたすら登る



そして本物の百段雁木!
段差は高くないが等間隔で延々と続く



広いところに出た。


石の建物の跡があり、勝手に「中宮」と思い込み昼食にする。


本日の豪華ランチ


時計は既に13時半を回っている。
中宮と思っていたここは「伽藍の井」

これがその井戸と思ったら


件の井戸は別のところにあった


昼食後しばらく登ると芭蕉句碑



「世の人の 見付けぬ花や 軒の栗」


そして中宮!
一の鳥居から中宮まで、コースタイム60分のところを途中昼食をとったとは言え100分もかかってしまった。


何やら祀ってあるが


よく見ると、つぶされた御尊顔 廃仏毀釈の名残か…


「男道」「女道」の分岐を「男道」を選び山頂を目指す。






このコースは41年前は通っていない。
1回目はキャンプ場からの下り、2回目はキャンプ場を目指しての登りだったからともに「女道」を通っていたことになる。

それにしてもこの道は変化に富んでいて面白い。


そして、きたーっ! 山頂














三郡方面


そして、命を落としそうになった石段
(夜の山頂で夜景を肴に酒を飲み足を踏み外した… 詳しくは前回のブログ「宝満登山・前段  『宝満の思いで』」に)





キャンプ場側からの登りは危ない


キャンプ場を訪ねる


建て替えられた山小屋


そのベランダからは変わることなく山頂の岩場が見える






ついつい長くなってしまった。
しかし、まだ終わらない。宝満に登ったらぜひとも行ってみたいところがあった。
それは羅漢道。
以前、「山心 花心 湯心」さんのブログで羅漢道の紹介記事を見て以来、宝満に行く機会があったら訪ねてみようとずうっと心の中で温めていたのだ。
時は既に15時。天気もなんとなくどんよりしてきたが、羅漢道への憧れは強い。

- 続く -
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