TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

十六夜の月に… 幽霊を見た!

2014年09月13日 | エッセイ


中秋の名月を愛でた次の夜です。(9月9日)
私は大変な発見をしたとその夜は興奮しました。
深夜のことです。窓から差し込む月明かりに誘われてベランダに出ると、きれいな十六夜の月が出ていました。写真を撮っているうちに、月の後ろに見える青い物体に気づきました。肉眼では見えませんが、倍率を上げたモニタ越しに月の後ろに見え隠れします。月の衛星?それともあの青いのが月?ひょっとしたら大発見?いろいろなことが頭に浮かび興奮してなかなか眠れませんでした。






はたして結果は…

「ゴースト」ということでした。少しカメラをかじったことがある人なら知っているという基本的なことだそうです。この場合、月の光が強いために、その光がレンズ内面での再反射によっておこる現象だそうです。その名も「ゴースト」、幽霊です。
天体写真などこれまで撮ったことがなかったので、一人で盛り上がってしまいましたが、良い勉強になりました。

ところで、次の満月である10月8日は皆既月食です。午後6時過ぎから午後9時半頃までだそうですから、早めに仕事を片付けてじっくりと見る予定です。(東京で夜間中学校の先生をしている龍馬くん、ぜひ生徒さんと一緒にこの天体ショーを見てください。)

これまで皆既月食は2回見ました。満月が少しずつ欠けていき、最後は消えると思っていたら不気味な赤黒い色の月に変わります。英語ではブラッドムーン(blood moon:直訳すると「血の月」)と呼ぶそうです。ちなみに日本ではあの色を「赤銅色」というそうです。
洋の東西を問わず、古の人にとって皆既月食はまさに怪奇月食で、不吉なことが起きる前兆として恐れおののいたことでしょう。あの赤い月こそゴーストです。

前回これを見たのは、1997年の9月16日でした。あの日はなんと中秋の名月と皆既月食が重なるということで大変話題になっていました。しかもあの夜は雲一つなかったので、きれいな月食とあの不気味な赤い月を見ることができました。

さて、来月の月食が楽しみです。それまでに天体写真の勉強をしておき、きれいな月食の写真がアップできればと思っています。後は天気と腕次第です…
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置かれた場所で… (続)

2014年09月13日 | 畑・園芸・工芸・片付け


先日紹介しました、コンクリートの隙間に生えたアサガオの続編です。
この1週間毎日のように花を咲かせ続けました。そのけなげさに愛おしさを感じます。
実はこのアサガオですが、何度も私から生命の危機を浴びせられていました。
私は落ち葉を掃く際に、竹箒で掻き出そうとしました。その度に葉っぱは擦れましたが、茎はしぶとく離れなかったのです。そういうことが何度かあってそのまま放っておいたのが、他のアサガオが枯れる頃に一輪の花を咲かせたのが前回でした。
逆境に耐えて花を咲かせたアサガオくんに、今日はなんと種子まで見つけることができました。







コンクリートの隙間で展開される命の営みに感動しています。
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