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懐かしの、素話

2019-03-15 16:32:42 | 本部(間、切ってね)
すばなし。

絵本を見せたりせず、語りだけで伝えるお話



このところずっと断捨離をしているのですが、このたび懐かし~~いものが出てきました。とっても若者時代の頃だわ。以前勤めていた幼稚園で覚えた素話、のコピー達です。園内研修の一つだったのですが、年に2回くらいだったかな、お話を覚えて、それを他クラスの子ども達に披露するという。その前にもちろん、先生方の前で発表しなくてはで、その時期が近付くとヒーヒー言いながら覚えてました。電車の中やお風呂の中。このコピーを握りしめてブツブツブツブツ・・怪しい人物ですね




写真は特に思い入れのあるお話です。



『五本のゆびさん』

・・・ひとさしゆびのミッキと、なかゆびのリッキと、くすりゆびのキキと、こゆびのちびのピッキとが、そろってたびにでかけました。いちばん上のにいさんの、おやすびトッキは、つれていきませんでした。でかけるまえに、トッキは、四本のゆびにむかって、「おれをつれていかないと、まずいことになるぞ」といってきかせたのですが、みんなはたかをくくってでかけたのです。。。


・・・覚えるのが苦だった私ですが、同期や先輩方に初めて、「このお話、いいチョイスだったね」と好評をいただき、とても嬉しかったお話です。このお話は今まで使った先生がいなくて、「お初」でインパクトもあったことがよかったみたい。

・・ふと今思ったのですが、私は発表会の劇でも合奏でもなんでも、‘誰もしたことのないもの’を選ぶのが好きなんですよね。今思えば、そのきっかけはこの「五本のゆびさん」なのかも・・




『なら梨とり』

・・・あるところに、おかあさんと、三人兄弟がありました。あるとき、おかあさんが病気になって、なら梨が食いたいといいました。そこで、一番目の太郎がなら梨とりに出かけて行きました。太郎が行くが行くが山の中へ入っていくと、大きな岩の上にばあさまがひとりすわっていて、「どこさ行ぐ」と聞きました。。。


・・・お話を選ぶ時にはいつも、なんとなく可愛らしいお話とか、外国のお話を選ぶことしか頭になかった浅はかな私が、ふと思い立って初めて選んだ「和物」のお話です。これがですねぇ~、とても覚えやすくって!自分でも驚きました。そしてこれまた、発表の時に先生方から「てけてけの雰囲気にとても合っていて聞きやすい」と褒めてもらったのです。それ以来、ますます私には「和物」のイメージがつきまして・・。そう、顔も平坦な和風顔。本当は外国の華やかな雰囲気が憧れなのに、自分のイメージではないなぁと、ちょっぴりがっかりはしながら、でも、お話がすっと自分に馴染んでくれたことが嬉しくて、お話にそういう感覚をもてたことが嬉しくて、大事なお話の一つとなりました。

改めてお話を読んでみると、日本語の響きが素晴らしく、本当にいいお話だなぁとつくづく思います。んでは、ここで、「なら梨とり」の中にあった、好きな響きをいくつか・・


行げっちゃがさがさ、行げっちゃがさがさ

なら梨が、ざらんざらんとなっていました

沼のぬしに、げろりとのまれてしまいました

おかあさんの病気はけろけろとなおって、それからは、楽しくくらしたということです




 <ふっ・・青いナ・・なおまけ

それにしても、イメージとか、ちょっとがっかりとか、そんな小さいこと(?笑)、思いながら働いていた若かりし頃・・・
そんなことも懐かしい。(ってか、恥ずかしい

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