兄妹とお母さんが難しい三河木綿のフルコースの申し込みです。
まず、三河地棉と言う三河の棉と、種を取る綿繰り機が登場します。
「このハンドルを回すと棉の種が取れて、綿ができます」
「あれ!不思議だ」
「昔の人はよく考えたね」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/d9/c5c0d2b7be5d473e258d00d6acdc9265.jpg)
次は弓の登場です
弓の弦を振動させると固まった綿がほぐれて来ます。
「ふあふあになって来た」
「不思議だね」
次は糸車の登場である
自分で糸車を操り糸を作っていただきます。
車が回ると撚りが綿に伝わり糸になるメカニズムを知り
「あー!切れちゃう」
「あ、切れちゃったよ」
自分の手の中の綿から糸が出来てくると
「どうして?」
の連発です。
畑で採れた綿から糸が出来て今から織物にします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/80/bb914a009385d1ec5321d8e194601926.jpg)
「織れるかしら」
「大丈夫です」
「自分で作った糸をどこへ織り込むかデザインを考えてくださいね」
機織り作業が始まりました。
「不思議だねなんで織れるの」
「経糸が交互に上がったり下がったりさせてその中へ緯糸のシャトルが通ると、
平織と言う織物ができるのです」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/25/d18db82753ceb8f29054161291a5a793.jpg)
そして、三河木綿のフルコースで織ったコースターが出来上がりました。
自分で作って織り込んだ糸が白く輝く世界で一つの作品の出来上がりです。
おめでとうございます。