鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2399回】 信じて任せる

2017年07月25日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアのクライアント様で、
新しいショールーム+モデルハウスのプランや配置の打合せをしていました。

その地域に全く無い、お客様が殺到するショールームとモデルハウスになる予定で、
これまた地域ダントツ一番店ができることになるでしょう。

このショールームの責任者は、クライアント様の専務なのですが、
昨日は役員さん全員に集まっていただいて、第一回目のプレゼン。

プレゼン終了後、クライアント様の社長に感想を訊いたのですが、
社長の回答がメチャメチャカッコ良かったです。

「このショールームに関しては、最初から言ってますが、
ウチの専務が担当です。
だから僕の答えは決まっていて、専務の答えが僕の答えです」

とおっしゃったんですね。

もともと、社長は自分よりもこういったことは、専務の方が適していると判断されていました。
だから専務に一任されたのです。

部下を信じ、任せることができる。

これ、なかなかできるようで難しいことだと思います。


「専務の決定=会社の決定」ということを決断していただいたわけで、
当然ながら専務は意気に感じて仕事をされることでしょう。

プラン、配置に関しては、弊社のビジネスパートナーさんが設計して下さっています。
事前にどういう使い方をするのかも、徹底的に打合せしていますので、
意匠性だけでなく、完成後の運営も問題はありません。

コンセプト決め、運営の仕方=弊社
デザイン=ビジネスパートナーさん
責任者=専務

役割が明確に決まり、やりやすいことこの上無いのです。

で、当然ながら全体の投資コストの面など、私、メチャメチャ気にしています。

やり易い環境をつくって下さり、信じて任せていただくと、
こちらも本当に意気に感じ、絶対に成功していただこうと取り組めるのです。


信じて任せる。

伸びる経営者は、任せるという決断をできますし、
任せると決めた以上、そのメンバーがやり易い空気をつくるのです。

業績が伸びるのも、スタッフさんが成長するのも、
結論から言えば、やはり経営者の器と能力が大きいと思います。

企業はトップで100%決まる。
本当に心から思った1日でした。
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