鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3850回】 どんな営業マンから買いたいか?

2021年07月15日 | 住宅コンサルタントとして

もし家を建てるとしたら、どんな営業マンから買いたいですか?

 

そして皆さん自身、そういう営業マンなれているでしょうか?

 

これ、営業マンだけでなく、

 

「どんな社長の下で働きたいですか?」

「そういう経営者になれていますか?」

 

というように、いろいろ変換することが可能です。

 

もちろん、

 

「どんなコンサルタントに頼みたいですか?」

「そういうコンサルタントになれていますか?」

 

というように、私自身も自問自答する日々です。

 

 

で本題です。

 

皆さんが家を建てるとしたら、どんな営業マンから買いたいですか?

 

私なりの回答は、

 

「準備(仕込み)を丁寧におこなってくれる営業マン」

 

です。

 

これは全国、いろんなお鮨屋さんを食べ歩く中で見出した、

美味しいお鮨屋さんに共通するポイントです。

 

お鮨屋さんの場合、お客様の前で

柵どりした魚を切って、お鮨を握ることなんて、

全体の工程の中の5%程度のことなのです。

 

その手前に、膨大な仕込みの手間と時間をかけているのです。

 

一流のお鮨屋さんの場合、

魚は自ら市場や港に出向いて、

納得したモノを仕入れますし、

そもそも良いモノを取っておいてもらうために、

莫大な時間とお金を使っておられます。

 

すなわち、仕入れにまず圧倒的に時間を使っている。

 

そして仕入れたお魚をさばきつつ、

胃の中を調べてエサから熟成期間を決めたりする訳です。

 

更に寝かした日数と旨味成分の増減の関係をデータ取りしたり、

いろんなお店に通って他の料理人さんから学んだり、

文献を読みまくったり、歴史を学んだりと、

本当に休まれていないし、睡眠時間も非常に短い。

 

そして料理を出す前の勉強、仕入れの努力、

仕込みに手間を惜しまないお鮨屋さんのお鮨は、

もう本当に感動しまくります。

 

私、そういうことを一流のお鮨屋さんの大将に

教えていただいてきましたから、

自分自身も良い仕事をしようと思うのであれば、

やはり仕込み(=準備)に時間をかけなければ、

と思うようになったのです。

 

準備に時間をしっかりとかけ、

万全な準備をして商談に挑む営業マンは、

人としても誠実でしょうし、

信頼できる方かと思います。

 

もし、家を購入するのであれば、

そういう営業マンに頼みたいと思うのです。

 

自分自身もそうでありたいと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする