鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2299回】 改善点は無数にある

2017年04月16日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は長年、お付き合いをさせていただいている建材店さんの
営業会議に参加させていただいておりました。

建材店さんと言えば、メーカーさんや商社さん、問屋さんなどから商品を仕入れ、
住宅会社さんや大工さんに販売する会社です。

在庫管理やチェックが甘い会社は、どれだけ安く仕入れても、
配送ミスや返品ミス、誤配などで利益を垂れ流してしまい、利益が残りません。

この建築資材の業界、会社によってレベル差がかなりあり、
キッチリしていない会社、細部を大切にしない会社も多いのです。

このクライアント様は、倉庫は常にキレイ。
在庫の情報も社員さんで共有し、納品時のチェック体制もしっかりしている。
更に工事にも非常に強く、営業さんからデリバリー、事務の方までマインドが非常に高い。
建材店さんとしては本当にレベルが高いのです。

ある意味、完成された建材店と言えるレベルの会社さんです。

ただ、そうしたレベルにあっても妥協を一切せず、
更に無駄を無くし、効率的に仕事を回せるよう、
業務の見直しや改善を若い営業課長を筆頭に皆で知恵を出し合っておられたのです。

そして実行できるところからコツコツと実行されていたのです。

もう私、感動しまくってしまいました。
と同時に、改善に終わりはないなぁ、と勉強させていただきました。

常に問題意識を持ち、お客様を訪問し、仮説を立てる。
その仮説に沿って行動し、結果を分析する。
その分析から改善するポイントを決め、行動する。

この繰り返しを愚直にできる体質なのですね。

どれだけ今の業績が良くても、そこに胡坐をかいてはいけません。

順調な会社でも、改善点は無数に存在するのです。
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