鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2245回】 外部ブレーンの活かし方

2017年02月21日 | 住宅コンサルタントとして
レベルが高い競争を勝ち抜くために、
自社の経営力、営業力、マーケティング力などさまざまな要素のレベルを
高め続けなくてはなりません。

これらを高めていくために、全て自分たちで取り組む、というのも一つの方法ですし、
外部のブレーンの力を借りる、というのも一つの手です。

住宅会社様にとってみれば、弊社もその中の一社でしょうし、
例えば外注先の設計事務所、web制作会社などもそうでしょう。

これからの時代、全てを自社スタッフで対応していくというのは、
かなり難しいことだと思います。
よって、外部のスペシャリストの力をうまく借りながら、
自社のパフォーマンスを高めるというのが賢いやり方だと思います。

しかしながら、この外部のパートナーを上手に活かす会社もあれば、
全くもってうまく活用できない会社もあるのです。

その差は一体、どこだと思いますか?

私が個人的に思っているのは、外部パートナーさんを上手に活用されている会社は、

「自社がこうなりたい!」

というビジョンを明確に持っていて、
そのために自分たちでどういうことに取り組むのかまで落とし込めている会社です。

そしてその自分たちが取り組もうとしていることが正しいのか?
もっと良いやり方はあるのか?
どういう部分に注意して取り組めば良いのか?
こうしたことを質問されるのですね。

私の場合、クライアント様が進もうとされている方向が正しければ
それを積極的に後押しさせていただきますし、
間違った方向、考え方の場合、遠慮なく本音をお伝えさせていただきます。

もしくは本質的な部分をお伝えし、各論はクライアント様に考えていただいたりもします。


一方、外部のブレーンの方の能力をうまく活かせない会社のパターンは、決まっています。

それは「自分たちはどうなりたいのか?」というビジョンが無い。
更に一応ビジョンはあっても、それを実現するための実行方策が無い。
絵に描いた餅状態になっている会社です。

具体的に何をどうすればどうなるのか、ということがイメージできていない会社は、
外部ブレーンにほぼ丸投げ状態になってしまうのですが、
こういう会社はまず、上手に外部の力を活かすことができないのですね。

というのは、最終的に現場で実務をおこなうのも自分。
お客様に対応するのも自分。
その自分たちが主体性を持たず、ただ一般論的な正解を教えてもらって、
それでお客様に対応して、うまくいく訳がないのです。


外部の力をみなさんの会社は、上手に活かすことができる体質ですか?  
コメント
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