鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2128回】 急激なお客様の変化にどう適応していくか?

2016年10月27日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に時間があれば、日本全国あちこちの調査に行きまくっている私は、
住宅業界における地域差を非常に感じています。

個人的感想ですが、
もっともビジネスモデルが進んでいて住宅会社のレベルが高く、商売が難しいエリアと
地域の住宅会社のレベルが全体的に非常に低く、商売が簡単なエリアの差がとても大きい。

総合展示場にまだ良質なお客様が来場されるエリアもあれば、
総合展示場に家づくりを真剣に検討している人がほとんど来ないエリアもあります。

自社単独でマーケティングを完結させて費用対効果があるエリアもあれば、
いろんなところとコラボしていかなくては費用対効果が合わないエリアもあります。

単独のモデルハウスや単なるショールームをつくるだけでお客様が来場して下さるエリアもあれば、
もう単独モデルハウスではお客様が来場して下さらないエリアもあります。

住宅会社として真面目に良い家づくりに取り組まなくてはならないことは地域差関係ありませんが、
マーケティングにおいては、エリア格差が本当に大きい。

そして地域にイケてる会社が出てきて、その会社が洗練されたマーケティングや接客をしていくと、
その地域の業界のレベルがグンと一気に上がるのです。

いろんな設備投資を決定し、それが形になるのには1年近く、
場合によっては1年半かかります。

だから今、流行っていることを決断してもダメで、
3~5年先を読んで、設備投資をしなくてはなりません。

お客様が求めていること、それからイケてる住宅会社の進化のスピードは、
本当に想像以上に早いのです。

変化に適応できた会社だけが生き残り、
変化に適応できたビジネスパーソンのみがお客様に必要とされる。
これが現実。

適応できるように、日々、学び、決断し、行動するしかないのです。
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