今はまだまだ人生を語らず

温故知古、古きを訪ねて古きを知る

Driving Rain

2022-11-23 12:07:46 | ポール
もう21年前のアルバムになるけど、いまだに聴いている。ポールのアルバムの中で、LPでたった1枚ずつしか持っていないのは、このタイトルとRun Devil Runぐらい。それもそのはず、多分EUオンリーの1種類しかない。

それでも、Driving Rainは2003年にアールズコートにポールを観に行った時にHMVで大量にLPは売っていた。

昨日、久々に松村さんの書いたライナーを読んで、改めて生き生きしたポールに共感。でもどこかしらリンダが忘れられない悲しみが漂っていて、隠しきれなくなっている。

この辺りのことをほじくると大変なことになりそうなのでそっとしておこう。

来月にDriving USAのイベントをやるんだけども、タイトル曲のDriving Rainはテンポがスタジオバージョンの方が遅いが、ライブバージョンより確かにスタジオバージョンの方がかっこいいというのは不思議。Gave Dixsonという結局ツアーに付き合わなかったメンバーがバックにいるんですが、彼のキーボード、ピアノが結構すごい良いのですよ。

あと、アルバムには入らなかったけどもVanilla Skyも結構いい曲。フルート奏者が不明だったんですが、もしかしたらJim Walker(オスカーでのパフォーマンスでのフルート奏者)がスタジオレコーディングでも吹いているのかもしれない。

もう決して振り返られないアルバム何だけどね。今、Amazonのレビューもびっくりするほど高いのだけども。

Paul McCartney - Driving Rain (2001)




青箱UK

2022-11-14 01:23:11 | ビートルズ


ビートルズをリーズナブルにいい音をLPで楽しみたい!という方にオススメなのはこの青箱のUK盤。何度かリシューされていますが、どれでもほぼ同じ。ただし、初盤のみジャケットがコーティング。

今も大してしないんじゃないかと思います。

さっきリボルバー聴きましたが、綺麗でいい音。さすが産業革命発祥の地、大英帝国製です。


contrast

2022-11-13 15:34:04 | 人生を語らず
拓郎さんのラストアルバムにcontrastっていう曲がありまして、拓郎さんってどっかで仏門に入ったのかと思えるような悟りの曲。

人生を語らずと言いながら、ひたすら人生について歌った拓郎さんの最後の人生とは何かの曲、contrast。最近、本で読んだ「反応しない練習」を作者である草薙龍瞬さん本人の朗読版のaudibleを車のBGMで聴いていました。奥付きで草薙さんが言っていたことがそのまま曲になっているというか。

私はもうほとんど怒りもしないのですが、それでも人間ていうのは「怒り」が最後まで消せない反応なんだろうなあとしばらく思っていたのですが、私の場合は「諦め」という反応が手強くのこっている気がしました。

諦め、そう、認められたい、やり直したい、後悔しているという反応の裏返し。だからいっそのこと諦めてしまいたいって反応してしまうんですよね。

慈悲喜捨、やっぱり捨っていうのは難しいね。




コーヒー

2022-11-12 11:02:19 | 私は今日まで生きてみました
パリの中古レコード屋さんに行った時のこと。案の定、開店時刻には現れないので、駅まで戻り駅前カフェでワインとピザを食べた。1時間くらいして戻ったがまだ閉まっている。でも少し待っていたら小さい車が路地に止まり、店主らしき人が出てきて、平謝り。海外の中古レコ屋は時間通りには開かないのだ。

その日は、シャルル・ド・ゴールからデュッセルに夕方向かうことになっていて、早朝すでにチェックインだけ済ませていた。あと1時間で空港に向かわないといけないという感じ。

でも、レコを観ていたら店主がコーヒーを淹れてくれ、ポールを観にフランスとドイツを旅行しに来たことを伝えると奥から沢山のビートルズのレコードを出して来てくれた。カタコトの英語で会話する、BGMはビートルズ。とてもすばらしい時間だった。ワインで少し酔っていたのもあったかもしれない。で、ジョンの魂のUK盤を1枚買って店を出た。

いまだにあの時間、空間、コーヒーの香りはなかなか再現できないでいる。



レコード

2022-11-11 16:31:15 | サラリーマンつぶやき
2014年、家で動けなくなっていた私が手にしたのはAll Things Must Passの日本盤のLPでした。何年振りだったか、粗末なプレーヤーで音を鳴らしました。

沢山のレコードが聴かれもせず放置、せっかく聴こうと思っても環境が良くない。その時思ったことは、レコードを粗末に扱うっていうのは、自分を粗末に扱うことと同じなんだということ。

そこからしばらくして、レコードはその価値も人間が付けるものだし、生かすも殺すも人間次第だっていうことに気が付き、最近になって、私そのものはレコードと同じなんだと気がつきました。

何が言いたいかっていうと、そもそも私しかいない世界では私の評価というか価値なんてないし、ましておや活かしてくれる環境やチャンスがなければ単なる物体としか意味をなさないというか、そういうこと。

で、今日も何もしたくない。朝ごはん作り、ストレッチして、ちょっとリモートで仕事して、ウォーキングして、買いものに行き、昼ごはんを作り、リモートで仕事して、夕方。もう目標に向かって走るのも嫌。 My Brave Faceを聴きながら。




2022振り返り

2022-11-11 09:04:39 | 人生を語らず
心身ともにバランスを崩しがちだった1年でした。

(会社)
もう、会社では期待されてもいないということを痛切に感じた6月。残りの会社人生をどうやり過ごすか、人生100年といわれる昨今、次の生き方をどうするか等、考えました。

(体調)
そんな矢先気に、体調を崩し、右足痛。そこから3か月かけてやっと楽に。その間、考えていたこと、やっていたことがストップし、ほぼゼロの状態に。
仕方ないよね。

(棚卸し)
ビートルズはいろんな観点で棚卸し、整理整頓。
気持ちが整理出来次第、荷物を卸していく作業をしていこうと思っている。Tug Of War日本盤本を作って、そこで中学から就職までの13,4年間の棚卸が出来たこと、そして昨年末、ジョージの日本公演総括のyoutube配信をして大学生の頃のことを整理整頓できたことは大きな一歩だったです。今年の年末にはDriving USAを通じて、社会人になって最初の数年間を棚卸ししておきたいです。

(ポール追っかけ)
ここで書いちゃっていいかは別として、もう日本に来ても観に行かないとおもうです。

(コレクション)
針飛びや盤そりのものだけを買替えを続けていて、あと数枚かな。