川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

横滝寺春季大祭行われる

2019-04-15 04:34:31 | 日記
                         (火性三昧の火渡り)

 「よこたきさん」でおなじみの松阪市伊勢寺町の孤峯山横滝寺(こほうさんおうりゅうじ)(市野勝夫(いちのしょうぶ) 住職)で、4月14日に春季大祭があり火渡りが行われました。私も初めてお参りしました。このお寺の大祭は春(4月)と秋(9月)2回あり、いずれも14日に行われます。

 横滝寺は松阪市伊勢寺町の集落西側の山腹にある浄土宗の古刹です。同町にある龍泉寺の末寺であり、また奈良時代にあった大寺「伊勢寺(国分寺とも呼ばれ)」の奥の院であったともいわれています。
 横滝寺は奈良時代の僧行基(ぎょうき)の開創と伝えられており、本尊の阿弥陀如来像も行基作と伝えられています。同寺の梵鐘は慶安元年(1648)の銘があり、上蛸路町の鋳物師天命図書保次(てんみょうずしょやすつぐ)作です。現存する天命氏の制作の梵鐘としては最古のもので、松阪市の有形文化財に指定されています。境内に湧き出る泉は眼病に効くとされ、目の仏様として有名です。

 
          (横滝寺の本堂)                 (天命図書保次作の梵鐘)

 行事は午前9時半ごろから始まり、三重修験道会(福森實峯 会長)の8名の行者が大祭を司りました。参拝者が見守る中で儀式に則り「柴燈大護摩供」が始まり、続いて火性三昧火渡りが行われました。参拝者は火や煙の残るまきの上を素足で渡りました。

 ご住職の奥様からお話しをお聞きしました。このお寺の現在の住職は伊勢寺町地内の龍泉寺の住職が兼務していて、その前は奥様の父・市野光昭(いちのこうしょう)さんが住職を務められていたということです。この大祭は比較的新しく、今から20年程前に始まったということです。
 この日庫裏では精進料理をいただくことができ、私もお持ち帰りでいただきました。

 横滝寺の春季大祭は私のブログ「松阪市内の祭り100選」記載してあります。
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