人類は数万年前までは、家族や仲間と洞穴などの穴蔵にすんでいました。
人間は知恵が付いたかもしれませんが、まだ大形の肉食動物にはかないません。
肉食動物に寝込みを襲われて食べられてしまうことも多かったのです。
そこで、洞穴の入り口に見張りを立てて眠っていたのです。
そんな暮らしを変える出来事が起こります。
それは、オオカミの中の落ちこぼれオオカミが人の食べる残飯を当てにして、ひとのそばに住み付いたのです。
このオオカミは自分たちに忍び寄る肉食獣をいち早く察知し、吠え続けました。
それは、人間たちに、危険な動物が近づいているので気をつけろと教えてくれているのと同じなのです。
これは便利だと、人類は、オオカミを飼うことになり、そのオオカミはイヌになって行きました。
人間が初めて家畜にしたのはオオカミ(のちのイヌ)なのです。
わたしたち人間は、イヌが安心して寝ている姿を見ると、なんとなくほっこりするのは、
イヌの寝姿からここは ”安全ですよ” という情報を受け取るからなのです。
イヌ以外の動物も飼うようになってからも、この原始的なボディランゲージは人間の心の奥にしまい込まれているのです。
ですから、ネコも同様に、安心して寝ている姿を見ると、なんとなく不安が消えてほっこりするのです。
ネコの寝姿には癒やされます。言葉にしにくい、なんとなく不安という漠然とした気持ちが、寝姿を見ることで癒やされるのです。
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