hiroべの気まま部屋

日ごろの出来事を気ままに綴っています

田中一村記念美術館

2018-12-15 07:54:26 | 絵画鑑賞


 現地からも報告させて頂きましたが、10日、11日の二日間奄美大島に行ってきました。これも、既報どおり目的は「田中一村記念美術館」を訪れるためでした。

 一村さん、今年はその生誕110年にあたるということで、その記念の展覧会が日本の各地で開かれましたが、関東では箱根の「岡田美術館」で春から夏にかけて開かれました。
 その岡田美術館に私も、開催終了間際で行ってきました。その時の記事はこちらです。(過去記事

 ということで、岡田美術館の作品展で、欲求不満になって奄美まで出かけたというわけです。
 東京から奄美大島までは、羽田からの直通便が1日に1便だけですがあります。12:00発で、14:30着、そこからタクシーで5分(1,000円)の奄美パークの中に美術館はあります。
 午後3時ごろには美術館到着で、閉館は18:00ですから、一村さんの作品十分に鑑賞できます。

 

 それで、結果ですが、今回は大満足でした。ここ田中一村記念美術館でも、生誕110年記念ということで特別展となっており、展示作品数も110点ということでした。
 初期の作品から、千葉時代、そして奄美時代と網羅されていて、特に千葉時代から奄美時代へと画調が変遷していく過程がよく分かりました。逆に言えば、当然ながら、奄美時代の細密な幻想的な独特の絵が奄美で突然開花したわけではないことがよく分かりました。
 千葉時代の作品にも素晴らしい作品が多くあって、これも奄美まで出かけて大正解でした。

 とは言え、やはり奄美時代の作品は素晴らしいというか、凄い!です。染色工として3年働いてお金をためて、画材買って絵を描く、そんな生活が20年ほど続いたわけですが、作品としては小品が多く、本格的な作品は30点ほどということです。今回はおそらく美術館で所蔵する作品のみの展示だったと思いますが、本格作品は10点ほどの展示でした。

 実は岡田美術館でみた「アダンの海辺」という作品に感動して。もう一度観たいと思ったのですが、この作品は展示されていませんでした。個人所有で千葉市美術館に寄託されているとのことで、また機会をみてそちらにも出かけたいと思います。

 絵はがきやポスター画を何枚か購入してきました。泊まったホテルでは、今月が私の誕生日ということで、購入したのとは別の一村さんの絵はがきをプレゼントされました。ラッキーでした。
 ということで、また順次ご紹介していきます。

 今日は、ホテルでもらった絵葉書から、一枚紹介です。


(「海辺のアダン」)





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4 コメント

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おかえりなさい (ぴあ野)
2018-12-15 10:19:09
中国地方の旅からお戻りになって、奄美へ!
すごっ!
お忙しかったことでしょうが、お元気そうでよかったです。

田中一村、お恥ずかしいですが、わたしは存じ上げませんでした。
ゴーギャン風の画風ながら、日本画というところが面白いですね。
染色工で生活費を貯めた由・・・どんな布だったのだろうと
和服好きなので、そちらにも興味が・・・♫
どこかhiroべさんの撮られる、お写真と通じます。
お好きなものは、どこかでつながってくるのでしょうね。

↓宮島。
奥さまのご希望だったとのこと、お喜びでいらしたことでしょう。
私は台風の直後に出かけたので、洪水状態だった記憶ばかりが残ってしまいました。
もう一度行っているはずなのですが・・・

秋芳洞ですか・・・
男性はお好きですねぇ・・・・夫も惹かれるようです。
わたしは、どうも苦手で・・・
そのくせ、けっこう、出かけてはいるのです。
秋芳洞や富士山回り、遠くは、ポーランドのヴィエリチカ・・・う~ん・・・
男性は、トム・ソーヤ気分になれるのかもしれませんね♪
田中一村 (屋根裏人のワイコマです)
2018-12-15 12:01:51
あの時、若冲や魁夷も・・・と、鳥が囁く・・
あのポスターが気になっていました・・
若冲や魁夷は多くの人たちが知る作家
でも 田中一村 という名前の作家は
その時に紹介されて知ったばかり・・そして
その折に、奄美大島に行く ! ! と・・さすが
そのとおり実行されて 満足な結果に
よかったですね、 今度は千葉ですね
直行便があったとは・・知りませんで
意外と人気の島なんですが・・行ったことは
ありません。

ぴあ野さん (hiroべ)
2018-12-16 09:17:50
タイミングが合わず、2週連続の旅行となりましたが、
今回は一人旅です。それと個人旅行です。

田中一村、箱根の岡田美術館で見ることができます。
ポーラに出かけることがあったら是非ご覧ください。
その結果は、やはり奄美に、となるかもしれませんよ。(笑)

染色工の仕事は、奄美大島特産の大島紬の糸の染色です。
奄美2日目で、大島紬の工房も見学してきました。
ご存知かもしれませんが、その工程が凄かったです。
あれでは高価になるのは当然です。
工房の様子はまたご紹介します。

宮島はよく暴風雨で損傷しますが、確かにあの
状態では当然ですね。
でも、まさにあの条件で存在するので、神秘的
でもあります。
今回は団体旅行、やはりゆっくり、じっくりとは
いきませんでしたが、妻が満足したので十分です。
秋芳洞などの洞窟探検、やはりこれは男の世界でしょうね。
妻もまったく興味を示しません。今度は一人旅です。

ワイコマさん (hiroべ)
2018-12-16 09:35:04
奄美大島、羽田12時発ですから、塩尻からでも
間に合いそうですね。
ワイコマさんなら、空港からレンタカーで回れば、
1泊で十分見学できると思います。
その時は是非、田中一村記念美術館にもお寄りください。
ご存知と思いますが、福岡と鹿児島からの飛行機も
あったと思います。
大分に行かれた時、お孫さんと一緒にというのも
どうですか?
今回私は行っていませんが、マングローブの林を
カヌーでなんてお孫さんも喜ぶと思います。
そうそう、箱根に行く機会がありましたら、
是非岡田美術館にお寄りください。一村作品に
限らず、凄い作家の作品を堪能できます。お勧めです。

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