The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

アリウム・ツベロスム Allium tuberosum

2021-04-30 09:55:19 | ポルトガルの野の花

ヒガンバナ科、Amaryllidaceae、ネギ(アリウム)属、中国北部、モンゴル、シベリア原産、多年草、

学名:Allium tuberosum、

和名:ニラ(韮)、

英名:Garlic Chives、Chinese Chives、Oriental Garlic、Chinese Leek、

葡名:Cebolinho chinês、Nirá、Cebolinho do japonês、

2015年8月24日、25日、2018年9月2日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アリウム・ツベロスム  Allium tuberosum の花。

 

緑黄色野菜である。メルカドのバイオの店で時折売られている。夏には葉の間から 30 - 40cm ほどの花茎を伸ばす。花期は 8 - 10月頃。花は半球形の散形花序で白い小さな花を 20 - 40個もつける。花弁は3枚だが、苞が 3枚あり、花弁が 6枚あるように見える。雄蕊(おしべ)は 6本、子房は 3室になっている。子房は熟すると割れて黒色の小さな種を散布する。

 

本種の原種は、中国北部からモンゴル・シベリアに自生する Allium ramosum で、3,000年以上前に栽培化されたと考えられる。この種とニラを同一種とみなす場合もある。株分けまたは種によって増やす。

 

全草に独特の匂いがある。このため、禅宗などの精進料理では五葷の一つとして忌避される。匂いの原因物質は硫化アリル(アリシン)などの硫黄化合物である。

 

『古事記』では加美良(かみら)、『万葉集』では久々美良(くくみら)、『正倉院文書』には彌良(みら)として記載がある。このように、古代においては「みら」と呼ばれていたが、院政期頃から不規則な転訛形「にら」が出現し、「みら」を駆逐して現在に至っている。近世の女房言葉に二文字(ふたもじ)がある。(Wikipediaより)

 

種小名の tuberosum は塊茎のあるの意。アリウム・ツベロスム  Allium tuberosum でした。

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