The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ヴィキア・ヴィローサ Vicia villosa

2022-06-30 09:20:42 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ソラマメ属、地中海沿岸地域原産、多年草、蔓性1年生草本、

学名:Vicia villosa、

和名:ナヨクサフジ、

英名:Hairy Vetch、Fodder Vetch、Winter Vetch、

葡名:Ervilhaca-dos-cachos-roxos、Ervilhaca-peluda、Ervilhaca-vilosa、

2011年6月10日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2018年5月3日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ナヨクサフジは、ヨーロッパや西アジアに自生する植物。飼料作物として栽培されるマメ科植物。

 

茎の長さが 1.5~2mに達するつる性の一年生植物で、開花は5~8月。クサフジによく似ているが、クサフジのような滑らかな茎ではなく軟毛が生えている。絶滅危惧種を含む在来種と競合、駆逐する。

 

他のマメ科植物と同様に、空気中の窒素固定として200lb/acreの土壌の富栄養化を行う。

 

植物が放出する化学物質が他植物の育成を阻害・除去するアレロパシー効果を持つ。

トマトなどの相性のよい植物と一緒に植えることで、雑草を除去したり成長を促進させる

 

ヴィキア・ヴィローサ Vicia villosa でした。

©2022  MUZVIT

 

 

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ウレックス・アウストラリス Ulex australis

2022-06-29 09:32:55 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ハリエニシダ(ウレックス)属、イベリア半島原産、

学名:Ulex australis

2010年4月22日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2009年3月20日、2011年2月12日、2015年1月12日、24日、27日、2月1日、11月28日、2016年2月7日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

丈は1m程になり、よく分枝する低木。茎や枝からの棘は短く湾曲している。

 

鮮やかな黄色花を11月から5月に開花。

 

属名の Ulex は、ラテン語の古名「ulex(棘のある常緑の低木)」による。種小名のaustralis は「南方の」の意。

 

 

 

ウレックス・アウストラリス Ulex australis でした。

©2022  MUZVIT

 

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テロスマ・コルダタ Telosma cordata

2022-06-28 10:04:43 | ポルトガルの野の花

キョウチクトウ科、Apocynaceae、テロスマ属、中国及びインドシナ原産、

学名:Telosma cordata、

和名:トンキンカズラ(東京葛)、パカラナ。

英名:Chinese Violet、Cowslip Creeper、Pakalana Vine、Tonkin Jasmine、Tonkinese Creeper、

2018年12月22日、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影、

 

花は約10〜20本の花束として咲く。 緑がかった黄色の花は、特に夕方に強い香りがする。 直径は約1.5 cmで、花弁5つと雄しべ5つがあり、互いに接続されており、雌しべに接続されている。 花が咲く時期は通常3月〜5月だが、7月〜10月に花が見られることもある。

 

果実は滑らかで緑色で丸く、先がとがっている。 内側には、平らな種子がたくさん含まれており、最後に白い綿毛が付いている。 生産シーズンは6月〜8月頃。

 

トップ、果物、花はすべて野菜として、または料理で調理できる。 トップは最も栄養価が高いと考えられている。 花はデザートや花束や花輪の装飾目的で使用される。 植物のツルは丈夫で、ロープとして使用できる。 場合によっては木を建設に使用できる。 この植物はまた、解熱剤、毒物の解毒剤、精神安定剤として、そして背骨の痛みの緩和のために、伝統的な医療目的にも使用されてきた。

 

パカラナは常緑の登山低木で、長さ1〜10メートルの木質の茎を作る。 茎はサポートのために周囲の植生に絡む。それはしばしば熱帯地域で観賞用植物として栽培される。また、食用の葉と花のためにその範囲全体で野生から収穫される。湿った水はけの良い土壌を好む。植物は開花期間が長い。緑の花は夜に強い香りを放つ。調理に使用。とても香りがいい。肉質の根はサツマイモにされる。花は結膜炎の治療に使用される。エッセンシャルオイルは花から得られる。

 

テロスマ・コルダタ Telosma cordata でした。

©2022  MUZVIT

 

 

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ウレックス・ミノール Ulex minor

2022-06-27 09:51:36 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ハリエニシダ(ウレックス)属、ヨーロッパ原産、

学名:Ulex minor、

英名:Dwarf Furze、Dwarf Gorse、葡名:Tojo-molar、

2010年4月22日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2009年3月20日、2011年2月12日、2015年1月12日、24日、27日、2月1日、11月28日、2016年2月7日、コスタ・アズール地方で、2016年9月25日、2018年9月25日、ベイラ地方で撮影、

 

東部イングランド、フランス、スペイン、ポルトガル原産のマメ科の常緑の低木。

 

属名の Ulex は、ラテン語の古名「ulex(棘のある常緑の低木)」による。

 

種小名の minor は「一般的でない」(マイナーな)の意。

 

 

 

通常、約 30cmの高さに成長するが、日陰では1mに達することがある。ウレックス・ミノール Ulex minor でした。

©2022  MUZVIT

 

 

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スタウラカントゥス・スぺクタビリス Stauracanthus spectabilis

2022-06-26 09:45:42 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、スタウラカントゥス属、

学名:Stauracanthus spectabilis、別名:Ulex spectabilis、Stauracanthus genistoides、

葡名:Tojo-chamusco、

2009年3月20日、2011年2月12日、2015年1月12日、24日、27日、2月1日、11月28日、2016年2月7日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

3月から6月に開花。

 

大西洋を見下ろす断崖の上にも咲いている。

 

種小名の spectabilis は「見苦しい」の意。

 

葡名の Chamusco は「焼けた」の意。

 

スタウラカントゥス・スぺクタビリス Stauracanthus spectabilis でした。

©2022  MUZVIT

 

 

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トゥリブルス・テラストリス Tribulus terrestris

2022-06-25 10:23:24 | ポルトガルの野の花

ハマビシ科、Zygophyllaceae、ハマビシ属、多年草、薬用植物、

学名:Tribulus terrestris、

和名:ハマビシ(浜菱)、ヒデリグサ(日照草)、シロビシ(白菱)、

英名:Puncture Vine、Bindii、Bullhead、Burra Gokharu、Bhakhdi、Caltrop、Small Caltrops、Cat's-Head、Devil's Eyelashes、Devil's-thorn、Devil's-Weed、Goathead、Tackweed、葡名:Abrolhos、Abre-os-olhos、

2009年8月、2015年5月23日、2017年7月12日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年7月7日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

トゥリブルス・テラストリス Tribulus terrestris の花。ポルトガルの海岸に近い砂地などに自生、沿道のところどころで小さな固まりになって、砂地を匍匐。

 

全草が棘に覆われており、7~10月頃に黄緑色で1cm未満の小さな5弁花を花茎の先に一つ咲かせる。ポルトガルではスペイン国境に近い内陸部でも確認している。最近では、海浜の環境破壊により生育数が激減しており、環境庁により絶滅危惧IB類に指定されている。

 

花のあとには直径1cmぐらいの硬く棘のある菱形の実を付ける。一緒に咲いているのはヘリオトロピウム・エウロパエウム Heliotropium europaeum。

 

欧米では、体内のテストステロン量を保つ作用があるハーブとして、健康食品などに入れられている。また、果実を乾燥したものは疾黎子(しつりし)という生薬で、利尿、消炎作用があるとされる。(Wikipediaより)

 

トゥリブルス・テラストリス Tribulus terrestris でした。

©2022  MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より) 和名は、浜辺に見られて、ヒシの実のような果実を持つことから。属名は、ラテン語の caltorop(=蔾鉄、播き菱)を語源としている。果実の形状から。種小名は「陸地生の」の意。

ハマビシは、ハマビシ科の1~2年草である。草丈は50~130㎝程度となる。葉は対生し羽状複葉で小葉は長楕円形である。7~9月頃、葉腋に黄色い5弁花をつける。果実は径1㎝前後程度で、堅く、刺状の毛を持つ。 (GKZ植物事典より)

 

 

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サルビア・ベルベナカ Salvia verbenaca

2022-06-24 10:09:30 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、アキギリ(サルビア)属、地中海沿岸地域原産の多年草、

学名:Salvia verbenaca、

和名:ミナトタムラソウ(港田村草)、野生のセージ、

英名:Wild Clary、Wild Sage、Vervain Sage、葡名:Erva-crista、Salva-dos-caminhos、

2009年12月、2011年1月、2月7日、2015年1月24日、2016年1月15日、19日、29日、2月7日、29日、12月18日、2018年2月12日、2020年2月21日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、アルガルベ地方で撮影、

 

爽やかなブルーのサルビア・ベルベナカ Salvia verbenaca の花。未だあまり他の花のない時季から咲いている。

 

青い花とバーベナのような葉をもつ ユーラシアのセージ。

 

 

 

下から上に次々に花を咲かせる。

 

12月、寒風吹きすさぶ岸壁上の台地、陽だまりにけなげに咲いている。 赤土と石ころだらけの台地にしっかりと根を張っている。サルビア・ベルベナカ Salvia verbenaca でした。  

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は本種が我が国で最初に発見されたのが、静岡県清水港であったから「港」の文字が冠されたのだという。属名は、ラテン語の salvare(=治癒する)に由来し、この属には薬草として用いられる植物が多いため。種小名は「クマツヅラのような」の意。

ミナトタムラソウは、シソ科の多年草である。草丈は20~80㎝程度となる。茎は方形で、周囲に白色の細毛が覆う。葉は長さ5~10㎝、幅2~4㎝程度の楕円形で、縁部には羽状に深裂~浅裂し、裂片には鋸歯があり、先端部は鈍頭、、茎に対生する。葉の表面には皺が目立つ。12~6月頃、茎上部並びに枝先に総状花序を出し、径1㎝程度で青色~ピンクの唇花を4~10程度つける。花筒は、白色の細毛が密生する。全草に芳香がある。本種は、南北両アメリカ大陸では帰化状態にある。日本でも関東以西で帰化状態にある。 (GKZ植物事典より) 

 

 

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オフリス・アピフェラ Ophrys apifera

2022-06-23 10:05:45 | ポルトガルの野の花

ラン科、Orchidaceae、オフリス属、地中海沿岸地域原産の多年草、

学名:Ophrys apifera、

和名:オフリス・アピフェラ、ハチラン(蜂蘭)

英名:Bee Orchid(ビー・オーキッド)、Bee bearing Ophrys、葡名:Erva-abelha、Orquídea、

2010年5月、2014年4月24日、2015年4月29日、5月5日、6日、2016年6月1日、2018年5月3日、4日、5日、7日、10日、12日、28日、2021年5月13日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

オフリス・アピフェラ Ophrys apifera の花。花の直径は1,5cm、草丈は30~50cmほど。

 

オフィリス属の多くはそれぞれ別の蜂に擬態し花粉を運んでもらっている。アピフェラはマルハナバチ?の一種の雌に形と色を似せ擬態している。しかし、一説によるとアピフェラが擬態している蜂は5000年前に既に絶滅してしまったとか。それで仕方なく自家受粉が可能な形態に変化?

 

植物の多くは受粉による繁殖だけではなく、根茎の分岐でも繁殖をしている。

 

 

 

オフリス・アピフェラの花期は比較的長い様に思うし、個体数も多い。いつも笑っているオフリス・アピフェラ Ophrys apifera でした。 

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の ophris(=眉毛)を語源としている。種小名は、「蜜蜂を呼ぶ」の意。

オフリス・アピフェラはラン科の多年草である。本種の属する Ophrys 属は地中海沿岸地方に約20種(変種が多いと言われている)分布し、英名ではその花姿から Spider orchid とか Bee orchid と呼ばれている。(我が国では、オフリス属のランをまとめて、「ビー・オーキッド」或いは「蜂蘭」と呼んでいる。本種は、所謂 Bee orchid の中でもその基本的な存在である。花は、本属の特徴である昆虫を思わせるような擬態花である。本種の場合、唇弁の部位がまるでミツバチのようにも見える。実際的には、雌のミツバチに擬態しており、ミツバチ特有の香りを放ち、雄のミツバチはそれに招かれやってきて交尾状態となる。そのことによって本種は、受粉を媒介させて貰うという。しかし、本種の受粉を媒介するミツバチはほぼ絶滅してしまったために、今では、自家受粉出来るように進化を遂げているという。本種は、原産地の項に記した地で、開けた草原地帯に自生の見られる野草である。草丈は30~50㎝程度となる。葉は、根際から5~6個の披心形の葉を秋に出し、ロゼット状と化す。冬場には徐々に生長をしているという。葉は、基部は葉柄状と化し、先端部は尖る。4~7月頃、花茎を立ち上げ2~8個程度の花をつける。花径は1,5㎝程度で、花弁・萼片は淡橙色で、唇弁は濃赤褐色である。 (GKZ植物事典より)

 

 

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オロバンケ・クラウソニス Orobanche clausonis

2022-06-22 10:17:23 | ポルトガルの野の花

ハマウツボ科、Orobanchaceae、ハマウツボ(浜靫)属の寄生植物、ヨーロッパ中央と南西部に分布、

学名:Orobanche clausonis、

2014年5月17日、エストレマドウラ地方で、2015年5月7日、アレンテージョ地方で撮影、

2020年5月28日、6月17日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ハマウツボ属(学名:Orobanche)は、ハマウツボ科に属する草本の寄生植物であり、200種以上の種があり、 主に北半球の温帯地域にて自生している。この属に含まれていたいくつかの種は、現在 Conopholis 属とされている。ハマウツボ属は、小さく、種にもよるが背丈は10〜60cmである。完全に葉緑素を欠いた黄色から麦わら色の茎に、黄色、白や青色のキンギョソウのような花(唇形花)を咲かせるのが特徴である。花の形状は、O. uniflora 種を除くほとんどの種でうろこ状の包を持つ10〜20の花が密集した穂状花序である。葉は三角形の鱗に退化する。種子は微小で、成熟するにつれて黄褐から褐色、黒色に変色する。これらの花は一般に冬の終わりから春の終わりに開花する。開花していない時は、その植物体全部が土の中に隠れている。

 

ハマウツボ属は葉緑素を持たないので、必要な栄養素は、完全に他の植物に依存している。ハマウツボの種子は、長年にわたって土壌中で休眠状態となり、宿主の植物の根から生じる特定の化合物の刺激によって発芽する。ハマウツボは発芽すると根のように成長し、近くの宿主の根に付着する。一度宿主に付着すると、宿主から水と栄養素を奪い始める。いくつかの種は、特定の植物のみに寄生する。例えば、Orobanche hederae(英名:ivy broomrape)は、ツタのみに寄生する。これらの種は、しばしば、寄生する植物にちなんで命名される。それ以外の種は、複数の植物に寄生する。例えば、ヤセウツボ(Orobanche minor)は、アカツメクサの他、関連するマメ科の植物に寄生する。

 

Orobanche ramosa は、ヨーロッパ中央と南西部に自生するが、他の場所でも広く帰化し、一部の地域では作物に大きな脅威とみなされている。寄生される植物としてトマト、ナス、じゃがいも、キャベツ、コリウス、ピーマン、ヒマワリ、セロリ、マメが挙げられる。深刻な地域では、農産物の不作を引き起こす可能性がある。ソラマメに寄生する種の茎は、イタリアのプッリャ州では、spocchia と呼ばれ、食用とされている。

 

学名の Orobanche の名は「ベッチ(オオカラスノエンドウなど飼料・緑肥として利用するソラマメ属の植物)」を意味する"orobus"と「絞め殺す」を意味する"ancho"が由来である。(Wikipediaより)

 

ポルトガル本土またはイベリア半島に固有のもの。開花期は4月から6月。種小名 clausonis の語源は不明。オロバンケ・クラウソニス Orobanche clausonisでした。

©2022  MUZVIT

 

 

 

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マルヴァ・トゥルネフォルティアナ Malva tournefortiana

2022-06-21 10:46:34 | ポルトガルの野の花

アオイ科、Malvaceae、ゼニアオイ属、ヨーロッパ原産の耐寒性多年草、

学名:Malva tournefortiana

2016年6月16日、2017年7月12日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

©2022  MUZVIT

 

 

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ラヴァテラ・トリメストリス Lavatera trimestris

2022-06-20 10:10:49 | ポルトガルの野の花

アオイ科、Malvaceae、ハナアオイ属、 ヨーロッパ原産の耐寒性多年草 、

学名:Lavatera trimestris、

和名:ハナアオイ(花葵)、アオイアオイ、バラアオイ、ロイヤルアオイ、リーガルアオイ、

英名: Annual Mallow、Rose Mallow、Royal Mallow、Regal Mallow、Common Annual Tree Mallow、 

葡名:Lavatera-de-três-meses、 Malva-de-três-meses、

2009年6月、2015年6月13日、2016年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で、2014年6月9日、2015年5月7日、2016年6月13日、アレンテージョ地方で、2015年5月5日、12月4日、2016年6月5日、2018年5月12日、23日、28日、6月6日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ラヴァテラ・トリメストリス Lavatera trimestris の花。草丈は20~70cm。茎頂や葉腋から花柄を伸ばし直径約4cmの白~淡桃色の花を数個つける。

 

花弁は5個で、先は浅く裂ける。萼も5個で長い毛がある。

 

トリメストリスはラテン語で「3か月の内」を意味し、成長と開花期を指す。

 

 

 

ラヴァテラ・トリメストリス Lavatera trimestris でした。

©2022  MUZVIT

 

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マルヴァ・モスカータ Malva moschata 

2022-06-19 09:58:11 | ポルトガルの野の花

アオイ科、Malvaceae、ゼニアオイ属、ヨーロッパ原産の耐寒性多年草、

学名:Malva moschata、

和名:ジャコウアオイ(麝香葵)、ムスクマロウ、マルヴァ・モスカータ、

英名: Musk Mallow、 別名:アップルブロッサム、葡名:Malva-almiscarada、

2009年6月、2015年6月13日、2016年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で、2014年6月9日、2015年5月7日、2016年6月13日、アレンテージョ地方で、2015年5月5日、12月4日、2016年6月5日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

マルヴァ・モスカータ Malva moschata の花。

 

草丈は20~70 センチ。茎頂や葉腋から花柄を伸ばし直径約4センチの白~淡桃色の花を数個つける。

 

花弁は5個で、先は浅く裂ける。萼も5個で長い毛がある。

 

葉に芳香(麝香)があり、夕方によく香る。葉と花の浸出液はのど薬として利用される。

 

紫の花はカンパニュラ・ルジタニカ Campanula lusitanica。マルヴァ・モスカータ Malva moschata でした。

©2022   MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、アオイの仲間であり、花にほのかなジャコウの香りを有することから。属名の Malva とはギリシャ語の「軟らかくする」の意で、この属の植物の持つ粘液に苦しみや痛みを和らげる緩和剤の効用が認められるためという。種小名は「麝香の香りのする」の意。/英名の Musk とは、ジャコウの香りのことである。

ジャコウアオイは、アオイ科の宿根草である。ゼニアオイの仲間であるが、大きく異なる点は3点である。一つには、葉が深く切れ込んでいること。次に、花が大きいこと。最後に名前の通り芳香を放つ点である。草丈は60㎝程度。茎葉直立し全体的に粗毛が見られる。花期は7~9月で、花色は淡紅色もしくは白色で、花径は4㎝程度。(GKZ植物事典より) 

 

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オノブリキス・ヴィキイフォリア Onobrychis viciifolia

2022-06-18 10:16:46 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、イガマメ(オノブリキス)属、中央アジア~ヨーロッパ原産、ユーラシア大陸に分布、多年草、

学名:Onobrychis viciifolia、

和名:イガマメ、セインフォイン、

英名:Sativa、Common Sainfoin、葡名:Senfeno、Esparzeta、

2011年3月、2020年3月5日、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影、

 

オノブリキス・ヴィキイフォリア Onobrychis viciifolia の花。花房の直径は3cmほど。草丈は20~70cmほどだが茎は地を這って時として地面から直接生えている様に見える。

 

乾燥した牧草地や草地、沿道などに自生。この花から採れる蜂蜜は上質とされている。

 

葉は互生、7-14枚の奇数羽状複葉で、狭い長楕円形の小葉がつく。小葉は卵形で茎は枝分かれする。茎頂に総状花序をだし、小さな赤紫色で濃い筋の入った蝶形花を咲かせ、花は円錐形になる。

 

牧草になり、飼料作物やミツバチの蜜源として栽培されている。種は6-8mmの卵形で、豆の莢には独特の鋸歯がある。

 

オノブリキス・ヴィキイフォリア Onobrychis viciifolia でした。  

©2022  MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より) 和名は、豆果の毬状突起があることから。属名は、ギリシャ語の ass(=お尻)と brycho(=貪欲に食べる)の合成語から。飼料用植物として最適であることを示している。種小名は「ソラマメ属のような葉の」の意。

イガマメはマメ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の日当たりが良く比較的乾燥した草原に自生の見られる野草である。草丈は30~70㎝程度 となる。茎は斜上~直立する。葉は奇数羽状複葉で茎に互生する。小葉は11~21個の狭楕円状となる。6~8月頃、茎頂に総状花序を出し、青紫色で、濃色 の条紋の入った蝶形花を多数(20~50個)つける。花後の果実は円盤形の莢果で周囲に刺状突起があり、1個の種子を内包する。(GKZ植物事典より)

 

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マルヴァ・ヒスパニカ Malva hispanica

2022-06-17 10:12:18 | ポルトガルの野の花

アオイ科、Malvaceae、ゼニアオイ(マルバ)属、多年草、ヨーロッパ南部原産、

学名:Malva hispanica、

英名:Spanish Mallow、

2014年6月9日、2015年5月7日、2016年6月13日、アレンテージョ地方で、2015年5月5日、12月4日、2016年6月5日、2018年5月12日、23日、28日、6月6日、2020年5月28日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

花の直径は3cmほど。草丈は10cmほど。

 

大西洋を臨む断崖の上に群れて咲く。

 

花色は白から淡いピンクの5弁花。

 

鮮やかな青色のアナガリス・モネリと混生していた。

 

強風吹きすさぶ断崖の上では、草丈10センチほどの可愛らしい花が懸命にさいていた。Malva hispanicaでした。

©2022  MUZVIT

 

 

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アリストロキア・バエティカ Aristolochia baetica

2022-06-16 09:56:04 | ポルトガルの野の花

ウマノスズクサ科、Aristolochiaceae、ウマノスズクサ(馬の鈴草)属、スペイン・ポルトガル・モロッコの地中海沿岸西部地域原産、蔓性多年生草本薬用、

学名:Aristolochia baetica、

和名:パイプカズラ?(ぱいぷ蔓)、

英名:Andalusian Dutchman’s Pipe、Pipe Vine、Portuguese hardy Dutchman's pipe、

葡名:Aristlóoquia、Erva-cavalinha、Balsamine、Candil

2011年3月、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2018年12月22日、アルガルベ地方で撮影、

 

アリストロキア・バエティカ Aristolochia baetica の花。花の長さは2cmほど。

 

つる性で他の植物に絡みあって蔓を延ばす。ウマノスズクサ属は多年生蔓植物からなる属で、一部に直立するもの、および木本がある。

 

葉は互生。花は花被が癒合して筒状となる。雄蘂と雌蘂は短くてその底にあり、果皮の筒はこの部分で膨らみ、その上でやや細くなって喉部を構成、その先で広がり、左右対称の形を見せる。喉部でUの字型に曲がるものも多いが、ほぼ真っ直ぐなものもある。

 

世界の熱帯-亜熱帯を中心に500種以上が知られるが、オーストラリア大陸にだけは自然分布していなかった。ウマノスズクサ属の種は、ジャコウアゲハ属(ジャコウアゲハやトリバネチョウなど)の蝶の食草になることが多い。右下に成熟した大きな果実が見られる。

 

属の学名(アリストロキア)からウマノスズクサの成分の中に含まれているアリストロキア酸が命名されており、これには腎毒性、発がん性がある。アリストロキア・バエティカ Aristolochia baetica でした。   

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 属名は、ギリシャ語の aristos(=最良)と lochia(=出産)による「合成語である。花の形状が胎児を、そして基部の膨らみが子宮を連想させることからといわれている。種小名は、「アンダルシア地方の」の意。

アリストロキア・バエティカーは、ウマノスズクサ科の蔓性多年草である。茎長は4m程度となる。葉は、蔓に互生し、長さ1,5~2㎝程度の葉柄の先につ き、長さ2~7cm、幅1,5~6㎝程度の卵形~三角状となる。葉は無毛で、縁部は全縁、先端部は鈍頭~鋭頭となり、基部は心形となる。6~8月頃、葉 腋から長さ2㎝程度で紫褐色の筒状花をつける。開花時には強香を放ち、ハエを誘引する。ハエが花筒内部に入ることにより受粉の媒介をする事になる。花筒内 部には毛が密生しており、翌朝に毛が喪失するとハエは次の花に移り、次々と受粉の媒介を行うという。花後には長さ3~4,5㎜程度の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)  

 

 

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