The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ペラルゴニウム・トゥリステ Pelargonium triste

2021-04-04 10:27:44 | ポルトガルの野の花

フウロソウ科、Geraniaceae、テンジクアオイ属、南アフリカ原産、

学名:Pelargonium triste、

和名:ヤエザキゼラニウム(八重咲ゼラニウム)、ニオイテンジクアオイ(匂い天竺葵)、

英名:Poor-man’s Rose、

葡名:Gerânios、Gerânio-rosa、

2018 年 5 月 9 日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

テンジクアオイ属には多年草や半低木のものが多いが、一年草もある。また、多肉植物や匍匐性、蔓性になるものがある。約230種が知られており、種の大部分、亜熱帯や熱帯に分布し、反耐寒性の物が多い。

 

葉は対生または螺旋状につき、単葉で、掌状もしくは羽状の切れ込みや鋸歯のあるものが多く、無毛のものと有毛のものがあり、強いにおいのあるものが多い。

 

お家の窓辺を飾るゼラニウム、原種ではない園芸種と思われるが野生化している。誰かがここへ持ってきて植えた、とは考えられない場所。前は砂浜、ビーチ、海水浴場。一枝か根でも流れ着いたのだろうか?繁殖し見事に花を付けていた。

 

花は直立した茎の先につき、5枚の花弁があり、がくも5裂する。花の色は、赤・ピンク・白・藤色・紫・オレンジ色・サーモンピンクなどがあり、絞りや覆輪・星形模様などの複色花もある。一部八重咲きの品種もある。

 

ほとんどの園芸種は、南アフリカ原産のいくつかの原種の交配によって作成されたもので、約20の種から数千の品種が作られている。ヨーロッパにはプラントハンターのフランシス・マッソンにより18世紀に南アフリカから持ち込まれた。

©2021 MUZVIT

 

 

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