キク科、Asteraceae、タンポポモドキ(レオントドン)属、ヨーロッパ原産、多年草、
学名:Leontodon taraxacoides subsp. Longirostris、
和名:カワリミタンポポモドキ(変り実蒲公英もどき)、
英名:Lesser Haukbit、Rough Haukbit、Hairy Haukbit、
葡名:Leituga-dos-Açores、Língua-de-ovelha、
2015年1月28日、11月28日、2016年2月8日、16日、10月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2017年5月23日、ベイラ地方で、2016年12月18日、アルガルベ地方で撮影、
レオントドン・タラキアコイデス・ロンギロストリス Leontodon taraxacoides subsp. Longirostris の花。草丈 20cm 程度。
葉は、ロゼット状につき、長さ 10cm 程度の披針形。春~秋に開花。全体の草型は、貧弱なブタナに似ているが、花柄が分枝せず、総苞片の形も違う。道端などに咲く。
レオントドン・タラキアコイデス・ロンギロストリス Leontodon taraxacoides subsp. Longirostris でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、タンポポに似ていて実の着き方が異なることから。鼓の音から連想された小児の遊びから。属名は、ギリシャ語の leon(=ライオン)と odon(=歯)の合成語から。種小名は「タンポポ属に似ている」の意。
カワリミタンポポモドキは、キク科の多年草である。草丈は20㎝程度となる。根はいわゆるゴボウ根。春に多数の根生葉が出て、放射状に伸び、ロゼットを形成する。歯は、長さ2~15㎝、幅0,5~2,5㎝程度楕円状で、縁部は浅裂する。2~9月頃、ロゼットの中心から花茎が伸び、その先端に径0,8~1,5㎝程度で「黄花の頭花を一個つける。本種は、ブタナに良く似ているが、葉縁の切れ込みは浅く、ブタナの場合は、花茎が分枝をするが、本種の場合分枝はしない。更に、周辺部の小花の実には冠毛が無く、中心部の小花の実にだけ冠毛がつく。本種は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド等では帰化状態にある。我が国では、1970年に八王子市で帰化状態にあるを発見されその後各地へと広まりを見せている。(GKZ植物事典より)