武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

宝島夫妻は、なぜ殺されたのか、その理由と惨殺が行われた屋敷。

2024年05月08日 | 事件

★宝島夫妻は、なぜ殺されたのか。

主犯の関根誠端は、宝島夫妻の娘の内縁の夫だが、身体と腕に刺青を彫っているヤクザ者だ。ちょっと気に入らないことがあるとブチ切れると怖がられていた。
指示役の佐々木光は関根の子分で平山を使い実行犯2人を手配した。

そして事件当日、不動産屋の前田亮(りょう)が物件案内として上野から品川の空き居酒屋を案内し、前田が管理する東五反田の島津山にある豪邸に連れて行った。

島津山と言われるように、そこは薩摩藩の上屋敷があった場所で閑静な高級住宅街として知られている。
関根は、五反田駅付近で前田が宝島夫妻を乗せて運転する車に乗り込んだという。
一行が4人となった車は、島津山の空き豪邸に宝島夫妻を連れ込んだそうな、名目は豪邸購入の内見ということだった。

そして車がガレージに入り、宝島夫妻が車から降りるや否や妻の幸子が襲われた。
ハンマーで頭部をめった打ちにされて気絶、宝島氏は驚いて声を失った。
男らは夫妻の頭に黄色いビニール袋をかぶせ、ガムテープでグルグル巻きにして窒息死させた。
少し遅れてやって来た韓国人の姜と若山は二人の死体を平山の黒のプリウスに乗せると栃木県へ向かって車を走らせた。
邸宅を出る際、関根に言われたことは、「栃木の山奥に行ってガソリンをかけて焼いて来い。それで証拠隠滅や、誰にも分からん。あとはうまくやる」

 

殺人の動機は、
飲食店経営の運営方針トラブルだという。
最近、関根は飲食店の経営方針を巡り幸子とトラブルになっていたという。
関根は、「経営を継ぎたい」と思っていたが、それをよく思わない幸子と反目するようになったのが殺人の動機だった。
宝島夫妻は55歳と56歳とまだまだ若いし、関根は娘の彼氏といっても結婚はしていないから身内でもない。
幸子は自分が会社を大きくしたと自負しているし、怖めのお兄さんを従えて毎晩、自分の店で中国人従業員を中国語で叱り飛ばしているような気の強い女だから、相性が悪ければ関根のような男とうまく行く訳がない。

関根は宝島夫妻を何とかしないと自分の居場所がなくなると恐れたのだろう。
幸子の頭部は何カ所も骨折陥没しており、恨みの恐ろしさが分かるというもの。
血糊が付いたハンマーは黒のプリウスのトランクに投げ込まれていた。

 

(じゅうめい)

 


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