正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ブルガリのクオーツ時計の続きからSEIKO、スカーゲン、ミラショーンのクオーツ時計を修理です

2019年10月29日 | ブルガリ

今日は朝から結構な雨です。

夕方くらいまでには上がってくれると思います。

昨日はブルガリの時計の続きからです。

先日分解し洗浄後組んだのですが、オシドリ回りの調子が悪く、電車で帰る時も、寝るときも、朝お店に出勤する時も考えていました。

分解したとおりに組んでいるのですが押し込んだ状態で針が回ってしまう状態でした。

どう考えても組み方に問題はなく同じ機械があったので昨日はその機械の分解から始めました。

原因がわかりました。修理でお持ちいただいた時計にはカンヌキをとめるネジが入っていませんでした。

自然になくなることや初めから入っていないことがなく、以前に修理してもらっていればそこで組み忘れているんだと思います。

ばねの関係で電池を入れても止まってしまうと思います。

問題解決でネジを入れて組み上げました。

竜頭の作動も問題なく順調です。

次はセイコーの機械が入っているクオーツ時計から修理始めました。

竜頭のパッキンがなく、お水が入って錆のために止まっている状態でした。

 

 

地板の上に錆粉が見られました。

 

 

 

分解掃除、竜頭パッキン合わせをして消費電流等もチェック完了です。

次はスカーゲンのクオーツ時計です。

ベゼルがあるので機械を上から取り出し早速分解掃除へ

セイコーの機械が入っていました。

 

 

分解し、洗浄後組みました。

コイルも内部で断線です。

部品交換をしました。

こちらも湿気が入っての不具合でした。

秒針の歯車に錆が見られ輪列受けに固着していました。

洗浄し組みランニングテスト中です。

 

 最後はミラショーンのクオーツ時計です。

分解掃除でお預かりです。

油が拡散して歯車部分にかなりついている状態でした。

 

 

洗浄して油を落として組みました。

定期的なメンテナンスが必要だと思います。

 

今日は雨なので営業時間修理していく予定です。

ガンバろ

 



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