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最近の仕事

牧之原市の新築住宅も終盤となり、細かな確認が増えてきました。
お客様と二人三脚で進めてきたので感慨深いものがあります。

昨年ご相談頂いた工場の改修(設計・監理のみ)についても別工務店の工事費がまとまり、お客様に見積を提出できるようになりました。
長い時間をかけ、出来るだけコストを下げられるように何度も内容を検討しました。
コストダウンは設計の初期段階から注意しないと上手くいきません。

当然のことなのですが、この当然のことができていなくて、設計が終わってから各関係業者に見積金額を下げてもらうようにお願いするケースも意外と多いのです。
やはりこのぐらいの工事ならこのぐらいの金額がかかりそうだというイメージできるようになるにはそれ相応の経験が必要なのだなと思います。

ただ、設計者の功績というのは意外と理解されないものでして、例えばAとBの建築士事務所があり、Aの方が設計料が高くても提案する工事計画はBよりも安い工事費となることもあるでしょう。
もし工事のコストダウンより設計料の差額の方が安ければ、トータルで考えた場合、Aに依頼した方が安くなるわけです。

簡単に説明すると以下のような感じです。

A建築士事務所 設計・監理 500万
工事費           2000万

B建築士事務所 設計・監理 300万
工事費           2500万

ただ、上記のような比較は現実では難しいため、どうしてもA建築士事務所の費用が目立つわけです。
このあたり、やはり建築士事務所の役割とかメリットというのをもう少し理解してもらうように努める必要が建築士側にあるのかなと思います。

あとは、工事後に何かあった場合の補償ですね。
これを意外と知らないお客様も多いようで、新築した工場で天井から水が漏れ、保管した材料にも被害があった場合、それを補償する能力が建築士事務所や施工業者にあるのかどうかという確認は必須です。
補償する気持ちがあっても能力やお金がなければそのまま放置となります。

万が一に対する備えの有無についてもきちんと説明して、他との差をアピールすることも重要な気がしています。
ようするに建築士側が一生懸命丁寧に説明し、仕事ぶりで理解してもらうしかないと思っています。

後は事務所の改装に関するご相談やお寺の本堂改修、山門の新築などのご相談を頂いています。
ひとつひとつに時間をかけてしまい、お待たせすることが多いのですが、片手間の仕事はできませんし、ひとつひとつ丁寧に対応するしかないのですが、もう少し要領よく仕事ができないものかなぁと思っています。
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