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車いす用昇降機

三島市のお寺にて、車いす昇降機を設置しました。

高低差が1.5m程度あり、玄関ホール内に設置する等の条件が重なり、難易度が高い工事です。

何社か検討し、シンテックスという会社のタスカルリフトを採用しました。

代理店は新光産業という会社です。

 

横浜にあるショールームにも足を運び実物を確認。施工上の注意点などもきちんと把握するよう努めました。

代理店の担当が熱心で随分と助けられました。

 

上階にはドアがついています。

これは電子制御されていて、昇降機が上階になければ解錠されません。

逆にドアをきちんと閉めないと昇降機は下階に向かうことができない仕組みとなっています。

 

これは例えば昇降機が下階にある状態でドアが開くと落とし穴のような形になり、上階にいる方が1.5m下の地面に落ちることになります。

エレベーターが必ず乗り降りする階に到着しなければ開かないのと同じ仕組みです。

 

昇降機設置は1日で終わりました。

ただ、設置前の工事や段取りがとても重要で、玄関床(御影石)を一部撤去してピットと呼ばれる空堀を設置したり、ドアを新設するといった作業については、神経質なぐらい慎重に作業を進めました。なにしろ昇降機とドアの位置がずれていたら上階に車いすの方が向かうことができません。

墨出しが一番重要だったと思っています。

 

ご住職様から予想以上にスッキリ納まったと高い評価を頂き、やはり細部まで熱心に検討することの重要性を感じました

1m以上の高低差となるとスロープでは限界があります。

昇降機はそれほど複雑な構造ではなく、むしろシンプルです。

屋外より屋内の方がおそらく故障が少ないと思いますので、今回のお寺様のように上手く建物内に昇降機を納めることができれば、メンテナンスもそれほど負担にならないのではないかと思っています。

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