「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

鮫さんの姓名(^_^;)

2023-05-22 06:48:23 | 当直室日記

ごろんぼの鮫、こと鮫島刑事。

#156で刑事を辞職しました・・・・・ところで鮫さん、このころまで「姓」は判明していても「名」が不明でした。先日のサンテレビ放送予定にて小職が「鮫島隆」としたいきさつがあまり知られていないのでメモっておきます。(勘五郎だよというご指摘を受けましたので。)

鮫さんの生みの親である市川森一さん著「太陽にほえろ!(シナリオ集)」#44にて「鮫島隆」と記載されているからであります。それ以外に「名」の明記はありません。#205から本編ではクレジット含め「勘五郎」となったわけなのですが(^_^;)

#44以後の作品の台本の出演者欄を確認できていないで、幣ブログでは、

刑事時代を「隆」

フリーランスの商売人時代(^_^;)を「勘五郎」

としたいと思います。

妄想としてですが、刑事時代に改名はあまり考えられないので、辞職後、どうやら占い師(易者)もやっていた描写がある(^_^;)ので、その際に思い切って改名した・・・というのが妥当かなぁ?(^_^;)


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雑記+サンテレビ太陽放送5/21=ごろんぼの鮫、刑事を辞める!

2023-05-21 05:05:45 | 放送予定

やっぱり無理が効かないですね。。。ターボをかけても持続しないし、
という感じのけぶでございます<(_ _)>
多分、高脂血症が再発しているようなので、病院行かなきゃ。。。。

こういう時に青春のテーマを車で聴き、アゲる努力をするのですが、
TVversionをノーマルの速度で聴くと、いまだに#53の初披露時の優作さん熱演を想い出し、鳥肌が立つし、
長尺編集version(たまさん謹製)を聴くと、#521の世良さんの熱演を想い出すし、
日々の喧騒を一時忘れさせてくれます。

▼良純さん
先週のワイドナショーで良純さんが太陽50周年パーティーの件。(あれから1年かぁ、、、)
今田先生はガチ太陽好きだから、それに巻き込まれた格好のアイドルの子のあの反応は当然(^_^;)
いや、知らないでしょう。放送されてないし。
もう、極端な話。。。。YouTubeで無料放送してほしい。

▼タイトル
これもツイッターネタ。
TV用の太陽タイトルロゴは#111までのものと、ギミックが変わった#112以後のもの、そして#706からの新造版と3つですね。
宣伝+商品用のロゴは細身である意味洗練されていますが、やっぱり馴染みのある#112以後のものが個人的には嵌ります。
なので、#706、
確かにメインテーマ変更も驚きましたが、起き上がりギミックが無くなって、文字欠けが単純化した新造版ロゴが出てきたときも驚きました。というか、ここまで変わって終わっちゃったんだからなぁ・・・・・。

▼麻丘めぐみさん
愛車遍歴に登場。車選びが結構独特のように見えてますが、そうでもなさそうな気が・・・・国産・外車・車格に拘らずという所だと思います。
考えてみると、太陽客演の#251については麻丘さんが本格的に女優として参画をはかった最初のキャリアのようで、あの重いテーマのヒロインを堅実に演じられていましたし、関虎実さん運転のバリバリラリーチューンのシャルマンにも同乗。
それにしても、OPセンタークレジットではなかったのが不思議なんですよね・・・・アイドルとしては既に人気は落ち着いていたにせよです。


さて、5/21サンテレビ・太陽放送。
かつて鮫さんの身代わりに殺されてしまった青木刑事の婚約者が犯した殺人、不幸にさせてはならないと鮫さんが奔走します。青木にそっくりなテキサスと鮫さんの「混戦」、そして鮫さんの辞職を描く#156を放送。
実質3周年、13クール最終話に鮫やんの辞職。これはおそらく偶然じゃないと思います。さらに後々(5年後)のことですが鮫やんの盟友である殿下の命日とも重なる偶然もあったりします。

藤堂「あんたからデカとったら、何が残る。」

鮫島「ええ想い出なんて!・・・・ひとつもあらへんやねんけ!!・・・デカがなんじゃ!!!」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

5/21(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第44話)
サンテレビ1(地上波)

第156話 50.07.11 刑事狂乱 (鮫やん・テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順/青木孝文
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

セミレギュラー(SP):鮫島隆
           藤岡琢也
鮫島玉枝/北あけみ           

ゲスト:五十嵐じゅん
山口暁 林理絵

脚本:市川森一

監督:竹林進

かつて、自分の身代わりで部下の青木刑事を死なせてしまったことをいまだに思い悩み、精神状態が安定していない城北署の鮫島警部補(通称サメ)。
その死んだ青木刑事の婚約者・律子がたまたま行ったアーチュリー場で知り合ったのがなんとテキサスだった。
律子が他人の空似とはいえ、あまりにも青木にそっくりすぎるテキサスに惹かれたのも無理のないことだと、二人を一緒にさせなければと奮起した鮫さんは、テキサスと一晩飲み明かし意気投合する。
そのころ、律子はすでに別れ話を切り出していたアーチュリー場の指導員の尾崎がテキサスのことで脅された挙句、せっぱつまって殺してしまった・・・。
思いつめた律子は、鮫さんに相談を持ち掛けた。
自首するという彼女を押し止めた鮫さんは、あろうことか尾崎のマンションに忍び込んで証拠の隠滅をはかった上、律子を郊外の廃屋にかくまい、罪をかぶってしまう。
鮫さんを逮捕したボスたちは、昔馴染みでしかも刑事である鮫さんを攻めあぐねて大いに困惑するが、一計を案じる。
取り調べ室に入ってきたテキサスがむき出しの拳銃をホルスターに突っ込んでいたのを鮫さんが抜き取って脱走したのは、その直後だった・・・・。

鮫さんが一係に関わると悲劇ばかりになるシリーズ(^_^;)の究極最終版です・・・。
ろくなことが無いとは言いつつも、刑事の仕事をやってきた鮫さんがとうとう辞職します。
登場前回の#89の続編という趣ななら、その時テスト出演した勝野さんの青木刑事をうまく活かしているところも見どころですが、可憐な五十嵐淳子さん、さらに精神状態が尋常ではない鮫さんも見どころです(^_^;)。
しかし、悪いことばかりではなく、盟友のボス、親友の殿下に続いて、今回はよき後輩であるテキサスを得るというおまけもあったりしますが、やっぱり「鮫ファン」には辛い作品かも知れません。


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雑記+サンテレビ太陽放送5/14=野崎太郎一家・絶体絶命! 長さんファン必見作品

2023-05-14 07:06:18 | 放送予定

骨休みの「貯金」をかなり使い果したけぶでございます<(_ _)>
いやぁ・・・体力が続かない。。。。

▼旅サラダ
神田さんの激やせが話題となっていますが、正直小職も前々回ぐらいから気になっております。
あまり食べられなかった時期でも通常体型を維持なさっていたので尚更です。
現在、仕事の整理を行っている神田さんの松下さんへのMCバトンタッチは既定路線だし、的確かとは思っていますが、やはり寂しい限りです。太陽ファンとしては通常運転番組でたまに太陽に息吹を感じられる今や唯一の番組なので、神田さんには「ご隠居」格でも残ってほしいとは思いつつも、神田さんの本音は山小屋の主にでもなりたいという所なのでしょうか。

▼ツイッター
大川俊道さんが実名に変更、興味深いお話が小職の癒しとなり・・・と思ったら、人形町の御大も始められたようで(@_@)
時代は進化する・・・・!

スヌーピー氏とコロンボ総統氏のロケ地ほじくり含め、楽しみにしております。

▼証言者バラエティ アンタウオッチマン!
良純さんのSPを偶然拝見。
石原プロ卒業後のマネジメント環境を今回初めて知りました。

ただ、良純さんの基礎的取り扱いについて明確となったのは、やっぱり太陽かとは今でも思います。
いやぁ・・・正直云うと、マイコン加入時には「かっこいい悪い」別として、良純さんのこんな役を演じさせるの?という驚きはあったんですよね。それが見事はまっちゃったわけで、これは脱帽だったんですよ。
ブルースとの漫才(^_^;)、今でも好きですし。

ところで、この番組・・・テレ朝なのに、太陽#629を素材使用。<そうか、ドリームも大川さんだった。
追跡ハイウェイも流れ・・・ってタイトルは番組自作。
素材のとりわすれ?それとも使用タイムの節約?


さて、5/14サンテレビ・太陽放送。
長さんファン、特に太郎フェチ(いわゆる長さん中毒者)には御用達の作品です。
長さんの父親としての魅力が爆発すると言ったらいいか、野崎一家の魅力爆発と言ったらいいか、
太陽の魅力の一端である、ホームドラマの要素を一係のメンバー同士ではなくとも、ちゃんと描けるぞというのを表明したかのような作品です。
クライマックスの絶体絶命時の長さんと俊一の会話も良し、その時の長さんの力ない「いけぇ~・・・」も良し。
山中湖周辺の風景と共にお楽しみください<おまえは誰じゃい(^_^;)

俊一「俺、刑事の息子だよ!行かせてくれよ!」

山村「しかし見事だ!見事な刑事一家だな、長さん!」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

5/14(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第43話)
サンテレビ1(地上波)

第155話 50.07.04 家族 (長さん家族)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

セミレギュラー:西朱実 井岡文世 石垣恵三郎

ゲスト:阿藤海 森山周一郎
  鈴木伸郎 戸塚孝 森下明  マエダ・オートクラブ
  渥美国泰 神田隆

脚本:田波靖男 四十物光男 小川英

監督:竹林進

長さんは家族そろっての妻・康江の誕生パーティをすっぽかしてしまい、家族に総スカンを食らう。いつもは仕事の為と押し通す長さんも流石に後ろめたい気持ちがのしかかってくる。
事情を察したボスは、山中湖にある知人のホテルの招待券と休暇を長さんにプレゼント、同僚たちに気兼ねしながら内心は嬉しかった長さんはボスの申し出を素直に受け、何年かぶりかで訪れた休暇を楽しもうと、家族そろって出発、子供たちからは休暇中仕事の話はしないという厳しい「おふれ」を受ける。
山中湖についた一家は早速ボートに釣りにと精一杯楽しんだ。
だが、この休暇をかき乱す小さな不愉快なことが起きた。乱暴な運転のモーターボートが、長さんのボートに水を浴びせて走り去ったのだが、一瞬見えた男の顔が殺人放火犯で指名手配中の上岡に似ていたからである。長さんはどうしても刑事魂が抑えられなかった。
七曲署の資料によれば、上岡は会社社長宅に侵入、主人を絞殺して現金を盗んだうえ放火していた。山さんが被害者の関係者を次々と調べていくうちに、不動産屋の市村に行き当たるが、決定的証拠が見つからない。
山さんが帰った後、温和な市村が急に表情を硬くし、電話のダイヤルを廻した・・・。
一方、長さんは昨日の男をビショ濡れ事件にかこつけて捕まえてみようと、釣りのスタイルで湖に待ち受け、男の別荘まで尾行していくが、何も知らない娘の良子が声をかけたことから気付かれてしまう。
男は拳銃を乱射してきた・・・・!

太陽で「家族」というサブタイルが一番よく似合う野崎一家の危機を描く名編。
休暇で完全オフモードだったのが、急転直下、犯人の標的にされてしまう野崎一家が如何にして危機を乗り越えるか、普段は長さんに対して口ごたえをしない康江も流石に今回は・・・しかし、今回は俊一ファンとしては嬉しい活躍もあったりします。
そして、長さん自身がもう、味のありすぎる、本当に太郎フェチには堪らない言動・行動に魅了されてしまいます。

ゲストはなんとまあ、濃い面々を揃えた感じですが、この豪華な布陣も野崎一家には敵わない感じです。
太陽中毒キーワードとしては、プレーボーイシャツの長さん、長髪の俊一、二重瞼炸裂の長さん・・・というところでしょうか(^_^;)


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久々に検索 #524

2023-05-08 00:53:44 | ロケ地検索&メモ

『非情のライセンス』がYouTubeで無料で観ることができるといういい時代になったなぁ・・・・。
わがままで矢部さんには甘えん坊の会田が#1、2のみですが見放題(^_^;)
https://www.youtube.com/watch?v=LPQ0WNUkqig&t=20s

ところで、スヌーピー氏に呼ばれて#524のロケ地を可能な限り検索。

うむ・・・商品化欠番はボウイ説と、昔たかさんに耳打ちされて調べきれなかった小林麻美さん説(スヌーピー氏が「麻美ニスト」だし、クリプトグラフDVD発売中止はなんとも不可解な感じだし、ただ、活動再開されているので今はどうなんだろう)も再燃、今回の視聴でもう一つ気になるものを見つけちゃった・・・真偽はわからないんですけど。

さて、ロケ地ですが、

冒頭は港区港南コンテナヤード
シェラトン都ホテル東京/東京都港区白金台1丁目1−50
ラガーがおめかし、涼子との待ち合わせ場所のbarは地下ですが、改装されているようです。

新宿LOFT/東京都新宿区歌舞伎町1丁目12−9 タテハナビル新宿7丁目5(移転前)※スヌーピー氏に感謝です。

新宿PITINN/東京都新宿区新宿2丁目12−4 アコードビル
南条のクラブも歌舞伎町らしい。
ラガーのアパートは砧4丁目、観音公園そば・・・ってドックと同じじゃん。。。(石塀健在)
カフェテラスグランも新宿歌舞伎町らしい
エルザ/新宿3丁目10−5
東宝撮影所内
歌舞伎町2丁目27路上
西新宿(副都心)
ローヤル劇場/新宿3丁目

寺西邸がやっぱりわからん・・・・ロケの傾向などからやっぱり砧か・・・?
奥に見える「東芝●●器具」、電気工事店のようですがこれがカギ?
寺西邸、結構年季の入った感じがするので、今は残っていないかなぁ・・・。

↑スヌーピー氏により判明、砧4丁目富士見公園近く。(スヌーピー氏に感謝です!)

 


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ながーい雑記+サンテレビ太陽放送5/7=狂暴?な脱獄犯と殿下の密室での攻防戦と危機!

2023-05-07 08:12:10 | 放送予定

思いっきり骨休めをしているけぶでございます<(_ _)>
おもいっきり過ぎて、休み明けが怖くなったので、こっそり出勤して少し仕事を消化しましたが・・・(^_^;)

スヌーピー氏とコロンボ総統氏のロケ地経堂大捜査線、かなりいろいろと回収なさったようで祝着です。
よかった・・・・(Byラガー)
滝初期アパートも残ってましたか。殿下テキサス期マンション・・・というより「一枚の名刺」。ドエルもそうだし。
まだ現役営業中なので、ドライカレーにしようかなにか他のものにしようか・・・今度東京へ行くときはぜひ出向いてみたいものです。
それに、初登場時の「矢追町」も回収。白い粉、路上にバラ撒かれてませんでしたか?
しかし考えてみると、砧の使用頻度があまり高くなかったテキサス期ぐらいまでは、経堂近辺のロケ使用頻度の高さを改めて思い知らされたというか。
濃さでいけば、かなりの濃度なんですよね。菊池外科・マカロニ下宿だけでもおなかいっぱいなのに、初期のマンション群も大体回収できているし。


ところで、これはロケ地悲報なのですが、#545の神宮前にあった「ファンタジー」の建物、解体されたそうです。
ジプシス諸姉にはなかなか厳しい情報かなぁ・・・・。

▼NHK映像ファイル あの人に会いたい 渡辺徹
この番組、的確に故人をNHK素材でまとめているのですが、徹さんは#476の映像も挿入するなど、きっちり押さえるところは抜かりないのがさすがかと。徹さんの場合は素材も豊富なのですが、それでもちゃんと短い尺の中で成立させているし。

▼ルパン
にわかに盛り上がっているようですが、カリ城の最初の盛り上がりって、新ルパン終了後の1981年なんですよね。個人的には原作も読んでいるので、その時期から「それぞれのルパン」なんですよね・・・・どれが良いってわけじゃなくて・・・・ただ、これは初見時なのですが、PARTⅢに関しては旧・新・カリ城あたりを期待してがっかりした記憶はあるのですが、それもゲンキンなもので観ているうちに消え去ったし。

▼流用曲
これも鈴木清司氏絡みでツイッターで話題になっていた部分。小職は『元祖天才バカボン』で目覚め、元来日テレ好きだったので、どんどん鈴木沼に嵌っていったところはありますね・・・・。選曲のセンスとタイミングが本当にすばらしい。
なので最近のドラマはつまんない・・・。
ただ、この嵌りの土台を作ったのは太陽なんですよね。我らが国際放映の小林和夫氏は鈴木氏のストイックさはないけれど、国際放映ライブラリーを駆使した選曲は的確なんだけど、なにしろ引用元が鈴木氏も幅広いですが自身の選曲歴、大野雄二氏や大谷和夫氏、そしてハネケン氏などある程度的を絞ることはできても、小林氏の場合は国際放映全般なので、なかなか難しい。
バイパス指令の流用は意図的なものと思いますが、斎藤公正監督の指示からか監督作品の#97からを爆発的に増えている傾向があって、それが時代劇であろうが特撮モノであろうが、というところはもうこちらも小林沼なんですよね。
『ウルトラマン80』も国際放映が関係しているし、『火曜日の女』シリーズもしかりで鈴木氏と被っているところはあるし(^_^;)
青春シリーズは言わずもがな・・・・こちらは商品化されているものもあるので、鈴木氏のように氏のライブラリーに入ってしまった楽曲の商品化の少なさからすると、小林氏の方が正規に残っている可能性が高いのですが、作品がマイナーなのでなかなかそれも叶わず・・・。

▼太陽ウィキペディア
久々に拝見。初期のレギュラー欠場が実際の警察官の非番に準じたとある。あれ?いつ書き加えられたんだろう。
正直、昔から太陽を実際の警察組織体系にはめるのは苦しいとは思ってます。
初期のレギュラー欠場はスケジュールの都合と予算の都合、特に長さんと殿下は予算の都合であったことは、岡田P氏がおっしゃってました・・・ここからは小職の研究結果(^_^;)なのですが、もともとマカロニ(原形)主演で出来上がっていた(おそらく宗吉のハナ肇さんが捜査一係長かそれに相当する役回り)企画に裕次郎さんを土壇場でねじ込んだ形跡が随所にあり(トップクレジットの主演作が#9なのもある)、さらにレギュラーだった宗吉、記者連等をワンクールで見切ったり、宗吉の妻(シンコの母)や課長をオミットしたりして何とか予算を工面していた形跡があります。おそらく企画書にあったライバル枠(当初の主役候補だったジュリー)の代わりだったとは思いますが、いくらヒットを飛ばした日テレや東宝の若手プロデューサーが裕次郎さんをねじ込むというのは当時の映像界常識からいくと、ちょっと飛躍しているかな?とも思う部分で、まだまだ五社協定が根強く尾を引いている時代だったので、敢えて日テレや東宝が裕次郎さんに率先してオファーするというのが考えられない・・・・やっぱりメインスポンサーである三菱電機(『富士山頂』で裕次郎さんに協力)のプッシュとしか考えられないんですよね。そんな流れなので、企画書にあった東宝系スターのゲスト出演はちらほらな代わりに東宝のみならずフリーの監督が参加したりして東宝製作・渡辺企画協力作でありながら、日活の香りもするという、それまでの連続レギュラードラマには考えられなかった構造となった・・・というのも興味深いところです。

▼モナ・リザ
前回のサンテレビ、「モナリザの想い出」。
ラストを飾ったのは『Mona Lisa』(ナット・キング・コール)のインスト・・・・どっかで聴いたことがあると思って放置していて、androidに聴かせたら一発(^_^;)
そりゃそうだ。

 

さて、5/7サンテレビ・太陽放送。
脱獄犯をビルの地下室に追い詰めた殿下だったが、傷を負ってしまい、さらにビルのボヤ騒ぎで地下室に閉じ込められ脱獄犯の囚われの身になってしまうが、なぜかその男をやさしいと信じる殿下だったが・・・・脱獄犯役には今では考えられない前田吟さんを迎える#154を放送。

無精ひげのボス、グラサンマフィア太郎(辰平さんの私物)をご堪能ください。<何?

田川「あ、あんた!?・・・・あんたって人は・・・・・。」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

5/7(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第42話)
サンテレビ1(地上波)

第154話 50.06.27 自首 (殿下)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

ゲスト:前田吟
 真山知子 木田三千雄
 亀井三郎 朝野和信 和久井節緒 
 大宮幸悦 塚田末人 桜井奈美 長藤尚子

脚本:小川英 大山のぶ代

監督:児玉進

殿下が偶然その男・田川の姿を見たのは、ある交差点だった。
横断歩道をわたっているときに小学生の女の子と体が触れて女の子が倒れたのを抱きかかえて泥をはたいてやっている男の顔が、無性に優しかったのが印象に残ったからである。
一方、七曲署には甲府刑務所を昨夜脱走した殺人犯の手配依頼が来ていて、どうもその男は通行人を装って返送用の服を奪っているらしい。
脱獄囚の写真を見た殿下は、偶然見た男だったことに愕然とした。
田川は6年の刑期であと10ヶ月で出られるところだったのに無理に脱獄したのは、なにか特別の理由があったとしか考えられない。家族は母親と妻、それに小さな女の子が七曲署管内に住んでいるが、妻の明子は田川の兄貴分・大沢と一緒に暮らしているという。
やはり、大沢と妻への復讐から脱獄したのだろうかと考えられた。
殿下は明子を尾行して、ついにスーパーマーケットで彼女を待ち受ける田川を発見するが、一瞬の差で明子の妨害で取り逃がしてしまう。
殿下に追われた田川はビルの地下にあるボイラー室に逃げ込み、ナイフを振りかざして反撃してきた。殿下は右腕を刺されて窮地に立つが、その時たまたまビルが火事になり、防火シャッターが次々に降りて二人は閉じ込められてしまう。逃げ場のない密室の中で脱獄犯と刑事、命がけの対決は一時休止となり、二人に対話が生まれる。
殿下には先に見た交差点での田川のやさしい振る舞いから、どうしても彼の脱獄の動機がわからず問い詰めようとするが、その瞬間換気孔から白い煙が猛然と噴き出してきた・・・。

殿下のやさしさが、粗暴に見えた脱獄犯の真心を開放していくという、大山のぶ代さんらしい脚本ですが、それまでの過程が殿下らしく散々な目に遭ってしまうという、このころの「殿下らしい主演作」であります。
当時は悪役もこなしていた前田吟さんのギラギラした熱演も見どころながら、ビルの一室に閉じ込められた刑事と脱獄犯の関係性の変化というところも見ごたえがある傑作です。


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