「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送4/18=山さんの自責の念は堕ちる若者を救えるか?

2021-04-17 22:35:29 | 当直室日記
まだ、年度始末真っ只中のけぶでございます<(_ _)>
訃報は続くし、1985年のことは書きたいし、ロケ地も検索しまくりたいのですが、
何しろ、眼球が持たない・・・・。

さて、明日のサンテレビ太陽放送。
まだ体操のお兄さん然としている峰竜太さんも見どころですが、いつもは冷静沈着なのにピンポイントで相当ストイックになる山さんの特徴が発揮されている作品です。
ある意味、それが山さんの欠点ではあるのですが、長所でもあったりします。
今回の山さんは熱いなぁ・・・・


【地上波】サンテレビ・ジーパン編

4/18(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第5話)
サンテレビ1(地上波)

第58話 48.08.24 夜明けの青春 (山さん)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子(欠場)

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      永井久美 青木英美

セミレギュラー:西山署長 平田昭彦

ゲスト:峰竜太
 上田忠好 中庸介
 平田守 平野康 槙ひろ子 東大二郎 田中志幸 堀内泰治 木島進介
 降旗文子

脚本:小川英 武田宏一

監督:竹林進

給料強盗犯人をビルの屋上に追い詰めた一係。
自暴自棄になっている犯人・次郎に説得をはかった山さんだったが、次郎は山さんの説得を受け入れず、見守る一係と野次馬の目前で身を投じてしまう。
犯人をむざむざ死に追いやってしまったことをマスコミは掻き立てたが、ボスはじめ一係は山さんの責任ではないと擁護するが、山さんを一番攻め立てていたのは山さん自身だった。
そんな折、ゴリさんのたれ込み屋である徳岡から、福永芸能社の福永社長が、かねてから大量の拳銃を暴力団に横流ししているという情報を一係にもたらす。
死んだ次郎は福永のところに所属していた「流し」で、自殺した時の拳銃もそのうちの一丁だったという。
山さんは執拗に福永の周辺を洗いはじめる。
その中で、流しの実に目を止めた。次郎と同年輩で捜査の結果、次郎と実は非常に似通った境遇にいることも判明、ともにスター歌手を目指していながらその志を果たせず、暴力団まがいの福永芸能社のしがない「流し」に転落していたのだ。
実にはぜんそくを病む直子という恋人がいて、二人は早朝公園でデートを楽しむのを日課にしていた。
そんなとき、福永芸能社の幹部・倉田は、実に直子の病気を治すには多額の金がかかることを匂わせ、死んだ次郎の代わりに、実を拳銃運びの手先に使おうとしていた・・・。

弱者を守るという山さんの姿勢は、マカロニが死んだ後ということもあってか、今回の犯人自殺で自分自身を相当窮地に落とし込みます。
今回の山さんは拳銃横流しを取り締まるというよりは、どん底にいる若者を一人でも救おうという姿勢である若者を救いますが、一方で只々無軌道に突っ走る若者には怒りを覚えています。そんな山さんの葛藤が本作のテーマであると共に、形は変わっていますが、今でもありそうな芸能界のからくりみたいなものも垣間見られる部分もあります。
峰さんは俳優活動を始めたばかりの時期で、かなり初々しい。

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サンテレビ太陽放送4/11=「暴力」に立ち向うジーパンは「蒸発」に勝てるか?

2021-04-11 08:07:16 | 放送予定
山さんの命日か・・・・・
35年って一体、、、

そういえば、当日出勤・翌日帰宅を繰り返しているのを、当日帰宅と当たり前のことを書いて平然としているけぶでございます<(_ _)>

ということで、当日出勤・翌日帰宅はもうちょっと続きそう(^_^;)
最近トシには勝てず、目のぼやけ、そして指までもつれるようになってきました。。。。


本日のサンテレビ太陽放送。
中年男の心の機微みたいなものがベースな話でありながら、ハードアクションもあるという不思議な話です(^_^;)
斎藤光正監督の独特な演出も楽しく、#55で毒を吐きまくりだった西山警部も警視に昇進して七曲署署長として栄転。
しかし西山署長・・・着任早々の事件が「あばれ熊の暴走」でした・・・・。
西山署長、怒涛の七曲署生活10年がはじまります。


【地上波】サンテレビ・ジーパン編

4/11(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第4話)
サンテレビ1(地上波)

第57話 48.08.17 蒸発 (ジーパン・山さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子(欠場)

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      永井久美 青木英美

セミレギュラー:西山署長 平田昭彦  柴田たき 菅井きん

ゲスト:山本耕一 
 長内美那子
 松本朝夫 仙波和之
 鮎川浩 木村博人 北川陽一郎 川野耕司 都家歌六 石川隆昭 常陸雅史

脚本:鴨井達比古

監督:斎藤光正

建築資材現場で暴力団・竜神会幹部の射殺死体が発見された。殺しの現場は対立する暴力団・寺林組のシマ内だった。
目撃者捜しにやっきの一係に、緊張した男の声で、犯人は寺林組の石岡だとタレコミが入った。
一係では別件逮捕で石岡を引っ張るが、石岡は黙秘し取り調べは進まない。
一方、聞き込み中の山さんは、一人の男が突然姿をくらませたという情報をキャッチ、男は通称・ボケ安といい、寺林組も彼を必死になって捜していた。
山さんとジーパンはボケ安のアパートを捜索すると、古い車の免許証を発見、ボケ安の本名は江原行夫と割れた。
江原の妻・邦子によると、江原は3年前に蒸発し、1年前に信州で白骨死体になって発見されたという。さらに邦子には新しい恋人ができていた。
数日後、ゴリさんは大衆食堂にボケ安を見つけたが逃げ出し、外に飛び出したところ何者かに撃たれ、重傷を負い病院に担ぎ込まれ、さらにその後は全く口をきこうとしなくなってしまう。
さらに面会に来た邦子はボケ安を自分の夫ではないと証言する。

警察が警備するその病院に寺林組は刺客を向けていた・・・・。


事件は暴力団の抗争、目撃者はかつて蒸発した「世捨て人」、そこに絡むジーパンと山さん。
本来であれば非常にシリアスなドラマとなる題材ですが、斎藤監督の独特な演出、ちょっと砕けだしてさらに暴れまくるジーパンという相乗効果で、アクション的にも見どころが多くなった娯楽作となっています。
さらに、西山署長の着任、クライマックスの七曲署大暴れ事件なども話題、何故か(一応セットの入れ替えという理由はありがなら)徹底的に破壊された捜査四係部屋など83万円(当時)・・・

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サンテレビ太陽放送4/4=ゴリひとり、約束を果たしに古巣へ・・・

2021-04-04 01:26:23 | 放送予定
お得意の当日出勤・当日帰宅を繰り返しているけぶでございます<(_ _)>
どっかんと書きたいけど、目がぼやける、、、

本日のサンテレビ太陽放送。
#55については、地上波では放送が見送られるケースが多いので、今回も飛ぶようですね・・・・。
ただ、名作なんだよなぁ。。。
ということで、#56。
ゴリさんの真心を感じることが出来る一編。


【地上波】サンテレビ・ジーパン編

4/4(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第3話)
サンテレビ1(地上波)

第56話 48.08.10 その灯を消すな! (ゴリさん・ジーパン)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子(欠場)

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      永井久美 青木英美


ゲスト:深江章喜

 高城淳一 美川陽一郎

 北条清 紅景子

 磯野秋雄 鈴木和夫 岡部正純 福崎和宏 近松敏夫 柄沢英二 三上剛 山本修平

 渥美国泰 江幡高志

脚本:小川英 中野顕彰

監督:山本迪夫


ゴリさんがボスに休暇届を提出、その理由についてはボスも認識していた。
ある事件の勇気ある証人である小西次郎を「お礼参り」から守るためだった・・・・。
5年前、ゴリさんが勤務していた湊市は暴力団・梶田組が支配していたが、ヤクザの出入りで梶田組長が殺人を犯したとき、事件を目撃した次郎がゴリさんの説得で証言し、今まで沈黙を守っていた街の人たちも彼の勇気に力付けられて次々に証言、梶田は逮捕されて街から暴力団が一掃されていた。その梶田が刑期を終え出所してくることを知ったゴリさんは、次郎を説得した際に自らの命をかけて守るとの約束を果たす為、古巣へ向かうのだ。さらに当時は立証できなかったが、梶田逮捕の際に、梶田の車が「運転ミス」で大破、同乗していた恋人が死んだ件も梶田の「故意」と見ていた。
出所した梶田は、以前からの知り合いである街の名士・大和田のところに身を寄せ、次郎の身辺を探る一方、商店街にチンピラを送り乱暴を働かせた。また湊署にも手を廻し、ゴリさんの行動を抑えて追いやろうと巧みに画策、ゴリさんや次郎は孤立してしまう。
街の人々にも、古巣の湊署にも期待が持てなくなったゴリさんは、「応援」に来たジーパンに辞表を託す。
ゴリさんは一市民として梶田と徹底的に戦おうと決意したのだ。
一方次郎は、この何の期待も出来ない街を離れて、全てを忘れ、恋人の京子と生きていくことを決意、二人を見送るため商店街を歩いていたところ、梶田組のチンピラたちに囲まれ襲われてしまう。何とか2人を逃がしたものの、気を失って横たわっていた。そのゴリさんを介抱する男が居て、かつてゴリさんに優しく労わられたことがあり、さらに梶田の恋人が車の事故で死んだのではなく、車に乗り込む前に既にぐったりしていたという。さらにそれには大和田が関与しているという・・・・・。

ゴリさんというキャラクターの一つのテーマである「人を守る」ということに特化した作品で、さらにほぼレギュラーはゴリさん一人で活躍という、ゴリ風来坊シリーズの一つ。ゴリさんだからこそ成立しているところはあると思います。
ゴリさんのひたむきさと優しさが危機を招き、しかし救われるという、ゴリファンには必見の作品となっています。
それにお礼参りという深刻なテーマにも向き合った意欲作ともいえます。

レギュラーの出番が少ない分ゲストも豪華で、ゲスト主演・準主演級の役者さんが結構揃っています。
ゲスト常連である、北條さん、渥美さん、江幡さんは本作初登場。
商店街の面々もなかなか通好みの役者さんを揃えています。

舞台の「湊市」は神奈川県の三浦市三崎町でロケ。
三崎をご存じの方であれば、あそこも!ここも!という具合です。

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